■■【時代の読み方】 マイナンバー制度の欠陥を政府が認めている 2015/09/17
時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。
■ マイナンバー制度の欠陥を政府が認めている
2016年(平成28年)1月よりマイナンバー制度の運用が開始されます。まだまだ御役人の意識が低く、運用上の不安が払拭されない中、開始してしまって良いのでしょうか?
すでに類似制度を導入しているアメリカや韓国では、なりすましなどの問題が後を絶っていないという報道がなされています。年金情報流出問題で、当初予定されていた、というより主用途としての年金管理のためのマイナンバーが、その用途に用いられることからはずされ、実施が延期されました。上記のロゴは、内閣官房のサイトからコピペしたものです。これを見ますと「社会保障」のための制度と言っているのに、何らその用途に当面は使われないのです。
これこそが、政府自身が安全性確保ができていないと言うことを認めていることになります。
さらに「税番号制度」と銘打っていますが、徴税のための制度であって、それは政府の側のメリットの方が、国民のメリットよりも大きい、いわば自分達に都合の良い制度なのです。
専門家によりますと代替方法があるといいます。マイナンバー制度におけるメリットはある面では理解できますが、国民にとって本当に必要な制度かどうかという観点では、今の時期には、時期尚早と言っても過言ではありません。
先進国でこの制度を導入しているのは、アメリカなど一部の例外だけです。もちろんヨーロッパの先進国で導入している国は皆無です。
とりあえず、政府によるマイナンバー制度についての情報を、知っておく必要があると思います。 映像
上記以前の最近の記事 ←クリック
【今月の経営コンサルタントの独善解説】 ←クリック