(八五) 成島柳北の長顔
中井櫻洲曾て成島柳北を介して府下の新聞記者を其邸に饗す 柳北馬に乗じ新聞記者を率いて至る 櫻洲直に狂歌を咏じて柳北に似す 其の狂歌に曰く「これはさて世はさかさまになりにけり、乗た人より馬が丸顔」
(「幕末明治英雄裏面史」第二篇)
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