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着物あれこれ

2020-08-30 | きもの

大東亜共栄圏帯の持ち主の方に、着物コレクターの方の論文、送ってもらったんだった。そのあと、美術展の図録も買う。

ブログはもうないけれど、写真倉庫の一部が残っていた。

http://www015.upp.so-net.ne.jp/sanpokimono/

とても楽しそうに着ておられるのが印象的で、私が着物の楽しさに目覚めるきっかけになったのもこちらのブログ。

着物ガラケー女。県立美術館で2011年。

下は大島着てるけど、その上からウールのコートに毛糸のキャップでは洋服か和服か分からない。

でも自分の着るものですからね、誰にも遠慮せず、自分の好きなものでよし。

このころ、冠婚葬祭がいろいろあり、和服はたいそう役に立った。

三男の結納、尾張徳川家から家紋の使用を許されたという名古屋のさる料亭でしていただいた。

こんな時、デパートへ洋服探しに行ってもたいてい気に入ったのに出会わない。出会ったとしても高い。洋服だと宝石も要るし、結局、色留袖に。

浅野内匠頭の違い鷹の紋が付いていた。あとで紋替えしたけれど、しなくても誰にも文句言われない筈。実家の紋ですと言えば済むこと。要らんお金使ってしまった。反省。着物はお手頃だったけど、京都へ頼んだ紋替えがーーー。

ホテルに前泊、部屋で自分で着る。二重太鼓も何とかなった。何とかした。

上半身柄がないのでおかみ風。

ホテルから河文までは羽織着た。これは母のお下がり。

母も高松空襲で亡くなった芸者さんのを買ったと言う。

リサイクルのリサイクル。細かなちりめん地で、正攻法の古典柄。子供のころは柄のあしらいの源氏香の意味が分からなかった。

解いてスカートにするつもりだったけど、しなくてよかった。80年は経ってる羽織。しみじみと着物は長生き。

帰りは着物着たまま新幹線で広島まで帰る。

途中の伊吹山が、着ている着物と似た色合いで、嬉しかったのを憶えている。

こんな裾模様の着物、いいですよね。

やれやれ、着物でよかった。何よりの効能は、金額の多寡より、気後れせずに済んだこと。着物の効用、ここにあり。

改めて、楽しく着物を着ている方にネット上とは言え、出会ったことに感謝。着る楽しさがうんと広がった。


昨日は駅中の「和久バル」というカキ料理の店で友達と会食。本店は平和公園近く、元安川に浮かぶかき船「かなわ」。真夏のカキ料理、おいしかった。

ホームページより。

ご飯は白ではなく、カキ一個丸ごとゴロン乗せの炊き込みご飯だった。

そのあと、新幹線口が見えるカフェでお茶飲んで解散。次は年末にと言うことになった。

久しぶりに、広島駅へ行くと、表口は工事中だった。最近遠出しないので、広島の田舎者になっている。


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