久しぶりの晴れの予報が出ていた土曜日は、思い切って浅間山に近い高原に出かけてみました。
しかし現地に着いてみるとどんよりとした曇り空で、半袖では肌寒いほど。
まあ、そのうち晴れてくるんだろうと気楽に構えていましたが、結局この日は2・3度薄日が差しただけでした。
蝶の活性は低かったですが、少しは夏らしい蝶も出て来てくれましたから、少しずつアップいたします。
きょうは夏の高原を代表する蝶、ヒョウモン蝶の仲間です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/7e/3f729e50e72cd595443a485a40b59313.jpg)
(菖蒲咲く草原 2009/7/11 浅間山麓 α300/TAMRON SPAF17-50)
今回蝶を探した草原です、今はノハナショウブやカラマツソウが咲き、オカトラノオやクサレダマが咲き始めたところでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/c5/37497062f24de71391f1c54ef1e27f31.jpg)
(ヒョウモンチョウ 2009/7/11 浅間山麓 α300/TAMRON SPAF90)
浅間山や榛名山などの火山の裾野の草原に多い、やや小型のヒョウモンです。
良く似たコヒョウモンは山地の渓流沿いなどで見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/d9/f0f504da5ef8dace388a4fc41d100cdb.jpg)
(ウラギンヒョウモン♂ 2009/7/11 浅間山麓 α300/TAMRON SPAF90)
高原のヒョウモンの代表選手、ウラギンヒョウモンです。
次種のギンボシヒョウモンとそっくりなので、撮影時にはなるべく裏面を確認しています。
♂同士の場合は前翅表翅脈の性標でも区別出来、ウラギンは下から2本目と3本目にやや太い性標が現れます。
一方ギンボシの場合は下から1本目2本目3本目の3本に細い性標を持ちます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/ef/e0ea3b28477ce8ba5b71b22c81efd42f.jpg)
(ギンボシヒョウモン♂ 2009/7/11 浅間山麓 α300/TAMRON SPAF90)
こちらがギンボシヒョウモンの♂、上の写真とそっくりですね。
裏面は明確に違うのですが表での区別はなかなか難しいです。
細い3本の性標が見えますね、あとは地色に赤みが少ないこと、前後翅とも付け根近くが緑褐色になること、
後翅中室外端の斑紋が、ウラギンは「く」の字型でギンボシは点になる、などで区別します。
棲息する標高はギンボシの方がやや高くて1000mから2000m付近が中心。
ウラギンは平地に近い低山地でも見かけますが、1000m~1500mあたりでは両方見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/e1/62480ca31c471ec2a9d65238ec406da7.jpg)
(ミドリヒョウモン♂ 2009/7/11 浅間山麓 α300/TAMRON SPAF90)
この大きくてスマートなヒョウモンはミドリヒョウモン、こうして並べてみるとやはり役者が一枚上の感じがしますね。
♂はヒョウモンの中でも一番色が鮮やかで、緑の中にいると殆どオレンジ色に見えます。
ところでミドリヒョウモン♂の性標はご覧のように極太のものが4本!、これまた一歩リードでしょうか。
注)性標:何種かの蝶の♂に見られる特徴で、大型ヒョウモン類の場合は前翅を横切る翅脈上に沿って黒い毛状の帯となって現れます。
他にカラスシジミ類、カラスアゲハ類、小型セセリ類、マダラチョウ類、ジャノメチョウ類、などで見られますが、現れる形は様々なものがあります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ウラギンスジヒョウモンが撮りたいのですが、最近なかなかお目にかかりません。
房総にも少しはいるんですが・・・。
しかし現地に着いてみるとどんよりとした曇り空で、半袖では肌寒いほど。
まあ、そのうち晴れてくるんだろうと気楽に構えていましたが、結局この日は2・3度薄日が差しただけでした。
蝶の活性は低かったですが、少しは夏らしい蝶も出て来てくれましたから、少しずつアップいたします。
きょうは夏の高原を代表する蝶、ヒョウモン蝶の仲間です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/7e/3f729e50e72cd595443a485a40b59313.jpg)
(菖蒲咲く草原 2009/7/11 浅間山麓 α300/TAMRON SPAF17-50)
今回蝶を探した草原です、今はノハナショウブやカラマツソウが咲き、オカトラノオやクサレダマが咲き始めたところでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/c5/37497062f24de71391f1c54ef1e27f31.jpg)
(ヒョウモンチョウ 2009/7/11 浅間山麓 α300/TAMRON SPAF90)
浅間山や榛名山などの火山の裾野の草原に多い、やや小型のヒョウモンです。
良く似たコヒョウモンは山地の渓流沿いなどで見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/d9/f0f504da5ef8dace388a4fc41d100cdb.jpg)
(ウラギンヒョウモン♂ 2009/7/11 浅間山麓 α300/TAMRON SPAF90)
高原のヒョウモンの代表選手、ウラギンヒョウモンです。
次種のギンボシヒョウモンとそっくりなので、撮影時にはなるべく裏面を確認しています。
♂同士の場合は前翅表翅脈の性標でも区別出来、ウラギンは下から2本目と3本目にやや太い性標が現れます。
一方ギンボシの場合は下から1本目2本目3本目の3本に細い性標を持ちます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/ef/e0ea3b28477ce8ba5b71b22c81efd42f.jpg)
(ギンボシヒョウモン♂ 2009/7/11 浅間山麓 α300/TAMRON SPAF90)
こちらがギンボシヒョウモンの♂、上の写真とそっくりですね。
裏面は明確に違うのですが表での区別はなかなか難しいです。
細い3本の性標が見えますね、あとは地色に赤みが少ないこと、前後翅とも付け根近くが緑褐色になること、
後翅中室外端の斑紋が、ウラギンは「く」の字型でギンボシは点になる、などで区別します。
棲息する標高はギンボシの方がやや高くて1000mから2000m付近が中心。
ウラギンは平地に近い低山地でも見かけますが、1000m~1500mあたりでは両方見られます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/e1/62480ca31c471ec2a9d65238ec406da7.jpg)
(ミドリヒョウモン♂ 2009/7/11 浅間山麓 α300/TAMRON SPAF90)
この大きくてスマートなヒョウモンはミドリヒョウモン、こうして並べてみるとやはり役者が一枚上の感じがしますね。
♂はヒョウモンの中でも一番色が鮮やかで、緑の中にいると殆どオレンジ色に見えます。
ところでミドリヒョウモン♂の性標はご覧のように極太のものが4本!、これまた一歩リードでしょうか。
注)性標:何種かの蝶の♂に見られる特徴で、大型ヒョウモン類の場合は前翅を横切る翅脈上に沿って黒い毛状の帯となって現れます。
他にカラスシジミ類、カラスアゲハ類、小型セセリ類、マダラチョウ類、ジャノメチョウ類、などで見られますが、現れる形は様々なものがあります。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ウラギンスジヒョウモンが撮りたいのですが、最近なかなかお目にかかりません。
房総にも少しはいるんですが・・・。
特にギンボシとウラギンは同じに見えます
性標というのですか、あれを見るとミドリヒョウモンの見分けが先ずつきますね
そういえばKAZさんが書いておられるようにミドリヒョウモンが赤いので驚くことがあります
個体差があると思ったらあれはオスなのですね
今 こちらは殆どがミドリヒョウモンのようです
浅間山麓のチョウ 楽しみです♪
昆虫博士になるには、修行がひつようですね。
高原は、涼やかでいい感じですね。お天気が今ひとつなのは、ちょっと残念でしたね。
教えていただいたシータテハは裏翅についている紐のようなCの字が名野由来だったのですね。
面白いです。
ヒヨウモンチョウどれを見ても同じようで違いがわかりません
花菖蒲の咲く草原こんな所にヒョウモン蝶はたくさんいるのですね
はっはっは、私も駄目です。
詳しく解説していただいても。
違いがほとんど分かりません。
情けないですけど!
みな綺麗な翅ですね。
でも、よく見ると翅のふちと模様(性票?)の一部が異なるような‥。
今日みたいに酷暑日なら、浅間高原も涼しかったでしょうね。
お手上げで~す^_^;
どれも同じに見えます
こんがらがってきました(・・?
KAZさんは翅の裏でわかるの?
それにしても 宝物探してくるんだから KAZさんはすごいや!
区別つきませんよ。
情けないですが、ツマグロヒョウモンくらいですかね。分かるのは。
撮った時はどちらもウラギンだと思ってました。
裏が見えなかったんですよ。
こんな事があるので表の区別もしっかり覚えたんですよ。
yuukoさんちのあたりは木が多いですから、ミドリヒョウモンが多いでしょうね。
上の3種は草原に多いヒョウモンたちです。
私も撮った時は4種ではなく3種と思っていました。
家でPCで見てから気が付きましたよ。
蝶との付き合いはもう30年以上になりますが、野外ではまだ区別が付かない事も多いです。
私もずいぶん苦労しましたよ。
シータテハ、エルタテハ、キタテハの3種は裏面にみな同じ様な小さな銀紋があります。
シータテハはCの字、エルタテハはLの字、という事なのですが、3種とも似てると言えば似ています。
7月末頃に山に行くと6種類くらいいたりして混乱します。
山の草原では今あちこちでアヤメやショウブが見られます。
梅雨明け頃からフウロソウなど夏の花が咲きだします。
ヒョウモンは山の草原が大好きな蝶たちです。
説明が細かすぎましたね。
でも100人に1人くらいは目からウロコの人がいるかも。
それでいいかなと思って書きました。
私も苦労した部分なんですよ。
私も最初なかなか分りませんでした。
山は涼しいですね、この日も朝は15℃、日中でも20℃ちょっとでした。
やっぱり夏は山がいいですね。
わたしがその都度教えますから。
夏に山で見られるヒョウモンは実は10種類くらいいるんです。
私みたいなオタクでないととても覚えられませんよ。
ずいぶん苦労しましたが、写真に撮れれば表だけでも分りますよ。
みただけでは分らないことも多いですが。
裏と表両方見れればいいのですが、なかなか野外では見れませんね。
今回もギンボシは表しか見れず、ウラギンと思って撮ってきました。
難しいものですね。