娘とちょこっと遊ぶために、東京に出掛けました。今回、初めて富士急行のバスを利用してみました。なんてったってお安い(新幹線の半値以下!)、乗っていれば、目的地(東京駅日本橋口)に連れて行ってくれる。弱点は、やはり時間がかかることと、遅れること。10:00位には、着く予定でしたが、首都高が混んでいて、30分ほど遅くなってしまいました。
この日の予定は、プリンスのチケットを使ってのランチ、W.ユージン・スミス作品展、ちょこっとやぼ用、ショッピングというゆる~いものでした。東京駅から品川駅まで行き、てくてく坂道を上がり、”グランドプリンスホテル高輪”までお散歩。
途中、以前から気になっていた品川駅前の神社を見に行くことにしました。
高山稲荷(高山神社)は、
ご祭神 宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)
ご由緒 高山稲荷神社は京都伏見稲荷大社の御分霊・正一位福聚稲荷大明神の御神霊を祭祀しております。往時の文献によれば今から凡そ500年前当地域に神社の建立を御勧請し神社を建立したと記されております。当時高輪の地形は小高い丘陵で社殿は二百数十段の石段の山峰に位置し山上の神社故高山神社と称されたと伝えられております。現在の社殿前方品川駅一帯は見晴らすかぎり海辺がつづき遠く房総方面より往き来する舟の目標となったものと記されております。(後略)(案内看板より)
真新しい鳥居の高山稲荷
慶応元年(1865)9月吉日建立の狛犬
台座の彫り物 獅子と龍
近づくと自動で龍の口からお水がでる手水場 (かなり驚く!)
拝殿
えっ? ”稲荷”なのにお狐様が居ないの? 鳥居も赤くない・・・? お稲荷さんっぽくない・・・?
手水場のお隣のお社というか石仏?のお隣に小さなお狐様を見つけました。
石仏ではなく石灯籠(おしゃもじさま)だそうです。
「おしゃもじさま」は、縁結びの神として祀られているが、その名の由来はわかっていない。高輪の台地上にあった「石神社(別名『釈神社』)」が、高山稲荷神社に合祀されたもので、『江戸名所図会』によれば、石神横町(しゃくじんよこちょう)といわれていた。これを誤って里俗で「おしゃもじ横町」といったとされ、この名からつけられた名である可能性もある。(案内看板より)
・・・、私が見た柱には、こう書かれていたのですが、帰ってちょこっと調べていたら、この裏側にはこう書かれていたようです。
『このおしゃもじさまは、もとは切支丹燈籠で、一説には高輪海岸で処刑された外国人宣教師を供養するために建てられたといわれ、また海中より出土したともいわれる。切支丹の隠れ信仰があったことを物語る資料である。』
裏側に廻らなければ見えないところにこんなことが書いてあったとは・・・。なんとなく違和感があったのは、こんなお話があるからかもしれません。
石灯籠のお隣にひっそりと一体だけ置かれていたお狐様
拝殿左奥に置かれていたのは、先代の狛犬?
神社紹介 高山稲荷神社 東京都港区高輪 4-10-23
山手線品川駅の高輪口を下りて太い道路を渡ってすぐの場所に、近代的なビルの谷間にひっそりと鎮座しています。
こんなところに神社が?と気付いてから、1年近くが過ぎていました。
最近の私の感覚では、「1日は長いが1年は短い」感じがしています。