KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

自然ふれあい行事「阿寒国立公園80周年記念 つつじヶ原と安田鉄道軌道跡探勝会」

2014-06-22 16:28:25 | 自然情報(Nature Information)

阿寒国立公園指定80周年記念

川湯エコミュージアムセンターの自然ふれあい行事

「つつじヶ原と安田鉄道軌道跡探勝会」が参加者満員15名で

久々の晴れの天気の中、川湯周辺で行われました。

例年だと川湯EMCから硫黄山まで歩くのですが、

今年は川湯温泉駅前からのスタートです。

駅前から硫黄山を遠くに見て、

ちょっぴり硫黄採掘当時に想いを馳せながら、

歩いていきます。

駅前を出発したら、まずは青葉トンネルへ。

セミの声を久しぶりに聞きながら、緑に囲まれた道を進んでいきます。

流れている湯川を渡り、

進んでいくとそこには、その昔安田鉄道軌道が通っていた跡があります。

その跡地が歩けるようになっていて、少しだけその場所を確認したら、

いよいよ、今回の行事の目玉硫黄山です。

青葉トンネルが涼しかった分、日光がまぶしく熱く感じますね。

硫黄山があったからこその硫黄採掘の歴史と周辺に広がる自然。

やはりスゴイ場所ですね。

 

   

硫黄山で大地の息吹を感じた後は、いよいよイソツツジが満開のつつじヶ原へ。

ハイマツ帯を抜けて、

約100haにも及ぶイソツツジの群落の中へ。

 

イソツツジは今まさにきれいに咲き誇り、とてもキレイでした!

そのまま広葉樹林帯を抜け、川湯温泉周辺を取り巻いているアカエゾマツの森の中へ。

 

樹齢200年を超えるアカエゾマツが倒れている様子を観察したり、川湯ヌプリスキー場跡地を見たりして、

硫黄山周辺を取り巻く自然景観を一通り観察してきました。

やはり、青葉トンネルから一連の風景を見てくるとその特殊性をより実感でき、

案内している側としてはとても有意義な時間を過ごすことができました。

帰路は15日~30日まで阿寒国立公園川湯地域運営協会が運行している馬車に乗り込み川湯温泉駅前へ。

馬車は満員の中、ゆっくりと駅前へ到着して無事に今回の自然ふれあい行事が終了しました。

 

これから夏本番です!

皆さんも、ぜひ

いろんな角度から阿寒国立公園の自然と触れ合ってみてくださいね!

 

次回の自然ふれあい行事は7月20日(日)

外来種オオハンゴンソウの駆除を予定しています。

HPでもお知らせしますので、チェックしてみてください。

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川湯エコミュージアムセンター  http://www6.marimo.or.jp/k_emc/