今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

コンセンサスを重要視する国 コンセンサスをしない総理

2011-05-21 07:17:33 | 社会 政治

菅首相は、相変わらず人気がありませんね~

中立の立場でなければならない参院議長の西岡氏までが幾度も菅批判。

昨日のニュースで、報道記者が、菅首相の欠点を西岡氏に尋ねたところ、「全部」との、感情的な答え。
今の国会議員の未熟さを、実によく顕してている言葉、と思いました。
議長さんのお話しとは思えず、本当に日本の政治の今後が思いやられます。

これまでも幾度もこのブログでもお伝えしてきたことですが、私は、菅首相や民主党を、特段支持しているわけではありません。
民主党そのものには、もうとっくに愛想を尽かしています。

しかし菅氏の根性は見上げたものですね~

これまでの数代の総理は、糾弾されると、たちまち志は失せ、無責任にも仕事を放り投げ、数カ月で退陣。
その度に政策が変わり、外国の信頼は失う一方でした。

その点、菅首相は、恐らく自分の不手際を痛烈に悔いたり、反省しながらも、何とか、日本の復興のために仕事をやり遂げたい、との思い
なのでしょう。
その胸の内が、私にもひしひしと伝わってきます。

以前、このブログに、雨垂れ石をうがつと書きましたが、しばらく経てば、国民が認める成果が、次々と表れてくるに違いありません。
数カ月では到底無理。せめて1~二年は、周りの批判に耐え、総理の座で、努力を継続してほしい、と私は願っています。

自民、民主共に、周りの批判勢力は、菅氏を引きずり降ろし、自分たちの利権を復活させることが、何より重要な仕事であり、目標ですから、
その批判や罵倒を鵜呑みにするのも、愚かなことではないでしょうか。

私はもう少し、菅内閣のの政治行動を見守り、それから是非を判断しても遅くはない、と思っています。

民主党政権で、今一番信頼している方を挙げさせていただくなら、今は、与謝野馨氏と江田五月氏です。
実力だけでなく、お人柄でも・・・・・・
原子力推進派の面では、与謝野氏に疑問を感じないではありませんが・・・・・・
このお二人は、政局ではなく、信念で行動する方との印象を強く受けます。。
内部事情の真相は、専業主婦の私にわかるはずもありませんから、このお二方の菅内閣への姿勢を気にとめていくつもりです。
昨日の報道で、江田氏が、「菅さんは、精一杯取り組んでいる」と、おっしゃっておられたのが、強く心に残りました。

日経の新聞記事に、言い当てて妙な、なかなか良い記事が載っていました。
目を通された方が多いとは思いますが、一部をここに転載させていただきます。

日本という国が、とてつもなくコンセンサスを重要視するということだ。
前もって関係者が意見をすり合わせておく。「根回し」といったフシギな言い方をする。
入念に下準備をして調整し、そののちに発表。
原子力発電の場合、東京電力、安全・保安院、官庁、学者が長年にわたり、バトンタッチをするようにして協調してきた。
これまでは記者会見にもしかるべき手続きがしてあって、関係者があたふたするような質問はタブーだった。
何十年にも及ぶコンセンサスの慣習から安全神話というモヤシのような優等生が生まれた。
甘やかされた子が異変に弱いことはいうまでもない。
「魚ごころあれば水ごころ」
ことわざが国民性を伝えている。
自分の考えや意見ではなく、相手の出方に応じて言動を決めていく。
「水魚のまじわり」ともいうが、同じ利害にあずかった者たちの親密な交わり。
ドイツの週刊誌「シュビーゲル」が最近号で、菅首相は「コンセンサスをしない(できない)初めての首相」と書いていた。
そのため嫌われて人気が出ない。
浜岡原発停止要請が一例だが、さしあたり異例のリーダーと、その言動の起こす政・財・官・学界の反応を注意深く見ているとしよう。
事柄自体ではなく、「事前に何も聞いていなかった」の反応が大手を振ってまかり通っているものだ。

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