友人のエンジニアから、Biz/Browserは使いにくい!と言われたことがある。
サーバ側とクライアント側のソフトを別々に作らなければならないから面倒だというのだ。
Biz/BrowserはHTTP通信で相手先とデータのやり取りをする仕組みなので、完全疎結合、SaaS時代にもっともふさわしい「クライアント・プラットフォーム」なのだが、小規模システムを、新規に作ろうとするとサーバ側とクライアントが別々なのは、確かに面倒だ。
そんなケースを理想的に解決した例がある。
システムの要件定義をきちんとすれば、サーバ側の仕組みは出来上がってしまい、クライアント側の画面も自動的にできてしまう。さらに操作性とレスポンスを追求する場合は、Biz/Browserの画面も自動生成することができるという技術だ。これによってプログラムを作る技術はほとんど不要になる。そんな例を二つ紹介しよう。
1.Wagby for Biz/Browser
Wagbyを使うと、要件定義をするだけで画面も含めたシステムができてしまう。さらのその操作性とレスポンスを改善するために、自動的にBiz/Browser用の画面であるCRSを生成できる。さらにBiz/Designerを使って操作性を改善したとしても、ソースプログラムはWagby側のソースとしてフィードバックされるので、ユーザはWagbyだけ意識してメンテナンスすればよい。
2.GeneXus
GenexusもWagby同様の仕組みだ。自動的に画面を作ることもできるが、Webサービスを使ってBiz/Browserからアクセスすることもできる。すでに数社の導入事例があるという。Wagby同様CRSの自動生成を準備中とのこと。こちらはMSK社のソリューション。
ソフトウェアパートナー、エム・エス・ケー、この2社のアプローチを是非比較検討してみていただきたい。いずれも圧倒的な生産性と操作性・レスポンスの確保ができている。
すなわち究極の業務用Web開発ですね。
面倒なことが大嫌いなので、少しでも楽をしたいと、苦労してツールを探し、試行錯誤の末、現在の環境に落ち着いております。こちらにも記事があったのでコメントを入れさせていただきました。
http://blog.goo.ne.jp/katakait/e/e4495ac08ff5d9032e67cfcb3bee568c#comment-form
何卒よろしくお願い申し上げます。