物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Ca depend

2019-02-26 13:20:19 | 日記

Ca depend とは「場合による」とか訳せるフランス語である。この語を聞いたのはもう50年以上の前の大学の3年生だった。

当時、H大学のフランス語の講義に出席をしていたが、そのころ大学院のマスターコースをつくるために、大学のほうでも努力をしているから、文部省でもマスターコースを設置してほしいとの運動をくり広げており、その一環としてフランス人の先生方が土曜日の午後をフランス語の会話教室を開いていた。これはたいてい神戸とか京都とかから来られていた。

それで、まだ初級のフランス語文法を学んでいる途中なのに、教養部のフランス語のN教授に勧められて、その会話の教室に参加するようになっていた。そこで上級生の人がフランス人の先生に聞かれて答えたのが、このCa dependであった。発音をカナでまずくだが、記すとサ・デパンである。英語風に発音すれば、depend はディペンドであろうが、サ・デパンと発音する。

大体、英語でもフランス語でも質問があったときには、答えはまずはyesかnoかである。フランス語でいえば、ouiかnonか、さもなくば、siと答える(注)。

ところが、ものによってはこういうouiでもnonでもsiでもない答えがした場合も状況によっては生じる。そういうときにCa dependという。

英語でいえば、it dependsであろうか。場合によってはyesであるかもしれないし、またnoであるかもしれない。そういうときにいう、便利なことばである。残念ながら、実際の会話でこのCa dependを使ったことはまだない。

いわゆる、私にとっては耳学問の知識に留まっている。

(注) 疑問文には2種類ある。一つは「何を」とか「誰を」とかいう、4w1hの「疑問代名詞が文の先頭についた疑問文=補足疑問文」とyesかnoで答える「決定疑問文」である。Ca dependは「決定疑問文」の答えに使える。


言葉だけ

2019-02-26 10:27:01 | 日記

言葉だけ丁寧だが、なんの実もないのが現在の首相である。沖縄の辺野古の基地造成の反対の意見が70%を超えたのだが、それを「真摯に受け止める」というだけである。

これは言葉だけであり、本当に言葉通り受け止めているならばストレスになって総理大臣をやってられないくらい深刻な問題である。首相経験者のH氏が基地を沖縄から、他のところに移すと言明したにもかかわらず、移すことが叶わなかったが、それでもその実効性はともかくその気持ちは沖縄の人にも受け入れられたのではないか。

そういうところが今の首相にはない。なかなかこれは難しい問題ではあるが、それでも解決をはかる気持ちがなければならない。

先日、朝日新聞に2名のアメリカの外交、国防の担当者だった人のインタビューが出ていた。一人の人は沖縄に海兵隊が在沖縄することはまったく、役に立たないと書いてあった。それだのに沖縄の在留がやめられないのはカルフォルニアに海兵隊を引き上げたときよりも日本政府の費用負担で安く上がるからだとあった。

それが海兵隊が沖縄在留をする主たる理由であり、そのほかにはないということである。中国への軍事的な圧力ということなら、原爆搭載した航空機を飛ばすほうが圧力になると書いてあった。もっともこれはこれで物騒な話ではある。

それに海岸に基地があれば、それを軍事的にたたくのは比較的に容易であるともあった。

さすがにインタビューされた、もう一人の人はさすがにそうはいっていなかったが、すくなくともそういう考えが打ち明けたところまったくの事実であろう。

トランプ大統領などはもっと日本が米軍費用を負担しないと米軍を日本に在留させないとか言っているそうだが、これなど自分の国の利益を考えたら、日本に軍隊があるほうがアメリカの費用が少なくて済むという利益にかなうという事実を知らないからにちがいない。