KAZのおさんぽ

移り行く季節の中で美しい表情を見せる花や虫たち
みんなに会いにきょうもおさんぽです

セスジスズメ

2018年08月23日 | 虫    2018年
久しぶりでセスジスズメに出会いました。
スズメガ類は昆虫の中では最も進化した飛行能力を持つと考えられ、スピードは時速50kmを越えるとも言われます。
多くは夜行性で弾丸の様に飛び回ってはマツヨイグサなどの花を訪れ、ハチドリのようにホバリングしながら吸蜜します。


(セスジスズメ 2018/8/18 千葉県鴨川市 α58/TAMRON SPAF180)
このいかにも速そうなステルス機のようなスマートなフォルムはまさに機能美そのもの。
蝶では考えられない程大きな胴体の割には翅の面積はかなり小さく、いかに素早く翅を羽ばたかせるかが分かります。



(セスジスズメ 2018/8/18 千葉県鴨川市 α58/TAMRON SPAF180)
今回このアングルで撮影してみて、この模様はイネ科の枯れ草の茂みに隠れる為の模様に違いないと確信しました。


(セスジスズメ 2018/8/18 千葉県鴨川市 α58/TAMRON SPAF180)
そして驚いたのがこの眼の大きさ。
夜間に猛スピードで飛び回って花を探すにはやはりこんなにも大きな眼が必要なのでしょうね。
そしてもう一つ気が付いたのが触角の位置。
眼の真上から前翅の前縁に沿って伸びているようですが、前翅の下に格納されている様子でほとんど見えません。
このまま格納された状態で飛ぶのか飛ぶ時は触角を出すのか不明ですが、とにかく機能的な作りで感心します。

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幼虫は良くサトイモを食い荒らすヘビに擬態していると言われるグロテスクな代物です。

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