版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

シルクスクリーン版画の出来るまで ー補足2ー

2009-11-08 11:22:12 | 作品 Works

明日からまた鬼の様なManagementの仕事が再開されて
今月一杯続きそうなので ブログ更新は土日に限られると思います。

どうぞ気楽にお付き合い下さい。


今回は「刷りグラデーション」別名「ぼかし」を少し詳しくお話します。


一つの枠には何色分もの版を詰め込んで作ります。
(黄色い部分がスクリーンを通してインクが刷られる所です)
今回は右下の赤線で囲んだベースとなる楕円をぼかし刷りにます。



刷りたい位置に絵柄がくるように紙を置いて ガイドを三カ所決めて固定します。
この「ガイド」は「アテ」とも言います。(紙を当てる場所という意味ですね)
木版画では「見当」と云っています。

ガイドは刷る紙とほぼ同じ厚みか薄い材料(紙・塩ビ等)を使用します。
厚いと刷るときスキージの障害となってうまくありません。



楕円以外の刷ってはまずいところは紙テープやセロテープで塞ぎ
二色のインクを矢印の様に少し重ねぎみに置きます。



出来るだけスキージを真っすぐ上下させて インクを混ぜ合わせてゆきます。
二色のインクの混じり合うところが滑らかに自然に解け合うようにコネます。
ぼかし刷りの一番肝心な作業です。

つづく


<おかきご飯 その後>


柿の種ご飯がさほど美味しくなかったので 思い切って「お粥」にしてみました。
それも砕いたおかきをのせて....
お粥なのか 湿ったおかきなのか 判らない味になりましたが
まっ 美味しかったですよ

多分もう おかきご飯は作らないと思います....




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