悲惨で理不尽な事件が多過ぎますね.... 海外でも 国内でも.....
「殺すと云う事の重さ」をほとんど考えていない事件が頻発して
悚然(しょうぜん)としてしまうこの頃です。
どんな状況(虐待死 暴行死 人質の斬首)であれ
殺される側は 息途絶える間際まで無念の想いを抱えたまま 逝ってしまうとすれば
こんな残酷な事はありません。
その怨嗟 怨念はいつまでも彷徨って消える事が無いのか....
あるいは
70年前 日本は夥しい(おびただしい)その「無念さ」を
周辺国まで引き起こし 且つ 自らも痛い程経験をしたはずなのですが.....
膨大な数の怨嗟・怨念はもう消えたとでも言うのでしょうか
今の指導層の目指す方向は 私の杞憂であってほしいものです。
そんな事をいろいろ按じていると すっかり意気消沈してしまって
面白ろ可笑しい食べ物のお話をする元気が無くなりました。
今回は予定を変更してお送りしました。
最後に 漸く咲いた我が家の梅の花です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/2e/09d4dd905dce1d2dd37c216a4b93097a.jpg)
ここで久し振りに春の俳句を
梅が香に 昔の一字 あわれなり 松尾芭蕉
(芭蕉の門人の息子の死に接しての慰めの句 「昔」の一字に思い出が閉じ込められるあわれさ か....)
もう一句 有名な梅の句
梅一輪 一輪程の 暖かさ 服部嵐雪
(芭蕉の門人)
おまけの一句
梅の花 一輪咲いても 梅は梅 土方歳三
(取りつく島がないというか 何と言うか..... さすが剣士の句ですな)
ちなみに 今回のタイトルは
梅の香に 追いもどさるる 寒さかな 芭蕉
から借用しました。