一昨日は、当地は強い風が吹き荒れる曇り空。
時に小雨も降り、五月の爽やかさには程遠いお天気でした。
昨日も風こそ吹きませんでしたが肌寒く、早朝と日暮れ時からは、ヒーターを付けていました。
「最近のお天気はとても気まぐれ。なぜ、風がこんなに強い日が多いのかしら?なんだか不気味ね~」
と私は夫に話しました。
旦那さまも、頷いていましたが。
更に私は言いました。
「ここ数日間、エアコン、さらに床下換気扇まで故障し、そのことで頭がいっぱいだったの。
色々思いあぐねすぎて、脳が疲労困憊している感じがする。
体以上に、頭の疲れは心身に応えるものよ。
何となく先が見えてきたので、明日からは落ち着いた生活に戻れそうだけれど。
でも普通の家庭では、大きな電化製品の買い物は旦那さまの役割だったり、相談に乗ってくれたりするものよ。
私の父も、そういう人だったわ。
私は家のことを一切合財任されているから、毎日忙しくて、余裕がないのかもしれない。」と。
こんな愚痴まで述べ、断続的に襲ってくる我が家の補修でやりきれない気持ちになっている私ですが、一方、今の私には、大変嬉しい事もあります。
体調が、二年半前の元気な頃に復調してきたこと。
ほぼ今は、完全回復と言ってもいいのかもしれませんが、なお月に1~2度は、あの嫌な息苦しさに一時的に見舞われます。
そんな時は、まだ油断大敵、と心が緊張しますが、翌朝になるとすっかり元の元気な体に。
頸椎脊髄症との診断を下された私でしたが、首の痛みも、今はほとんどなく、くるくるスムーズに回ります。
一時期は、この息苦しさと首の痛みは、一生共存していくもの、と覚悟していました。
ですから、今の回復は、夢のようで、大変嬉しいことです。
先日のこと。
或る事を確認したいために、私の一時期の過去記事を読み直していました。
確認事項を探している内に、ある記事が私の目に留まりました。
それに目を通し、夫はむろん、私にも、こんな辛い時期があったのだ~、と。
そして夫婦共に今、健康でいられる事の有難さをしみじみ思い、しばし感慨に浸ってしまいました。
今日は、その記事を再度、ここに載せることに致します。
忘れてしまいたいような思い出ではありますけれど・・・・・・
反面、思い起こし、こんな状況を乗り越えて、今の穏やかな日々があることに、改めて感謝しなければ、と思いました。
家族、妹の夢路、そしてこのブログに支えられたところも、大変大きかった、と思っています。
綴ることにより、心を落ち着け整理し、前向きになることができました。
ご覧下さる皆様の印象を気にして、努めて明るく振る舞おうと、多少背伸びしていた所もあったのかもしれません。
それが、却って私の励みとなり、本来の自分以上に強くなれたようにも思います。
同じ記事を載せる目的は、飽くまで私自身のためです。
文体も今とは違っていて、読みづらいと思ったので、今の形式に直しました。
長文になりますので、皆さまは、どうぞパスなさって下さいませ。
神のみぞ知る領域・・・
半年以上がめまぐるしく過ぎた今年。
3月11日以来は、特にそうでした。
日々、思いが溢れ、とても心に収まりきれないほど。
とは言え、私の毎日の生活は、いつもと変わらず平凡に過ぎて行きました。
ところが、ここにきて、最近、思わぬ体調不良。
かって経験したことがない症状に戸惑いを抑え切れませんが・・・
しかし、健康面において、私の優先課題は、自分の体より、夫の病。
この一カ月間に、ある大病院に、夫の付き添いで三回も通いました。
一回目の時は、まさに私が一番ひどい体調に悩まされていた時。
まずかかりつけの医院を訪ね、点滴でも打ってもらってから出かけたいと思ったほどでした。
ところが水曜日で休診。
仕方なく、気分の悪いのを必死で堪え足を運んだのですが、不思議な事に次第に元気になり、用事を済ませ、無事に家にたどり着きました。
後の二回の付き添いも、そんな感じでした。
夫は、去年の6月の術後から、食欲はとてもあり、横になることもなく、いつもと変わりない暮らしを始めました。
年末から開始したインタ―フェロンの副作用で数カ月辛い思いをしていましたが、それもすっかり治まり、一見、元気そのものに見えます。
しかし、また再発。
七月の下旬に手術の予定です。
C型肝炎のウィルスはほとんど消滅し、肝臓の数値も、非常に良好と言われていたのですが・・・・・・
本当に残念ですが、夫婦で共に、前向きにこの病と闘っていくしかありません。
私は何事にも、割と楽観的に取り組める性分ですが、昨日の先生のお話を伺い、なんだかとても落ち込んでしまい、重い足取りで家路につきました。
我が家に着き、玄関ドアーの鍵を開けようとしたところ、次女から、パパのことを心配して電話。
すっかり弱気になってしまっていた私は、いろいろな不安を吐き出すかの如くしゃべりました。
次女に、「ママって、意外に心配症なのね~」と。
落ち着いてよくドクターがおっしゃられたことを咀嚼すると、当たり前のことを言われたに過ませんのに・・・・
実は、夫の担当医にお話しを伺う席で、私の最近の症状を何気にご相談してみました。
先生がおっしゃるには、
「多少心不全を起こしているのかもしれません。
心不全は、肝臓ガンより、ある意味もっと怖い病気ですよ。
一瞬で命取りになりますからね」と。
早速手配しますから精密検査を受け、今後のことを決めましょう。」
思いがけず、その後検査詰め・・・・・・
次の予約が27日に決まりました。
恐らく夫は手術も終わり入院の最中でしょう。
こんな時に私まで、との心境でしたが、娘達は、さぞほっとするに違いありません。
以前から口うるさい、と感じるほど、もっと大きな総合病院で検査を受けるよう言われ続けてきましたから。
検査が終わり、ドクターと再度面談した時には、、夫はいませんでした。
診察室にいるのは、夫の担当医と私だけ。
私は日頃は夫への気遣いで尋ねられないことを、このチャンスとばかりに、質問してみました。
その答えは、今は心配ない状態とのこと。
万一末期的な症状になれば、単刀直入に伝えます、とのことでしたが・・・
たっだショックだったのは、早期発見なら、命に別条はない、との私の考えが、少々楽観的過ぎたこと。
癌がができる場所や症状の如何では、手術での治癒が難しいこともあるようです。
「今後、夫の症状がどの方向に向かうかは、神のみぞ知るということですか?」
と質問したところ、「まさにおっしゃる通りです」とのお返事でした。
そのお話を伺い、私の気持ちは沈みきってしまいました。
でもでも、よく冷静に考えますと、人間の命の今後なんて、すべて神のみぞ知る領域に入りますね~
老若男女、富める人も貧しい人も、健常な人も、そうでない人も、みんな同じ土俵で頑張って暮らしていて明日のことは平等に未知の世界。
夫よりは多少はましな状況かもしれないと思える自分が、いつ先立たないとも限りません。
そう思うと、くよくよして暮らすなんてもったいない。
一番大切な事は、毎日毎日を精一杯、悔いを残こさないように生きる事。
そうすれば自ずと、道は開けてくることでしょう。
それでも災難が降りかかったなら、それは宿命として諦め、受容するしかないのでは・・・・・・そう思いました。
ですから、今朝は心も落ち着き、大変元気です。
昨日の朝、次女から今夜の夕食に招かれ、楽しみに心待ちにしています。
少々気弱になっている私には、若夫婦達の優しさが、とりわけ身に染みます。
心配して頻繁に電話をかけてくる娘達。
次女は、部屋や家周りのお掃除をしに寄ってくれます。
私に、耳にたこができるほど(笑)、検査を強く勧め続けたのは、特に長女。
願がやっと叶って一安心ですか?
~~
この後なお続きますが割愛します。
相変わらずの長文でした。(笑)
この記事を記述後しばらく経って夫は肝臓の二分の一を切除するといった大手術に臨みました。
普通は、そこまで切り取ると肝機能が弱って命取りにすらなるような危険な手術だったようです。
しかし二度目の手術に臨む前の夫の健康状態が大変良好で、肝機能の数値もすべて正常だったのでできたことでした。
その後、順調に回復。
今は肝臓も元の大きさに戻り、癌の兆候も全く見られません。
但し、C型肝炎のウィルスは蘇生してしまい、油断はできない状態には変わりありませんが・・・・・・
この調子を維持し、いつまでも健康で長生きしてほしい、とひたすら祈るような気持ちで、今は暮らしています。
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