か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

ウソはしきりと絶叫する 96

2022年10月20日 | 韓国
<前回のつづき>

例にとれば、私は韓国がアメリカの連邦の51番目の国家に加わることができたらそうすることが「国益」だと思う。我々はそうすることでアメリカという連邦のよく整備された金融、政治、法体系など先進社会システムを導入することができる。現在では不可能な莫大な投資と福祉の恩恵が与えられ韓国人の生活は豊かになる。であるのだが(連邦の一部になったとしても)われわれは独自の主権国家として立法部と司法部、行政部を構成することができ連邦憲法にもとづき大統領も選出し現在の法体系もそのまま維持することができる。アメリカという連邦に所属する50個の主は事実上一つ一つが主権国家として独自の国旗と国歌、首都と軍隊を持っていて住民が(連邦の一つであることを)願わないならいつでも連邦から離脱する権限も持っている。しかし、こんなに都合のよい事が起きないのは、我々が望まなかったからではなくアメリカが望まなかったからだ。


もう一つ例を挙げてみよう。ある日、中国が山東省を大韓民国の植民地にしてやろう(割譲しよう)と言ったら我々は果たしてよろこんで受け入れるだろうか。どんなに植民地だといっても我々が山東省の9千万住民を奴隷にしてこき使う気でもない限り互いの生活水準を合わせるため膨大な財源が投資されなければならない。また押し寄せる移住民たちによって韓国全体が長い間頭の痛いことがつづくのは明らかだ。


実際山東省まで行かなくても、万一ある日急に休戦ラインが解放されでもしたら大部分の韓国人たちは、憲法上大韓民国の住民に明記されている(ので仕方なく)北朝鮮人までも受け入れようとはならないはずだ。北朝鮮から韓国に数百万の難民が押し寄せてきた場合、膨大な社会混乱と政府資金の支出が続くだろうしそのことによる生活水準の下落が予想されるためだ。今日、統一を国家目標のように考えている韓国でもこのように統一を望まない微妙な気流が形成されつつある。


過去の帝国主義時代の国家とはおおよそ広大な領土を持ち住民を率いることだとまず考えるが、現代社会では奴隷制度が禁止され最小限の人権を保障する法体系が確立しているのであるから生活水準が高い社会は貧しい社会と統合するとか国境が解放されるという事態を望まなくなったのだ。さる1957年、フランス大統領ドゴールはアフリカにあるフランス植民地13か国を独立させたことがあるが、当時この植民地はすべてフランスの植民地の一部として残るのかさもなくば独立するのかということを投票により選ぶ機会があった。結果、13か国すべて独立を支持した。


しかし今日、どうにかしてフランス本国の地を踏もうと命がけで密航しようとするこれらの地域の若者たちは過去自らの父母がなした結論をどう考えているのか考えてしまう。万一、当時一つ二つの国でも独立を拒否しフランスの領土に残っていたら、そこの国民は周辺のアフリカの国家よりはるかにましな生を享受できただろうし、少なくともフランスに自由に旅行しあるいは移住することができたであろう。


<つづく> 毎月20日 




栗拾い 栗ご飯 干しタケノコには唐辛子 

2022年10月15日 | 食・レシピ
バイクでtouringに行った。燃費がいいバイクなので一日走っても1000円。

走っているうちに塚田温泉を見つけた。今日は料理の話が中心だが、この温泉は僕の中でベスト3に入るので少しその話。

杖立温泉は弘法大師が杖を立てたところから温泉が出たそうでまあまあ有名。黒川温泉も温泉女子が好みそうなきれいなところだ。

その中間地点にある塚田温泉。200円 なんといってもすごいのは、日によって泉質が変わること。ぼくが行ったときは硫黄泉。炭酸泉のときもある。「モール泉というとよ」、と受付のばあちゃんが教えてくれた。

メジャーになってないところのほうがかえっておもしろい。割引につられて金を捨てる旅行が推奨される昨今。まさに貴重な存在。塚田温泉。

野菜売り場も物価高騰とは無関係。100円とか200円で無人販売がある。唐辛子と干しタケノコを買う。栗は林道を走るとほぼ無限に落ちている。


下手なくせに料理した。toyokkoさんのブログを見ると思うのだ。僕なんかが料理の話をするのはほんと恥ずかしい、と。今後頑張っていこう。いびつな家庭に育ったので最近まで「男子厨房を遠ざける」を信じていた。



ゆがいて栗の中身を取り出す。もっと上手なやり方があるだろう。栗がパウダーになった。




干しタケノコを水で戻す。驚くほど膨らんだ。
これをもち米に混ぜて炊く。だし昆布を拭いて乗せて炊く。


一方で、干しタケノコ。さつま揚げを切って混ぜてとうがらしを二本入れてピリ辛に。

見かけよくないけど今のぼくの実力。味は抜群。




メスティンに一工夫   @キャンプ飯

2022年10月08日 | キャンプ
amazonを通じてメスティンを買った。テフロン加工ということなので当然に焦げ付きにくいものだと思った。

それが相手が中華となると通じない。 

アルミが薄いのが焦げ付きの原因。テフロンは悪くないが問題のポイントではない。

アマゾンに商品レビューした。返す刀で「あなたのコメントは規定違反ですので、今後コメントすることはできません」。

きつい批判は真実であっても規定違反でパージするわけね。なるほど。


買ってしまったものはもったいないので何とか工夫してつかう。底に同形の鉄板を敷いたら焦げ付き解消。厚さを変えたり真鍮などに材質を変えてみり、カットアンドトライ。市販の焦げ付きにくいフライパンは表面処理より底が厚いことが決定的要因。(大きい熱容量、すばやい熱伝導、加熱の均質性が炭素の固着を防ぐ)

さらに一工夫くわえる。悔しいじゃないか。クソつかまされて酷評するのは当然だ。分からんのかmazon。

怒って捨てても芸がない。

そこらにあった取っ手。それは真鍮のようなアルM4の皿小ねじが合うようにドリルとリーマでガリガリ。ねじも長すぎ。切断。画像上部に蝶ナット。これで取り外し式に。

正確に。

ポンチでガツン。木づちでたたく。質量の小さいものですばやくたたくと目的の部分だけがへこむ。金づちは✖。



リーマでバリ取り。




僕らは出来合いの商品になれてしまっている。材料から製品にする苦労をよく理解していない。自作、改良は先人の苦労を理解するよい機会だと思う。

実践、反省、改良、この繰り返しが進歩なのだ。この過程に喜びを見出す人は上質の人間だ。(含む僕自身)




蓋に残る精緻な線。寸分たがわぬ工作。秀逸な頭脳と洗練された指先。

Bliss    Bliss