版画草子 All That Print Work

自作版画作品と日常の写真を日記形式で紹介してゆきます。
(画像の無断使用は固くお断りします。)

ブルーチーズに赤い酒

2012-01-14 11:08:33 | 食品 Food


発酵食品好きの私は 今冬ももちろん 「沢庵の糠漬け」「鰊漬け」「白菜漬け」を仕込みました。
今月末あたりから食べごろになりそうです。

発酵物には からきし目のない私なのですが
唯一 苦手なのが ブルーチーズ いわゆる青カビチーズです。
何度も挑戦してはみたのですが 青カビの粉が鼻の穴奥に広がるような
ねっとりした食感は どうしても旨いとは思えませんでした。

でも今回 かなりいい赤ワインをいただいたのを機会に 
またまた挑戦してみることにしました。

まず そのいただいたワインというのが 
フランスはボルドーのサン・ジュリアン村の「シャトー・グリュオー・ラローズ」1994年物

普段千円前後のワインしか飲んだ事の無い私には 猫に小判的なワインらしいのです。
調べてみると どうも 桁がひとつ 違っていました......

ならばこの際 貴重なワインと共にチーズも極めようと 奮い立った訳です。


極めるには ワインとチーズと固めのパン というシンプルなメニューが良かろうと 用意したのがこちら






オレンジのチーズは「ミモレット」
ブルーチーズはゴルゴンゾーラより 刺激が少なく 食べやすいというので
「フルム・ダンベール」にしました。 共にフランス産
娘手作りのチキンハムも 添えました。

なんだか いつもの私のざっかけないブログの雰囲気と違ってきています.....


すごい青カビです。
こんな発酵食品を作ってきた毛唐文化もたいしたものです。


さてその結果は.....

フルボディーのその赤ワインは 飲み始めは何だか独特の癖があって 素直に飲み込めず
正直「まいったなぁ」という 感じでした。
やはり安酒に慣れ切った私の舌には馴染まないんだろうとも思いました.....  が......

三分の一程飲み進めるうちに
 
あれっ? 

旨いかも..... 

いける! 

に変わっていきました。

不思議です。
独特の癖が 飲むうちに かえって口の中で柔らかく膨らんで いい余韻として残って行きます。
最初の抵抗感はどこへやら 刺激がありながら 心地よい飲み口 
もう一口 もう一口と..... 結局 全部開けしまいました。
相方も同様です。

やはり世界の評判を得ているワインはこういうものかと実感させられました。

で チーズの方は 
ミモレットは元々大好きでしたが 問題の青カビチーズ
これまた不思議な事に 食べられたんですね! 
素直に美味しいと感じたのは初めてです。
「ダンベール」だから良かったのか ワインのお陰か 判りませんが
これなら何度でも食べたくなる味でした。

とうとうブルーチーズも一応クリアーすることが出来た様です。



ワインとチーズ この絶妙な味世界にたっぷりとひたった一夜でした。


貴重なワインを送っていただいた 版画の大先輩中山正さんに 深く深く 感謝します。


今回のブログ 少しプチ自慢になってしまったようですので
最後に お口直しにNORIKO先生の画像を


2011年12月 大通り公園のイルミネイション




 


 




 


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