版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

神事「ささら獅子舞」2010 Shrine ritual Sasara Liondance2010

2010-10-12 10:11:00 | その他 Other
一昨年の10月にも紹介しました「ささら獅子舞」

(こちら)

今年も先日の10日に行なわれました。

今年は我が家がこの氷川さんの年次役員に指名されまして
お祭りの準備から 参拝者や獅子舞役の人達のお世話などの仕事をしました。



昨年撮影

お宮参りで行った大宮氷川神社の数ある分社のひとつです。
大宮一の宮とは比較にならない程 小さなお社ですが(常時神主や宮司はいません) 鄙びた感じがいいです。


お祭りの当日 私たち役員は朝6時半から拝殿に詰めて 参拝客のお世話や
ささら獅子舞の道中参りの送り出し
(神社の周辺を 笛・太鼓を鳴らしながら 獅子3匹共々2~30人が1時間ほどかけて練り歩くのです)

11時から中央から御呼びした宮司による「玉串奉納」儀式
(市長や県会議員 市議会議員 各氏子代表などが出席
 私も生まれて初めて役員として参加・奉納しました)

この神社には 氷川さんだけでなく 八幡宮と天満宮の小さなお社もあって
まず 八幡さんの前で(上記写真の右側にあります)獅子舞を奉納します。




東京からわずか1時間ほどの距離とは思えない 素朴な情景です。
昭和・大正期と云ってもおかしくない雰囲気です。

いや それ以前からほとんど変わらずに伝統を継承して来たからこそ 
その雰囲気も残っているんでしょうね。


お昼過ぎからは ひっきりなしに参拝者が訪れて 奉納金やお赤飯を神社に納めます。
このお赤飯 大きな桶にたっぷりためて 後で世話人の人達がいだだきます。
(古い役員に聞いたのですが どこの家のは旨いとか 不味いとか判らない様に 
 桶に混ぜ込んで貯めるのだそうです。すごい気遣いです) 



いよいよ夜になって 本番と云える氷川さんの前での獅子舞です。
役員でしたので 拝殿の中からの珍しいアングルで撮りました。



最後に郷土芸能の「万作踊り」を奉納して 終了しました。


お社は小さく 傷みも進んで 宮司も常駐してはいない神社ですが
それを支える氏子達の素朴で暖かみのあるお祭りは
お祭り本来の喜びが感じられて 今年は実に貴重な体験をする事が出来ました。