今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

友は人生の宝物

2013-05-30 08:27:30 | 

一昨夜、夕食が終わり家事が一段落着いた頃、電話のベルが鳴りました。

受話器を取ると、耳に聞こえてきたのは、懐かしい友の声。

優しく上品なその声の主は、紛れもなく、「やっこちゃん」

大学時代4年間の親友です。

 

緑豊かなキャンパスで、いつも仲良く行動を共にし、講義も一緒に聴講した私達。

共に寮生活で、棟は異なるものの、お互いに目と鼻の先。

姉妹以上に気の合う二人でした。

きっと性格が、お互いにそっくりだったのでしょうね~

 

私達にはおっちょこちょいミスが多く、珍道中さながらの日々。

常に笑いが絶えませんでした。

若くて、まだ未熟なところもいっぱいあったでしょうに・・・・・・

気まずくなる思いをしたことは四年間一度もなく、いつも私達の間には、ふんわかムードが漂い流れていました。

でも卒業後、会ったのは数回。

名古屋と東京、離れ離れの住まいとなり、お互いに久しくご無沙汰でした。

 

 

這性ペチュニア(カフナ バイオレット クルージン)・ロベリア(ホット タイガー)

 

実は、私達の仲良しグループに、忘れる事のできない親友が、もう一方います。

愛称はあっちゃん。

澄んだ瞳がまるで天使のように美しい、丸顔の可憐な雰囲気の人でしたが、私達の中で、芯は一番しっかりしていたかもしれません。

その頃は、まだ洗礼は受けておられませんでしたが、キャンパスのチャペルで祈る姿が、とても似合う人でした。

残念ながら、彼女は二人のお子様を残し、50代の中頃、早世されました。

今なお思い浮かべると、哀惜の情がこみ上げ、胸が詰まります。

クリスマスシーズンに亡くなられ、イルミネーションが輝き瞬く荘厳な美しい教会で、葬儀がありました。

驚くほど大勢の方が見え、お別れを惜しんでおられました。

むろん私達も共に参列しました。

やっこちゃんのご主人様は、中部地方のかの有名ながんセンターのお医者様でしたので、随分御相談にも乗られた、と聞いています。

 

悲しい友とのお別れ後も、幾歳月が瞬く間に流れ、過ぎ去りました。

お互いにあと数年で、七十路に差し掛かかろうとしている私達。

学生時代と全く変わらない彼女の優しい穏やかな声に接していると、青春時代が鮮やかに蘇り、感無量に。

涙が潤んで仕方なかった私です。

彼女は、私のブログを知る、友人二名の一人。

今年の年賀状で知らせました。

 

私のすべてを知り、受け入れてくれる彼女が、意外な言葉を。

「kちゃんは、とても賢い人だったもの」と。

「頑張らないといけないときには、がむしゃらに頑張れる人でもあったわ」とも。

 

後者は、今もその通りなのですけれど・・・・・・

講義は出欠の代弁は頼んで、さぼってばかり。

試験勉強はいつも、ほぼ一夜漬け。

単位も落としたこともある怠け者の学生でしたのに、どこが賢かったのでしょう?

ずるがしこかった、ということかしら。(笑)

私を除き、全員、同じ大学の先輩後輩にあたる我が家族。

私、一人異色の存在で、賢さからは程遠く、努力の人と思い続けて生きてきました。

自分を賢いなんて思ったことは一度もありません。

 

ですから、私のことを知り尽くしているやっこちゃんの口から、賢いといった表現が飛び出し、まさに驚き、桃の木、山椒の木。(笑)

いつかやっこちゃんに会えたなら、そのような印象を抱いた理由をぜひ尋ねてみたいものです。

既に記憶薄れている自分の青春像の一面が、覗けるかもしれません。(笑)

 

 

 

彼女のご主人様は、病院を退職後、今は開業医としてご活躍。

彼女はその片腕となり、日々ご多忙な毎日のようです。

そんな忙しい暮らしの合間を縫って、時々娘さん家族と旅行を楽しまれ、昨年は初めて、友人と海外旅行にも出かけられたとの事。

「その楽しかった思い出が今も忘れられないので、今後はもっと積極的に海外にも行こうと思っているの。

もう何年生きられるかわからないもの。、元気な内に」と。

「Kちゃん、一緒に行きましょうよ」

と誘われました。

「そうね~行きたいのは山々だけれど、健康体とは言えない主人を一人残して、二週間近く家を空けるなんて、今の私には考えられないことなのよ」

と応えたわたしです。

彼女との旅行であれば、珍道中は目に見えるものの、実に気の置けないた楽しい旅になることは間違いありません。

心は大いに動かされはするけれど、私の今の体力をも思うと、やはり、それは無理でしょうね~

 

 

青春時代、彼女、亡き友と親密に暮らした4年間は、失敗もいろいろあれど、今では色にたとえるなら水色で彩られた清らかな美しい時代。

学生時代の友の素晴らしさを改めて思い、しみじみとした感慨に浸った、一昨夜のひと時でした。

親友は、永久に輝きを失うことのない人生の宝物。

受話器を切って鏡で見た自分の顔は、涙にぬれた泣き顔でした。(笑)

 

最後に或る曲をご紹介して終わりにします。

大学時代の思い出を、見事に蘇らせてくれる私の大好きな歌です。

来し方の幾歳月、折々で聴き続け、そのたびに感無量となり、私の心を浄化、元気づけてくれた曲と言えます。

私の一番好きな曲と、といっても過言ではありません。

やっこちゃんも聴いて下さいね。

お電話、本当に有難う

 

http://www.youtube.com/watch?v=TnbdiHVyDUc 

 

      

 

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