今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

麗しい親孝行のお話し

2013-05-12 06:45:57 | ブログ

数日前の午前中、外の掃き掃除をしていた時の事。

まるで背中に優しい大きな陽だまりが出来たかのように、柔らかな温かさに全身が包まれました。

風もなく、空は青空。

降り注ぐ日差しが、なんと優しく爽やかだったことでしょう。

とても感動し、涙が滲みそうな程の幸福感に浸りました。

 

                 

                            シャラの木の瑞々しい若葉

                                     

 

風薫る五月に入ってからも、日中は風が強く、朝晩は肌寒い日が相変わらず続き、何かしら例年とは異なる気候に戸惑っていました。

ですから、その日の優しい日和が、無性に嬉しくなったのかもしれません。

とは言え、午後からは又強い風が吹き荒れていましたけれど。

その後、今日に至るまでに、気温は徐々に上がり、時に初夏のような陽気すら感じるようになりました。

 

今日は、その陽だまりのような、心温まる親孝行の美談をお話しさせていただこうと思います。

日々家事の折々でも思い出しては、しみじみしとた感慨に浸っている私です。

無論、夫にも話して聞かせました。

 

その美談とは、このブログにも幾度か登場して頂いた私の親友、Kさんご家族のお話です。

Kさんご家族は、海外在住が長く、私達家族がロサンゼルスに滞在中、大変お世話になりました。

まだ幼稚園児と小学1年生だった我が娘達を、まるで我が子のように可愛がって下さいました。

 

Kさんのご年齢は、60代半ばを過ぎていらっしゃいますが。

帰国後も堪能な英語と身に付いた国際感覚を生かし、今尚、素敵なキャリアウーマンとしてご活躍中です。

活躍のご様子、日常の雑感等を、ひと月に数度、折りに触れメールでお知らせ下さり、それを読むのを、私は楽しみにしています。

その上、実母とご義母様の介護にも心を砕いておられ、その日々のご苦労はお察しして余りあるものがあります。

 

kさんのメールを拝読するたびに、団結力の強いご家族の物語そのものが、美談に感じられてくる事がよくある私ですが・・・・・・・

今日取り上げ、お話ししたいのは、Kさんのご主人様のこと。

その前に、この方の経歴を簡単にご紹介させて頂きますね。

経歴と書くだけで、抵抗を感じる方もおられるでしょう。

しかし、出来るだけ具体的に綴った方が、イメージが湧きやすく、文章が生きてくるとの私の思いからですので、ご理解下さいませ。

 

この方が勤務されていた会社の製品は、世界の八割方で使用されています。

正に国際的な大企業メーカーです。

その会社の副社長にまでなられ、数年前に退職されました。

その後は、まだお仕事をなさっておられる奥様に替わり、主夫もどきのご協力を惜しまないで、日々をお暮らしでした。

更に、ご自宅から数駅先の介護施設におられるお母様を、毎日訪ね、日中は共に過ごすように努めておられます。

 

               

                           エゴの木に鈴なりに咲く可憐な小花

 

私は、そのお話をKさんから伺うたびに、その親孝行な姿に心打たれ、ただただ感心するばかりでおりました。

四人息子の末っ子さんでいらっしゃいますが、最近ご親族の方が立て続けに亡くなられ、Kさんのメールから、その沈痛なご胸中が察せられていました。

 

そのご主人さまが、何と最近骨折をされ、入院なさったのです。

骨折の個所は、足首のようでした。

それに至った原因が、親孝行の美談としか言いようのない、胸打つお話なんです。

 

施設の90代になられる母上様のお部屋の壁に、子供の日に寄せて、鯉のぼりを飾ろうとなさった時の事。

細い柄の付いた鯉のぼりを飾るだけにとどまらず、その鯉がエアコンの風でたなびくように、向きを工夫されておられたようでした。

その際、その作業に熱中する余り、ご無理をなさったのかもしれません。

踏み台として使用されていたテーブルの上で、体のバランスを崩されたようでした。

咄嗟の判断で、転げ落ちるより、自分で飛び降りた方がよい、と思われたご主人。

そのようになさったところ、打ちどころが悪かったのでしょう

それが災いし、足首を骨折。

痛ましい事故に遭うはめになられました。

車いすで、そのままご入院なさったとの事。

 

年老いてからの骨折は、十分養生しませんと、後々に響きますから、心配しています。

入院の中頃、お知らせのメールを頂いたのですが、空調の取り替えと、回線の切り替えの件で、取り込んでいて、すぐにお見舞いに伺えませんでした・

一段落着き、お見舞いにと思い、お電話をかけたところ、前日退院されたとのことでした。

 

               

 

事故に遭われご当人は大変な事と思いますが、、何と心打つお話しでしょう。

エアコンの風で鯉が泳いで見えるように、心を配られるご主人様のお母様を思う優しさに、感動してしまいました。

Kさんのお話しでは、母上様は命に別条はないものの、笑顔が減り、次第に無表情になって来られたとのこと。

毎日訪ねておられた息子さんのお姿が見えませんと、お母様は、さぞお寂しい事でしょう。

それを気遣うご主人様のお気持ちや、代ってお仕事の帰りに訪問しておられるでしょうKさんのご苦労も思わないではいられません。

 

私は両親を娘達が嫁ぐ前に失くし、今更ながらもう少し長生きしてほしかった、と残念でなりませんが・・・・・・

今後、高齢化が急速に進む日本では、介護の暮らしは当たり前に見られる光景になるでしょう。

Kさん宅は、ご家族の絆が強く、年老いた親にとり、これ以上は望めないと言った、理想の関係に近いですが。

しかし介護の姿は、家族の有り様で、各ご家庭、様々な事と思います。

 

私は将来いかなる暮らしになるのか、今のところ見当もつきませんが、次女家族が近くに住んでくれているだけで、本当に心強いです。

周りに迷惑をかけることなく、自立した暮らしができ、大好きな我が家でひっそりと息絶えるのが私の理想ですが。

こればかりは、必ずしも思うようにはなりませんね~

それは神様の御心に委ねる事とし、掛け替えのない日々を大切に紡ぐことを心がけてまいります。

 

                 

                            ラベンダードリーム

                                     

この度は、突然日本ブログ村のバナーを外す事となり、応援して下さった皆様に申し訳なく思います。

他ブログ数所で、悪意を感じる記事やコメントがあり、又か、と少々心が疲れてしまいました。

今朝起きると、すっかり元気になっていて、バナーを外した事が悔やまれもしましたが・・・・・・

しばらくこの状態でブログ綴りを継続してみようと、今のところ思っています。

皆さまに応援していただけるのが嬉しく励みとなり、今日まで書き続ける事ができました。。

ですから、バナーを外したことに因る一番の懸念は、励みがなくなり、次第にブログから遠ざかってしまうことですが。

そのようにならないように、心掛けましょう。

これからは、一層の自然体で臨み、のんびりと綴っていく方針でおります。

今後とも、変わらぬお付き合いの程、宜しくお願い致します。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする