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ウラギンヒョウモンの吸い戻し

2017年01月11日 | 2017年のブログ
前回に続いて連続で長い題名ですみません。
きょうは7月に福島南部の山地で見かけたウラギンヒョウモンの吸い戻しです。

山地の未舗装路等では蝶が吸水する姿を見かけますが、目的として水分補給、体温調節、ミネラル補給等が考えられます。
時に乾いた路面でも何頭か蝶が集まっていることがあり、この場合はミネラル等を吸い戻しで摂取していると思われます。


(ウラギンヒョウモン♂ 2016/7/2 福島県南部 α58/SONY DT55-200)
この写真は未舗装の林道に砕石の撒かれた場所にやって来たウラギンヒョウモンの新鮮な♂。
路面に何かがしみ込んだ跡なのか他にミドリヒョウモンやテングチョウも来ています。


(ウラギンヒョウモン♂ 2016/7/2 福島県南部 α58/SONY DT55-200)
これは上の写真から数秒後、口吻が接していた小さな石が黒く変色しているのが見えます。
おそらく口吻から水分を出して何かの成分を水に溶かし、またそれを吸っているのでしょうね。
この行動はミドリヒョウモンでは時折見かけますが、やはり新鮮な♂の場合が多いようです。


(テングチョウ 2016/7/2 福島県南部 α58/SONY DT55-200)
ウラギンヒョウモンのそばにはテングチョウも来ていました。
テングチョウも6月~7月頃に乾いた地面に新鮮な個体が集まっているのを良く見かけます。


(ウラギンヒョウモン♂ 2016/7/2 福島県南部 α58/SONY DT55-200)
これは近くにあったアジサイに来ていたウラギンヒョウモンの♂。
このアジサイは蜜の無い装飾花ですが口吻を伸ばしているのが写っています。
おそらく花の上に溜まった朝露を吸って、これから吸い戻しに行こうとしているのかも知れませんね。

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また寒くなるようですね・・・。
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