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高齢者運転免許更新を体験から語る2022年版 5-1 高齢者の実車講習 出発前

2022-06-08 10:03:00 | 高齢者運転免許更新体験記

 

  高齢者運転免許更新を体験から語る2022年版 5-1 高齢者の実車講習 出発前

 

 


 70歳を超えますと運転免許証の更新方法が一般の方法とは異なり、高齢者向けの専用講習を受講しないと免許更新ができなくなって久しくなりました。

 近年、ブレーキとアクセルを踏み違えたり、高速道路を逆走したりと、高齢者による交通事故が急増しています。その防止策の一環として、75歳以上には認知機能検査と講習が3年毎に義務づけられました。

 

 認知症検査に合格する自信がないので、免許を返納しようかと迷っている人、実は私もそうでした。でも、自信を持っていえることは、事前準備をしておけば、心配するほどのことはなさそうです。

 

 しかし、2022年5月13日に改訂法が施行されました。従来とはコンセプトが変わり、どうやら高齢ドライバーを閉め出す方針の様子がうかがえます。

 東京都における75歳以上の高齢者の場合を例に、自分の経験をもとにまとめてみましたので、ご参考にして下さると幸いです。

 

■ これまで

 

 ■1 高齢者の運転免許更新の流れ

  1)認知機能検査の受検

  2)高齢者講習受講

  3)更新手続き

 ■2 認知機能検査とは

  1)受付

  2)認知機能検査検査用紙の記入

  3)問題用紙1 「時間の見当識」検査

  4)問題用紙3の準備

  5)問題用紙2 数字選択検査

  6)問題用紙3 「手がかり再生」「自由回答」

  7)問題用紙4 「手がかり再生」「手がかり回答」

  8)問題用紙5 時計描写

 ■3 認知機能検査の判定

  1) 認知機能検査の判定

  2) 総合点と結果の判定

 ■4 運転適性検査と座学

  4-1 運転適性検査

  4-2 双方向型講義

 

■5 高齢者の実車講習
 以前は、認知機能検査で第3分類の人は、実車指導を受けられます。第2分類の人は、実車指導の他、運転時の映像に基づいて個人指導も行われましたが、新しいやり方の今回は、すでに認知機能検査を事前に受けていますので、そこで問題ないという判定の人だけが受講対象となっていました。

 私を含む、今回の受講者は認知貴方に問題ない人達だけですので、問題ありの人を対象とした講習がどのようなものであるのかは実体験していません。ここでは問題ない人を対象とした2時間講習についてのみ、まとめてみました。

 今回の法改正前では、実車試験に近いような内容でした。しかし、既述の通り、法改正により実車講習は、受検的なやり方ではなく、講習指導的なやり方です。その内容も、以前にありました車庫入れ、坂道発進、踏切発信、S字クランク、クランク、段差乗り越えなどの実習はありませんでした。

 今回の主な点のみをご紹介します。
 

 

■5-1 実車講習 出発前 

 

 初めに講師が、ザッとコースを回りますので、全体の地図を頭の中に入れるようにしておきます。また、講師が、どのタイミングでウィンカーを出すか、車線変更はどうするか、走行スピードは、というように操作をよく見ておくと良いでしょう。

 自分の番が来たら、まず注意すべきことは、自分が運転席に着く前に、車の直前に人がいないかどうか、車自体に問題がないかどうかなど、一周して、まずチェックをします。教習所ですので、人がいるはずはないのですが、ゼスチャーとして示すことが効果的です。

 ドアを開く前に、後方から車が来ないことを確認します。「失礼します」と声を発しながらドアを開けます。

 座席に座ったら、ドアを閉めますが、いきなりバタンと閉めるのではなく、ベルトなどがドアに挟まれる状態でないことを確認しながら、半ドアにならないように閉めてロックをします。

 イスの位置を調整します。ちょうど良い位置でも、前後に移動して、イス位置の調整をしたということを講師にアッピールします。安全ベルトをすることは当然のことです。

 バックミラーは、自分で手に触って調整します。ちょうど良い角度であっても講師にアッピールすることが大切です。サイドミラーは、右よし、というように声を出して、指さし確認をします。

 以前は、エンジンを掛けるところから操作をしましたが、今回は、エンジンはかかったままです。

 「準備ができましたのでスタートさせていただきます」と言って、講師の許可が出るのを待ちます。

 許可が出たら、フットブレーキを踏んでから、ギアを入れ、ウィンカーを出して、サイドブレーキをリリースします。

 前後左右を再度、指さしで確認します。バックミラーやサイドミラーの視覚となる部分は、頭を捻って確認してから、アクセルを踏んでスムーズに出発します。

 

< 続く >

 

 

■ もくじ

 

1.高齢者の運転免許更新のながれ

2.認知機能検査とは

3.認知機能検査の判定

4.運転適性検査と座学

5.高齢者の実車講習

6.まとめ

 

 

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