銀行の顧客の預金を狙った犯罪が、後を絶たない昨今。
私も気をつけなければと思いつつ、まさか自分は騙されるわけがない、と根拠のない自信があったりもします。
先日、友人とお食事会があった時、この話題でも盛り上がりました。
実際にお友達の親戚の方が、その被害を被られたと聞き、驚きを隠せませんでした。
更に、私の隣町に住むその友人の家にも、おれおれ詐欺の電話がかかってきたとの事。
彼女は、わざと騙された振りをし、適当にはぐらかしの返答を繰り返したそうです。
ところが相手は、手口をあれこれ替え、悪巧みを犯す人達。
悪賢さは、人並み外れているのでしょう。
その辺りの察知力も手慣れたものらしく、むろん騙されるはずがありません
すぐ気が付き、、ガチャッと乱暴に電話を切ったとか。(笑)
そういえば次女のご義母様のお宅にも、その電話があったようです。
まことしやかに、この犯罪が、身近で当たり前のように起きている実態に驚きます。
友人の話しでは、電話を通すと意外と声は判別しづらいものがあるらしく、息子の声のようにも聞こえてくるそうです。
元気な内はまだ大丈夫としても、歳を重ね、物事の判断力が鈍ってくると、騙されないとも限りません。
他人事とは思えない、怖さと不安を感じます。
手前からナスタチウム・サルビアセンセーション・ブルーサルビア・コロナ(ダリア)・カラミンサ等
さて、これからが本題なのですが、数日前、私も銀行に関連した、一瞬背筋が凍るような(?ちょっとオーバーかしら)怖い思いをしました。
とは言え、私の操作ミスで、終わって見れば、笑い草に過ぎないお話しのようにも感じられますが。
最近何かと多忙で、しばらくネットバンキングで普通預金口座のチェックをしていませんでした。
家計簿の記帳にあたり、ネットバンキングを利用するのは、先月の月末以来だったでしょうか。
パソコンで、銀行の入出金明細と残高を確認しようと思いました。
もう長い間、私は通帳は使用せず、ネットの利用のみに徹してきました。
振り込みもすべて自宅で出来、実に便利で助かりますが、犯罪者には、格好の狙い場所の一つなっているようですね。
さて、パソコンに向かい、私が或る銀行の自分口座を開こうとしたところ、どうしたことでしょう。
いつもと勝手が違います。
お客様番号を入力すると、次の場面で、私のパスワードを通常は打ち込みます。
ところが、いつもと違って合言葉に応えるように指示されました。
更に、その合言葉が、私が全く使用した事がないものでした。
合言葉、パスワードを忘れた方は、といった表示があり、先に進みかけたのですが、次第に私は、何だかとても不安に・・・・・・
私の合言葉は旧姓のはずなのに、なぜ違った質問が表示されるのかしら、と。
こういった時、二階書斎にいる旦那様より前に、まず妹に電話をかけ相談するのが、私の常。
Aちゃんに尋ねると、「私も以前一度、そういうことがあったわよ。でも確かにちょっと変ね~注意した方がいいわよ。」との返事。
でも私は、妹にも同じ経験があったと聞き、幾分安心しました。
そして、多少の不安を覚えながらも、先へと指示通りに進んでしまったのです。
ところが、一瞬口座が開いても、閉じるとまた同じ合言葉を要求してきます。
その理由は、私の手続きミスに過ぎなかったことが、あとで判明したのですが。
その時は、戸惑うばかりで、幾度も同じ事を繰り返してしまいました。
シェードガーデンの一隅
プルンネラジャックフロスト・ヒューケラ(?)クリスマスローズ・ギボウシ
すると妹から電話が。
「お姉さま、利用サイトの注意事項をよく読んだ?不正に合言葉の変更を要求するウィルスに注意するように書いてあるわよ」と。
戦慄が走りました。もうすでに遅し。
お客様番号も、第二暗証番号の一部も相手側に、何度も知らせてしまった私です。
もうまるで犯罪に巻き込まれた被害者のように慌て、インターネットバンク受け付けの窓口に、相談の電話を入れました。
ところが要領を全く得ない、銀行側の応答。
「詳しいことは担当者でないと分かりません。
今日は、その受け付けは終了ですから、あすの九時以降に電話して下さい。
ご心配でしたら、一旦ネット口座は閉鎖されては如何ですか?」と。
その言葉に従い、一旦は閉じる決心をした私でしたが・・・・・・
でも、そのために銀行まで足を運び、ネットバンキングの口座を改めて開設する手続きをしないといけません。
お出かけ嫌いな私。
面倒臭いな~との思いが先に立つ中、犯罪者の手口を絵入りで詳しく説明したところに目を遣りました。
明らかに、私が置かれた現状とは、様子が異なります。
私が利用している画面は、銀行のもののようです。
合い言葉が心当たりがなかったため、一気に不信感を募らせた私でしたが。
次第に気持ちが落ち着き、閉鎖しないことに。
おっちょこちょいの手続きミスにも気が付き、合言葉は変更し、自分の口座を、無事開く事が出来ました。
その後、なぜ突然、合い言葉を要求するいつもと異なる画面が出てきたのか、考えてみました。
私が思い当たる事が二つあります。
☆ ネットバンクを開いたのが、数週間ぶりだった事。普通はもっと頻繁に開いていたようにも。
☆ もう一つは、ネット環境が変わったこと。KDDIからNTTに回線を替えました。
銀行側がそれを察知し、慎重になったのかもしれません。
ネットの知識乏しい私が、想像を逞しくしただけのお話しです。
全く的が外れているかもしれません。(笑)
妹に話すと、私が同じような事態に出くわした時も、回線を替えた時だったかもしれない、と言っていました。
後者が当たっているのかもしれません。
隔世の感がありますが、今は電脳空間で生きる私達。
便利極まりない機器に囲まれて暮らしていますが、、犯罪者がそれを利用し、いかなる悪巧みをたくらんでくるかしれません。
今回の出来事は、私の手続きミスに過ぎなかったようですが、慎重過ぎる程の注意を払って、ちょうど良いのかもしれませんね~
でも何故、私の全く思い当たらない合い言葉を要求してきたのかしら?
何だかちょっと又不安になってきましたから、週明けに、銀行にやはり問い合わせてみようと思います。
歳を重ねると、注意が散漫になり、巧妙な手口で狙われると、いつ被害の当事者にならないとも限りません。
おれおれ詐欺を始め、不信な事があれば、お互いに気を付けて臨みましょうね。
最後までご覧下さいまして有難うございました。
又、私の部屋にお遊びにいらして下さいね。
今日も、今が一番素敵となるように、お互いに良い日を紡いでまいりましょう。