か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

仁者、宜在高位、不仁而在高位、是播其悪於衆   孟子

2016年07月18日 | 思想

 

 

こんなタイトルを書くと、低能幼児病にかかった人が必ずわめきだす。視野狭窄なまま成人した人だ。俺の高校の運動場が、お前の高校のより広いんだぞっ、というレベルで生きてきた人。

科学性の無い人は、僕を嫌いだと思うと僕の一挙手一投足が嫌いになり文句を言いたくなるようだ。バカは治らないからせめて良いバカになりなさい。良いバカ?邪魔にならないバカのことです。

これが、高校でなくて小学校なら、発達段階によってはクラスの成績下位に集団で沈殿している。いわゆる邪魔な人たちだ。だがこいつらは異常な愛校心を持つ。運動場の広さが心配な気持ちは、愛校心に根ざしている。すでに偏狭な愛国心の萌芽がここにある。自分自身の哀れな境遇から目をそらしている。

僕が知りたい謎のひとつだ。成績上位者は運動場の広さなんてどうでもよく、私立中学はどこにするかで頭がいっぱいだ。

ところが世の中は皮肉なもので、学校の成績とまじめさは強い正の相関があるが、成績と、カネ儲けは相関が無い。

 

長く生きると不思議なものに遭遇する。会いたくないのにその小学校のときのゴミとばったり出会う。

小学校の先生はうそつきだ。まじめにしていればいいことがあると言い続けたが、よいことは不真面目な奴に舞い降りた。キラキラジャラジャラ首に腕に金物をさげ、指には石、腕にはロレックス。

事務所に行くと、僕へのコンプレックスを跳ね返そうと、妙にアカデミックな話をする。人間、似合わんことをすると病気するぞ。

バカの常套句は、「お前クルマなん乗っとっとかあ?」とか、「カードはブラックやろね。」、「ホイールは変えたとか。」。 ま、ここら辺をしゃべっとけ。

 

 

ここから本題。タイトルの書き下し文。

まともなのが偉くなってくださいよ。バカが上にたつと全部がくさる。


あるSEが会社を辞めた。上がバカだったからだ。そのバカ上司は、自分の失敗ばかり気にして、本当に会社の発展になるかなんて考えもせず、意味のない仕事を増やしてきた。

ものには限度がある。ひとつの会社にずっと努めることはよいことで、すぐ辞めるのは協調性が無いとか、忍耐力が無いとか、適応性に問題があるとか、仕事が出来ないからだとか、いわれる。

それは奴隷になれということじゃないか。使われる側だけなぜ完全を求められるのか。

りんご箱のりんごも時間がたつと、箱のどこかのりんごは腐ることがある。

しかし、わざと腐ったりんごを上に置くと、たちまちすべてのりんごが腐る。もはや会社ではない。

 

まともなのが偉くなってくださいよ。バカが上にたつと全部がくさる。


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