京極さんの新作

「病葉草紙」
もう新作じゃないね、もったいないのでとってあったけど結局読み終わってしまった、まーよくできたミステリだと思う、つっこみどころだらけだけど・・・

実はすでに呑んだくれてるから細かいことは忘れちゃったが「フグ毒を使った殺人」にはあっと言った、やられた、だがだうやってフグを食事に仕込んだんだ?それさう簡単じゃないと思うよ、つかフグは一部の臓器に毒を濃縮してるから毒なんで被害者にはそれ(固体)を食わせなくちゃいけない、毒を水で抽出するとか当時のヒトにはまームリなハズ、テトロドトキシンが単品で入手できるようになったのは20世紀になってからなんだから

なんてね、この作者に限ってさういうツッコミは意味ない、わかってるんだよ、ハナからあるハズのないことしか書かないお方なんだから

長屋を差配する主人公の兄ちゃん、それまでは変な店子に振り回されてばかしだったけどラストで見事に事件を解決する、そらまあ何ともザツでバレないわけがない犯罪だったけどでもまあよかった、高齢のオヤジさんがコケてこれは骨折で寝たきり?とヒヤッとしたけどさうならなかった、ホントよかったにゃ、こればっかはヒトゴトじゃないからにゃ

で、これがシリーズ化?タハハ私的にはこれで完結と信じたいよ、京極堂のご先祖様にはまだ先があってもよいけど・・・