か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

クルーザー、まだまだ暑くて気違いが出る  3

2013年09月25日 | あそび

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「紅の豚」ポルコが彼のフネ(飛行艇)と共にアジトにしている場所がある。洞窟をくぐると下界とはまるで違う穏やかな世界がある。

洞窟とまではなってないが、両側にそり立つ岩をくぐると秘密の安らぎの場所がある。こんな小さな入り江があるのは、アドリア海ばかりではない。与論島だ。ナンパの与論島だ。

「紅の豚」がそうであったように陸地側からはそう簡単に降りてこられなくなっている。自然が用意してくれた500坪の豪邸だ。与論にはいくつもある。音は聞こえない。船のコンポだけだ。水に響くといい音になる。百合が浜で拾った日本人たちは気立てがよく話がとても楽しい。残念なのは脳が溶けていることだ。

漱石の小説で「先生」は言った。「日本は、滅びるよ。」

先客がいて高校生のカップルがいちゃついていることがある。僕はそこまで野暮じゃない。静かな入り江はいくらでもある。戦時中は特攻艇震洋の出撃基地だったという人がいた。ウソだ。空から丸見えで30キロ爆弾でみんなひき肉になる。

入江の奥は必ず砂浜で、砂は星の砂だ。微生物の死がいだそうだが2,3ミリの星の形が集まって砂浜になっている。

サザンを聴きながらトロピカルを飲むのもよし、商店街を水着で歩く能天気乳女どもと一発やるのもよし、レンタカーでサンセットビーチに行くのもよし。スコールの中、オープンを走らせるのはフロリダ気分だ。

もっと書きたいが、国土交通省から悪い手紙が来た。

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「自動車燃料消費量」のご回答について

拝啓ますますご清栄のこととおよろこび申し上げます。

さて、先に国土交通省からお願いいたしました「自動車燃料消費量調査」は、1日から21日までの間で、最初燃料を満タンにした日から、次に満タンにした日までが調査機関となっておりましたが、調査票の記入はお済でしょうか。

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というのがきた。慇懃無礼とはこのことだ。調査票なるものを勝手に送りつけておいてまだ書いてないのを知りつつ「おすみでしょうか」とは腹がたつ。書いてないのを一番知っているのは国交省ではないか。

しかも僕のクルマのデーターを書いて送りつけている。いちばん大きいクルマのナンバーまで指定している。オマエら小役人が偉そうに俺のクルマを調べるな。手紙に書かれた意味なく思える数字、バーコードの変種、住所の印刷位置、字体、は僕のあらゆる情報を吸い取っている。そんなに分かっているならもう調べるな。

家にはエアコンがない。扇風機も50年前のだ。冬は火鉢。風呂は捨てる薪で沸かす。5000CCのクルマも乗るが20キロ以内は自転車、5キロ以内は走る。エスカレーター、自動ドアは利用しない。こうやってバランスをとっている人もいるんだ。官僚だけが偉いと思うな。

オマエらが僕の財布の中をあせくり回すな。

クルーザーはカネを食う。クルマみたいにチマチマリットルで数えない。クルーザーはバーレルで数える。バーレル1本は150リットルだ。韓国までは10バーレル、五島までは20バーレル。

しかもクルーザーは無税。その無税はおかしいと書くと、カネ持ちからは「そうだ」という意見が多いが、むしろ貧乏人の方が屁理屈こねてクルーザーも持たぬくせ政府の味方をして、無税でいいんだと叫び、いちように政府側の人間になったつもりになる奴が出る。あわれだ。

オマエらのエンジン付きベビーカーがガソリン食ったところでたかが知れてると思わんか。そのうえ税金まで払って。その上それを国交省に報告して。


クルーザー、まだまだ暑くて気違いが出る  2

2013年09月22日 | あそび


クルマのエンジンが走行中に止まると死ぬこともあるかもしれない。だがじんわり路肩に寄せることができたら死ぬ確率はずいぶん減る。船のエンジンが止まると車よりはるかに高い確率で死ぬ。今やクルマはメンテナンスフリーであり白物家電と大差ない。正直に言ってもらおう。始業点検をして車に乗っているか。

日本のクルマがあんまり優れているために、あたかもトースターのように機能して当たり前だと思っている。ま、それはそれでいいじゃないかと思う。万が一の故障の場合。女性に機械物の点検整備修理は無理な面がある。一部には男以上のトラブルシューティング能力を持つ人がいる。例外だ。だが車検というバカがカネを盗られて整備をしてもらうシステムがある。これでよい。世の中は無能がカネを捨てるようにできている。

海の上ではこうはいかない。海の上ではエンジンが止まるとほぼ死ぬ。違うという人は太平洋の上でエンジンを海中に捨ててもらおう。

僕は一回でもミスファイアが起こってエンジンがブルンと震えると怖くてたまらない。海上でエンジンが止まると修理するしかないが、工具はたかがしれている。船は流れる。岩にゴチンとなれば気絶するカネが飛んでいく。そうならないためV8二機はある。ひがんだ便所虫が畳をかきむしる為にあるのではない。

不思議だ。汚い合コン部屋に連れ込み腐ったものを食い音量だけの歌を歌い品のない男女がまぐあう。そんな汚く刹那な楽しみの延長に海はない。オマエらにあるのは海水浴だ。船に乗るときまってそいつらメクラチビクロゴミ虫は有頂天になる。イルカを見てもむやみに動くなと言われてすぐ動く。低脳は必ずハイパーだ。訳は分からない。

そこで信頼性の問題だが、僕はマーキュリー以外のエンジンは絶対に使わない。僕が臆病だからだ。セル一発でエンジンがかかる。予備の補機もあるが使ったことはない。

あるとき海上でオーバーヒートしている船を見つけた。発見船は故障船舶の救助の義務がある。あきらかにチンピラな故障船の船長は、僕に港までの曳航を依頼した。バカを理由に助けないとは言えないのでやむなく港まで引っ張った。本当はその燃料費もほしいものだ。

そのバカはありがとうも言わず繋留した。文句を言ったがやはり頭がおかしい。まるでブログに変なコメントを入れる知ったかぶりのようだ。クスリでもやっていたのだろう。

整備点検に努めよう。ちゃんと整備すると合計6000CCは滑走して進む。マーキュリーは陸上の些事を嘲笑って進む。

 

 

 

 

 


クルーザー、まだまだ暑くて気違いが出る

2013年09月20日 | あそび

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マリナ=デル=レイに行くとさすがに人生を謳歌する人たちでいっぱいだ。5万人の所有者がいるそうだ。

一方福岡の小戸(おど)市営ヨットハーバーは、低級役人たちが自分の権益を守るためいかに楽をするかを考えているところだ。それら不必要なクズ役人10人に対し50艇がせいぜいだ。ハーバーの建物の中には、威張りくさってヨット部の学生たちを顎で使い人権侵害をする低脳役人がいる。

とにかく50艇/5万は千分の1だ。幼稚園の砂場でサハラを思えという貧しさだ。

僕は3,4回ここで役人とケンカをした。10時からしか出航を認めない危険な内規。2時もしくは4時までに寄港せよという無理な内規。数時間後の風や波は分からない。門を開けるだけに雇っているアルバイト。シャワー代はとるが水代はとらない。たがいにそこらのホースで水をかけ合えば済むことだ。

僕は一時寄港だったが停泊を認めないと言った。戦争の敵であっても認められた緊急避難の権利だ、と言ったがバカには通じない。

ヨットならいいがクルーザーはすぐ沈む。ヨットは学校の校舎みたいな波が押し寄せても大丈夫だ。ところが、日本のクルーザーをよく見ると波に揺れた時の対応があまり考えられてない。ベッドも角が尖っていたりキッチンがこぼれたとき危険なつくりになっていたり。とにかく波高1m以上では僕は出航しない。ところがフランスやアメリカの船は考え尽くされている。

なぜか。日本人が遊ばないからだ。遊ばないから遊びの道具が発達しない。遊びを罪悪視している。考えが逆だ。罪悪視されるべきは仕事だ。罪悪なんだが仕方ないので働くのだ。従って仕事は最低限にしなければならない。しょうがないから楽しくしなければならない。

いいや、男は仕事だ。という人もまだまだ東洋の島国では多い。秋津島ではホイジンガーよりも早く「遊びをせんとや・・・」と言ったひとがいるのに。自分で自分をだまし貧乏から目をそらそうとしている。だからいつまでたっても貧乏で、周囲まで仕事中毒の貧乏にし、子孫までろくなしつけもせず無教養な貧乏にする。

たまに遊ぶから舞い上がってしまって大の大人が理性をなくし吠えまくって喜びあう。うるさい。ま、ふだんから気がくるっているので常に騒がしいのもいるが、一航海300万の豪快な男の遊びをせよ。両手で両脇の乳を抱えよ。できなければヒステリーを起して畳でもかきむしれ。

キーボードごっこは精神を病むぞ。


よらしむべししらしむべからず。

2013年09月19日 | 国際・政治

いみじくも今日は柳条湖事件が起こった日だ。この単語だけで読むのをやめる人の多い柳条湖事件だ。

石原莞爾(いしはらかんじ)ら関東軍首脳は、中国軍の仕業に見せかけた鉄道爆破事件を利用して戦線を拡大し満州をとった。傀儡の頂点に溥儀を据え、その実帝国の君臨する偽(にせ)国家が誕生した。

当然に日本国内には秘密にされ、ごく一部の国民以外は帝国の勝利に酔った。

ここでもし戦前の日本にジャーナリズムが存在したらその後の歴史はどうなっただろう。歴史に「もし」を持ち込むことを毛嫌いする無能低能不勉強低質な信条のバカは、思考停止してしまう。ジャーナリズムが早くに確立していたアメリカは、日本の茶番をせせら笑った。ただ日本国内の忠良なる臣民をだますにはこの程度のごまかし鉄道爆破で十分だった。

その満州にはやがて100万の軍を置くことになる。世界最強とこれもウソをつく。ソ連の南下と共に1週間で総崩れとなる、幹部は飛行機で内地に逃げる。

中支、南支には150万の兵が行く。ほとんどそこの肥料になる。知らぬは国民ばかりだ。軍事機密の名の下に、南方方面戦死という通知を受け取るだけの腰の曲がった母が残った。

僕もチャンコロに対する武勇伝を聞いて育った。何千キロも宣戦布告もなく中国の奥地に入り込み100万の死者を出し500万の中国人を殺しこの期に及んで正しい戦いだったと強弁する。

なぜそれが可能だったのか。国民がそれを知らなかったからだ。あほなチャンコロ、国民党。わが皇軍は天下る。殺し合いをしている相手国に対する無知は、どんな幻想も抱かせる。

イラク戦争の時フセイン殺せの大合唱をしたわが国民は反省すべきだ。戦争のとき最も早く犠牲になるのは「真実」だ。

知る権利がなければ必ず国を誤る。僕らはもうこれ以上の実例を必要としない。あまりにも高い実例を経験して来た。そしてオカマをしゃ文字でこさいだ様なすっからかんの脳みそが残った。

国は都合の悪いことは隠す。それを暴く権利がないことには国の進路を誤る。たとえば中国のスパイが来ると焦るあほよ。世の中はそういう軍事力だけで動いているのではない。浅い事実のパッチワークで一人前の理論を言ってるつもりの田母神よ。スパイ防止法ごときでスパイはびくともしない。本当の狙いは国民をおびえさせ知らしむべからずの国を作ろうとしているところにある。

Posted at 2013/09/18

天皇陛下、今度おクルマの車検はいつですか。

2013年09月19日 | ニュース

高円宮様のスピーチ(英語、フランス語)にはまいった。クリテレ何とか言う弁舌屋上がりの下品なフランスを汚すスピーチとは大違いだ。

あのジェスチャーは単なるタコ踊りだ。身振りは肝心な時のみ大きくするものだ。合掌はやめろ。欧米の先入観にこびたものだ。寺社に参る時しかしない。

ステレオタイプの日本を売り込みかっさいを浴びようと媚を売った。なあ、クリテレ何とか。

それにひきかえ宮様の上品さは大いに日本文化を世界に知らしめた。バカは宮内庁の役人がおぜん立てをするのだというが、そんなことはない。見てから言え。

宮様は上手ではないが4,5ヶ国語は読み聞き話す。フランス語を話すとフランス語ができるとか言うがとんでもない。バカがよく陥る誤謬だ。まず読め。話したり書いたりはどうでもいい。読むことでその国の文化の神髄が分かる。

その言語手段で読みに読んでしか得られないモノを身につけるのだ。モンゴメリーでカナダを理解するのだ。ロレンスでイギリスを、フマニストがフランスを教えてくれるのだ。そうしてそれらが土台となって「話す」のだ。

宮様は出しゃばらない。しかし知っている。言いにくいことを聞かれてもさとらせずに話をそらす。

一方、私は、右翼は日本の文化の邪魔だという考えには変わりはない。品のない威圧的暴力的な言動。下品で無知無能な大脳。書きなれない下手な文字。大声しか出さなかった人生を表すしゃがれた声。

僕は一度宮様に対し、まさか車の話題ならついてこられないだろうと思ってある外車の話題を振った、イノチェンティミニ。顔色一つ変えずそのクルマのメーターパネルについて振り返された。

何も僕が特別だったわけではない。官僚の卵は運がよければだれでもその機会はある。宮様と写真を撮り合おうということになってカメラを構えたらSPが飛んできて新しいフイルムをくれた。外国ではフイルムの中に細工をしてテロをする奴がいたらしい。ややこしい時代になった。現像はカメラのキタムラでいいですねと言うとまた怒られた。警視庁に送ったが返送されてこなかった。

そこで御料車の車検だ。じつは皇居内に工場がある。行ったことはないがそこに転勤できないかなあとずっと思っていた。

錦の御旗を立てて走る御料車

Posted at 2013/09/17
 
 
 
 
 
 

オマエ、どこ大学出たんだ。

2013年09月19日 | 受験・学校

高校の同窓会のお誘いがあった。カネも高い。恩師に対する贈り物とかで一人何万もとる。考えたらCROWNが来るじゃないか。送られてきた名簿にはこれ見よがしに上場企業の重役たちがいる。個人情報も自分の自慢をするときは、いいわけか。医者や弁護士は肩書が短いのですぐ分かる。あふれる笑顔で書いているな。

僕は母校の同窓会館に行って書くなと強く言ったので空欄になっていた。今は学校勤めだがあと半年で辞める。それを思うとうれしくてたまらない。

肩書に頼る人間は概して実力がない。ところがその肩書自慢のクズたちが集まったのが僕の高校だ。

中流だ。僕を除いて億を下る収入の人間はいない。

だからなんだ。僕はいつも思う。たかが資本主義になって組織の奴隷になり、また人を奴隷にして、秘書と、看護婦と事務員と「妻とは別れるから」と言って浮気をし妻にばれ、送り迎えのクルマの中が唯一のくつろぎの時間となっているだろう。

中流と信じる貧乏人だ。農地解放前は極貧小作人が。

そんなことだからいつまでたっても修猶館に勝たない。むしろ勝ってほしくない。

出身大学名を聞いている。東大には何十人も行くので何のハッタリにもならないが、そういう奴らが無神経に学部を聞く感覚で聞いたのだろう。だが不愉快だ。

用心してモノを言え。私はいやなのだ。職業を詮索されること、自分の過去をほじくられること。どこを出てもお前に関係なかろうが。

だれがどこを出たということが、人生の一大事であるという奴どうし、ネットワークを作って子供の就職に利用せんか。僕の子供たちは立派な子供たちだからその必要はない。

便所の団子虫とは関係ない世界観の人がいることを知れ。

Posted at 2013/09/16

東洋最大の飛行場、軍民共用の飛行場は今の成田よりはるかに広かった。

2013年09月15日 | 学問

空気が止まった気がする。とてつもなく広い盆地を占領するこの飛行場は、米軍が意地になって破壊しようとしたところだ。

日本の空襲を嘆くあほがいるが、ドイツに落とされた爆弾ナパームの7分の一だ。嘆くなら帝国の防空体制がおままごとであったことを嘆くべきだ。東条は帝国に一機の敵機の侵入も許しませんと言った。それから一年半して帝国は灰燼に帰した。

今日、爆弾で耕されたその飛行場に行って来た。ひと月もするとコスモスが咲く。1000人が死んだことを思い出す人も、知る人も消えていく。福岡大空襲だって1500なのに。興味なかろう。それを完全無欠のバカと言わずして何だ。おっぱいパブの話がほしかったか。無免許運転の話がほしかったか。朝鮮人を蹴り倒した話がほしかったか。タコ。

バカはよそにいけ。僕はもうサービスする話は書かない。

僕の同僚に大刀洗空襲を研究する人がいた。彼は、授業もして校務もしてうちに帰り研究した。奥様の制止も聞かず彼は研究に打ち込む。彼には使命感があったのだ。いつも言っていた。「おれが死ねばよかった。」

戦前のあるとき、大刀洗小学校に朝鮮人の児童が急に増える。家族で来ているということだけ取っても連行でなかったのは、明らかだ。滑走路拡張のための技師の子弟たちだった。

始業式を狙って来た米軍機は、藪に逃げ込んだ子供たちをほぼ皆殺しにする。わが軍はわずか2機を落としたのみだ。これは戦争ではない。遊園地のアトラクションだ。米兵は無料アトラクションを楽しんだ。

いっぽう、それを研究する彼はついに目を使いすぎた。だが、そこまでしている人に僕は何も言えない。日々落ちていく視力と戦いながら彼は、研究を続けた。

緑色のメガネをかけることになった。ところが肝の小さい校長は、県教委からにらまれるのを恐れてメガネをとるように言った。彼はもう立つ瀬がない。アホ校長は、サングラスをかけた先生という批判を恐れたのだ。

彼は間もなく自殺した。「奥様申し訳ありません。仇はとります。」僕の道徳ではこう思うのが当然だ。

僕の怠け心が大きくなってきたときいつも彼の自殺を思いだす。

今はキリンビール工場。ビールありがとう。


灘校「伝説の教師」死去=橋本武氏

2013年09月15日 | 教育

灘やラサールなんて俺には関係ないところだ、という人が多いはずだ。その通り。中三の0.1%も合格しやしない。ましてや小学生の動物園見学のような、何を見ても「面白かった」「楽しかった」しか言えない低脳生徒には無縁のところだろう。

ほとほといやにならないかい。ダーリンがどうした。ガキがどうした。どこのうどんがどうした。クルマのステッカーがどうした。・・・こんなバカたちが尖閣竹島と騒げるか。倫理性において支那チョンとまったく差はない。

大したダーリンじゃなかろうが。薄給、末端、過重労働、それをいやす野球とビール。ほったらかされたガキはおとなしくなるからスマホを与えられている。偏差値の高い高校でスマホを持っている高校生はいない。「銀の匙」を持っている。クルマは都心に住むからそもそもない家庭が多い。所得と車所有は反比例する。

私の勝手だとは言わせない。そのだらけた顔、汚れた服装、サンダル、ジャージ、米櫃にコメを移すように子供がこぼれ出るワンボックス。すべて美観を損なうじゃないか。日本の恥以上に生物の恥だ。

灘の橋本先生が死んだ。バカは自分が灘に通りもしないくせに子供に夢を託し、いっぱい本を読ませて下さいという。それでは読みが浅くなるのだ。且つ読むスピードが速くならない。橋本先生はたった一冊「銀の匙」を読ませた。

強い信念が必要だっただろう。時代も良かった。学習指導要領が試案とされていた時代で法的拘束力がない時代だった。自由な教育は本当の教育を生んだ。一つのことを深く考え、生徒の自由な疑問に丁寧に答え、また議論を深めた。

そんなことをしたら中国や北朝鮮寄りの教育も自由にできるじゃないかという反論が来る。しかもそいつらは頭が悪いから何度言っても同じ質問をする。バカは生物の恥だ。僕はこの灘のような学校に勤めたことがある。別のことが嫌で辞めたが、話の筋というものを見失わない冴えた生徒たちに驚いた。生物の恥とは大違いだ。

このことについてはじっくり述べたいが私の仕事でもあるので言えない。だが現実には、別の低次元の自由が日本をむしばんでいる。

文科省は検定教科書を使わなかったとして3人の福岡県伝習館高校の先生を首にした。灘の橋本先生はくそみたいな検定教科書を使わないことにより底辺校を日本で一番の学校にした。

いっぽうで、せっかく自由に本物の教育ができる私学で、問題行動が多いのは残念だ。「なんちゃって経営者」が「なんちゃって高校生」を集め総合レジャーランドを高校と称するものだから、一部のスター選手を除き、一般の生徒父兄はカネを捨てる機械になる。彼らは人間性も捨てる自由を得た。

画像は灘正門

  Posted at 2013/09/12

ファンを減らすいけない日々の告白   3

2013年09月15日 | 東洋歴史

この娘はなかなか可愛い。且つ利発さを感じる。会話の受け答えの素早さ、的確さにおいて秀でたモノがある。いまだにそうなのがその証拠だ。ちょっと作り笑いをしているが、それは撮る側の問題で、日本人に多い「顔なし」のような「ほり」のない顔とは違う。

長年セーラー服に囲まれて教師をすると分かるものだ。こいつはいい女だ。

戦後も日本はインドネシアの資源によだれをたらし、インドネシア共産党のスカルノ大統領が来日した時は土下座せんばかりの接待をした。

日本がオランダの支配を駆逐したからインドネシアは独立できた。このすぐ論破される妄想にしがみつく脳軟化症たちがいる。いつインドネシアが頼んだか。敗戦して引き上げたのを独立させてやったとはヤクザの捨て台詞だ。いつか書きたい。

日本へ来たときのスカルノはバンドン会議を主宰しまさに第三世界のリーダーだった。

と、こんな話を続けると必ず読者は減る。止めましょう。

最初に書いた「いい女」は、日本の右翼が関与して斡旋したといわれる。東北の極貧の娘は定時制も中退するほどであった。あたかも自然を装って日本の官僚とこの右翼は、スカルノにこの「いい女」を差し出した。スカルノは気に入り第三夫人にする。スカルノはのちに失脚し「いい女」すなはちデビ夫人はパリに逃げる。

先日、おっぱいパブに誘われてスカルノのような接待を受けた。カネのない僕は自分のカネでは到底こんなところに来られない。面白いことが起こった。

代議士は僕を先生と呼ぶ。と言ってもたかが学校の先生だ。僕も相手を先生と呼ぶ。それは代議士の先生だからだ。それを聞いたお姉ちゃんたちは、とたんに僕にまつわりだした。さては医者か弁護士か、と。脳みそが溶けて乳に入ったのだろう。セーラー服を着ていても手が入れやすいだけでなぜかデビ夫人のようなドキッとする感じがない。オマエら乳女は70の婆あの知性に負けている。

スカルノは差し出された女を無条件にインドネシアに連れ帰ったのではない。

乳女よ、いくら僕にまつわりついても・・・ なんて無粋なことは言わない。幸い代議士の下半身には理性がない。僕も。

先日、瑞宝会という時計宝石の発表会にデビさんが来ていた。最近カリスマ性が出てきた。

  Posted at 2013/09/11

ロッキング(バイス)プライヤーと鉗子(かんし)

2013年09月15日 | 技術

アメリカ人はうまいものを考える。ナットに傷がつくことをこらえれば、工芸品のような値段のペンチよりはるかに使える。人により「コツ」の習得とか「飲み込み」に多少の差があっても、ちょうどクルマのATのようだ。バカでもチョンでも使いこなせる。バイス。

工具がかたづいている修理屋は、上手な修理をする。この工具でどんな修理ができるのかと思うほど工具が少ない。逆にアマチュアは実に立派な工具を持っている。

工芸に凝りたがるのは日本人の特性か。だが10倍もするフジヤのペンチより300円の中華バイスがはるかに有効だ。

ただし、そのペンチを毎日使うとなると話は違う。一回も失敗できないとなるとやはりフジヤしかない。中華バイスを使った後の吐きそうになる不愉快感は世界最高のものだ。フジヤを使いカッチリ決まった時の快感もまた世界最高のものだ。中華なバイスは5年使えたら驚く。フジヤは50年で壊れたら驚く。

医療の世界でもこのバイスのようなものは活躍している。鉗子。ハサミみたいな形をしているが組織を切ることはなく、バイスで言えば歯に当たるところで、塞いだり、保持したり、20本ぐらい挟みこんで広げ内部の施術をしやすくするための道具だ。

指で締めるのだが、その二つの指が入る輪からはラチェットが伸びており、バイスのように一度締めると鉗子をこじらない限り緩まないようになっている。

しかし、鉗子が挟んだ組織は血液やリンパが抜けていくため部位によっては、クルマで言うところの増す締めが必要になる。また、クルマで言うところのオイルでスリップすることもある。

親が医者だと入学しやすいのが久留米大だ。1500万の授業料とは貧乏人は来るなということだ。いや、医学部はカネがかかるんだとかバカは必ず屁理屈を言う。話をそらすな痴呆。

どんなに不器用でもコネがありカネさえ積めば合格して医者になれる。するとそいつらはそのカネを取り戻そうと儲かる医術に専念する。しかも医師免許は更新がない。世の貧乏人どもはカネ持ちの言うことには這いつくばって同意する。

片腕になったら車の免許は条件付きになる。外科医はそのまま外科医だ。教師は1年目、3年目、5年目、に試験があり10年目の更新で一定数は不合格になる。

こう言う「何ちゃって医師」が鉗子の使い方を誤り密室の手術室で医療過誤をおかしたとき、もみ消してはいけない。なあ、そうだろ。カネとコネ大医学部。

  Posted at 2013/09/10

戦後2度もオリンピックが来るなんて。

2013年09月08日 | ニュース

20年ぐらい前、写真館のおやじが死んだ。人口流出の激しいこの町では子どもが後を継ぐことはない。1964年、立派な写真館の前を誇らしげに聖火が通った。僕はそれを一番前でみた。年寄りは紋付き袴で地べたに座りそれを見た。

いまは写真館は、駐車場になり一家がどこに行ったか誰も知らない。

パルテノン神殿みたいな柱のあるその写真館の前に出ておやじは、聖火をどんな思いで見ただろう。聖火は風のように過ぎ感傷のゆとりを与えない。

professionalでnationalismでpoliticalな全世界的紅白歌合戦は、TOKIOに決まったそうだ。もともと教養と縁遠い単純なひがみだけで生きてる人間にとっては、こんな楽しい白痴のための祭典はない。

違うという奴がいたらよく考えろ。モスクワとロサンゼルスは政治的に動かなかったか。ベルリンはナチスの祭典だろ。参加することに意義があった祭典がどこにある。4位と銅は天地の開きだろ。

いまでは下品な野郎が参加するようになってずいぶん汚れたが、それでもまだ品位を保っているのがテニスだ。デ杯。

戦前もはるか戦前、旧大名が気まぐれにローンテニスのコートを一面作った。客席は藤棚がこしらえてあり周囲は家のように大きいつつじの植栽があった。そのコートに行くまではいくつもの石橋を渡りバラ園を横切った。

あるアメリカ人コーチがそのコートに現れた。彼はおとぎの国のようなそのコートには目もくれず、車中で見かけた少年に心を奪われている。その少年こそまさに幻のデ杯候補と言われたタカモクだ。田舎の写真館のおやじにはもったいなかった。世界が待っていたのに。

「彼を連れてこい。」

デビスカップ杯優勝コーチは無料でその少年の指導を申し出る。もちろんその少年は、テニスなど見たことも聞いたこともあろうはずがない。少年は草刈りの毎日だった。学校もいかず草刈りの日々だ。ただプロの目は少年の手首を見逃さない。残念なことに草刈り鎌とラケットは持ち方が180度反対なのだ。

アメリカの優れたところはここだ。「そのままやりやすいようにやれ。」こうして草を刈るようにボールを打つ選手が誕生した。これは草刈りの過酷さを表していると見るべきだ。

東洋チャンピオンになる直前、アメリカ人コーチは渡日ができなくなり、デ杯は中止になる。戦争だ。

日本はいまだデ杯で勝ったことがない。米国は32回も勝っている。上品なスポーツで勝てない国は上品な国ではない。幻のデ杯選手。土人のように日に焼けたタカモクは、誰に聞いても優勝したはずの人だという。タカモクは日の目を見ることはなかった。だが野にあってもタカモクは、決して卑ではない。寡黙だ。

悔み事を言わないだけでも十分に上品だ。


アメリカのポチ、どうでもいいこと言わず、シリアと日本の関係を論ぜよ。

2013年09月08日 | 国際・政治

米上院外交委員会、対シリア軍事行動認める決議案を可決
2013年 09月 5日 04:51 JST

[ワシントン 4日 ロイター] - 米上院外交委員会は4日、シリアへの軍事行動を認める決議案を10対7で可決した。
決議案は来週、上院本会議で採決される見通し。

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日本の外交はいつもそうだが、親分の出方を見極めてからあたかも自分もそうであったかのように親分の提灯を持つ。

これは戦前からの伝統であり、相手の負けを見極めてから攻撃する。第一次大戦は違ったか。その歴史を知らず、あるいは理解できず、第二次大戦終了直前に参戦したソ連を批判するのが低脳チンピラ右翼のはかない反共の根拠になっている。

状況をよく見極めるまでは不気味に沈黙を守り、よしいけると思ったら思い出したように宣戦布告をする。よく調べろ。日本は宣戦布告の後に開戦したことはない。

戦後は平和憲法で平和主義は憲法の三原則の一つになり、以前のようなドンパチはやれない。

だがアメリカから、Show the Flagと言われると、大量破壊兵器がガセネタであるにもかかわらずせっせと自衛隊を送った。アラブ人が感謝しているからと本気で信じる奴は、最高に頭が悪い。

湾岸戦争(クウェート侵攻)は別として、イラク戦争は単なるアメリカのフセイン虐殺だった。何の根拠もなくイラク兵が赤ん坊を床に投げつけたと、クウェート大使館の娘に涙の演技をさせた。

バグダッドの50人のゲリラを殺すため3000人の市民が死んだ。アメリカはそれに非常に満足した。

世界の警察官は紛争を解決したことはない。ただの一回もアメリカの介入によって平和が回復されたことはない。

1000や2000のサリンガス死者に惑わされてはならぬ。アメリカがアサド支配地域にミサイルを撃ち込んだ時アサドは喜ぶ。混乱はサリンガスの犯人をうやむやにし死者は語らない。北朝鮮は化学兵器のバーゲンをする。ロシアからの兵器の空輸は簡単だ。間違うなよ、アサドは優勢だ。

盧溝橋事件は何だったか。国民は狂喜したが、嘘だった。

アサドは確かに戦争犯罪人だ。僕はユーゴスラビアの粘り強い解決法に学ぶしかないと思う。


「ソウルの社員旅行は楽しかった、新韓流ってどんなの、竹島って観光できるの?」

2013年09月08日 | 韓国

あのね、お前ら締め殺すから。歴史を知らず、日本人を知らず、韓国人を知らず、ただ目の前のえさに飛びつく便所の団子虫。バカにもほどがあろうが。

僕はこんな奴のために交渉したのか。ほとほとむなしくなる。

麻生が好きなナチスでは、無能罪と言うのがあった。つまり何度言っても分からん無反省の、低脳の、ふまじめ野郎は、絶滅収容所に送った。

それもいいかと思いだした。九州と言っても一周すると1000キロ以上になる。そこを何度も証言を求め、コネを頼り、話の鍵を聞き出し、裏を取り文にまとめるという作業をしている僕の行為が信じられんだろう。ほら、だから僕はオマエらをバカだと言ってるだろ。

真面目に一言一句読んでいただいている人たちの存在は、よく知っている。だけどあまりものバカの数の多さよ。

小学生みたいな字を書いてビールを飲むしか能はないアホに言うぞ。活字が紙に並ぶのを本というの。その本とやら、読んだことないから読む速度がカタカナやローマ字並みの速度でしょ。

ガキがまともになる筈ない。PM11過ぎに派手でだらしない恰好をして街灯が一つしかないところをスマホに夢中になって一人で歩けば襲えと言ってるわけでしょ。そもそも中学生に何でスマホがいるんだ。それが分からん親だろ。真夜中になったのに子供を迎えにも行かん親だろ。子が因数分解を解けたとき真に喜ぶ親になれ。子と共に解を探れ。

いつも被害者は真面目だ。いたいけない中三女子を残忍な手口で殺して・・・ 死ぬのはいつもよい子だ。なーんにも頭を使わずビール飲みながら涙すら流せるだろ。

それは、ナーンにも頭使わず韓国に行って焼き肉食って女を抱いてキムチをお土産にするのと同じだと思わないか。

思わないなら無能罪だ。オマエらの、そのばしのぎの笑い、品のないジョーク、汚い家、リサイクルで買った服。新品は子供の制服だけで、通学自転車すらリサイクルだ。その自転車のフェンダーに貼る高校のシール。その高校の偏差値や推して知るべし。

バカだからそのみじめさの由来を考えたことがないだろう。

僕の書く事実は、読んだだけで終わらないでくれという、すがるような願いをこめている。

かるーく無思想なものを書くときもある。それはどうでもいいものだが、共感を求め僕がすがるものほど「いいネ」が少ないのがとても悲しい。


ゼロは凡作、雷電は欠陥機だ。

2013年09月08日 | 東洋歴史

一年越しのプラモデルの雷電がもうすこしで完成だ。たくましい体をしている。

性能
高度6,000mにおいて325ノット(約601.9km/h)以上。340ノット(約629.7km/h)を目標とする。上昇力高度6,000mまで5分30秒以内。航続力最高速(高度6,000m)で0.7時間以上(正規)。武装20mm機銃2挺、7.7mm機銃2挺。その他操縦席背面に防弾板を装備する。

紡錘形に絞り込んだ機体は、最高速の向上が期待されたからだ。前面カウルの内側は強制冷却ファンが回る。このファンはプロペラの回転より早く回転し日本的工芸の精緻さを見せる。このファンとイグゾーストのターボファンの音はキーンという金属音を生んだ。

1000馬力前後のエンジンで昭和20年の戦争を戦おうとした低脳海軍は、やっと昭和20年2月になって次期戦闘機に期待しはじめた。

しかし、そのころは日本は、設計や生産や物資や制度やガソリンそれらすべてに絶望すべき状況であった。

堀越技師は優れた技師ではない。ゼロの最初の戦果は複葉機を相手にしたものだ。低翼単葉は世界初ではない。bf109を見よ。日本より5年も早い。時代は700キロの時代になるのに軽さが売りのゼロ21は速度が出ない。問題はエンジンだが堀越にも責任がある。受風面積にこだわるあまり配管の無理な引き回しが増えた。銃はコピー。そもそもエンジンもプロペラもコピーだ。翼に無防備にガソリンを積み風貌は防弾ガラスでもない。

無理な軍部の要求だという能天気がいるが、ハイと言った堀越はもっとバカだ。技師は命をかけねばパイロットに失礼だ。

元山航空隊の基地司令は空母赤城を沈めおめおめと自分だけ助かった青木泰二郎だ。現場のパイロットは互換性がなく精度の甘さに泣かされながら、補給もない中苦労して部品を作り、夜を徹して整備していた。それでも整備兵はまだいい。朝になると飛行士は、毎日来るグラマンと格闘した。

「無能な経営に泣かされる現場」という図式は今も変わってない。

同じ海兵を出ていても要領がいいと司令官になり従兵や隊長機を持つ。僕の知る井上少尉はゼロ52のパイロットだ。

雷電のデストリビューターはふたり抱えで引き抜き整備した。それだけで4時間かかる。無意味な凸凹、お粗末電装、不合理な計器盤、死ねと言わんばかりの着陸速度、弾詰まり、暴発、意味のない装甲板(グラマンの弾が当たると機体全部が爆発した)、デストリビューターの奥にあるターボ。最大の欠陥は長いプロペラシャフトの共振、それを予期しつつ対策をとれない技師の無能。

内地から運ばれた雷電は半分も動かなかった。パイロットが地上で死ぬことほど悔しいことはない。

青木泰二郎司令は元山空で終戦を迎えた時、内地に飛行機で戻り、残された隊員たちはソ連軍の捕虜となりシベリアに抑留された。青木の行動は「敵前逃亡」である。

一方この前、井上少尉が死んだ。井上少尉は、ひきょう者青木のことは語らなかった。6回撃墜され6回目には12.7ミリが頭をかすった。でも彼は、ゼロ52で4機撃墜している。「私は帝国軍人としては失格です。落とされた回数が多いですから。」

聞いたか青木、敵前逃亡野郎。井上先生は静かな先生だった。静かに僕に数学を教えてくれた。また一人「男」がいなくなった。

奥様から勲章をたくさんいただいた。「遺品なのにいいですか。」と言うと、「要りません。」と言われた。


ファンを減らすいけない日々の告白   2

2013年09月08日 | 受験・学校

たった人口5万の都市に風呂屋が5軒、映画館も5軒あった。今はもう風呂屋は1軒、映画館はない。その5軒あった風呂屋にいたずらをするのが楽しみだった。

女湯のすりガラスの窓の角が、小さく一辺が5サンチ程度三角形に欠けていた。窓の位置が高かったので小学生の僕は覗くこともできず、きっと窓の向こうには、おとぎの楽園があるに違いないと想像するばかりであった。

あるとき金もないくせにどこで仕入れたか、水鉄砲を持ってきた奴がいる。その三角形の隙間から水鉄砲を撃ちまくった。

「なんばしょっとか。」(女性)という怒りの声と共にお湯をかけられた。だが、窓があるのでその小さなガラスの割れた隙間を通してくる若干のお湯は、かかる量がわずかだ。

あるときそんなことを繰り返していると、窓がガラッと空いた。僕は今まであれ以上の醜悪な生き物を見たことがない。へその位置まで肉塊を下げて怒りまくる婆。両方の乳はぶらぶらするより結んでいたほうがよい。縦ジワのよった乳とその先のどす黒い乳玉。動くだけに余計に醜悪だ。もちろんトラウマになった。僕の夢を壊した責任を取ってほしい。

時々おっぱいパブでフラッシュバックする。

でも子供が遊ぶにはパラダイスの町だった。表の道に出なくても塀の間や床下を通り隣に行くことができた。どこにも水路があり筏を自作して遊んだ。年に2,3人は水死した。だからなんだ。楽しみもなく60になって自殺して何の意味がある。

中学はバイクの世界だった。高校生が怖かったので50しか乗らなかったが、やはり多くの友人は、死んだ。高校になりCBに狂ったころはもっと多くの友人が死んだ。

しかし、高校は決してバイクを禁止しようとしなかった。きちんと乗らないのが悪いのであってバカが死ぬのに高校の知ったことではない。

僕はちゃんとした考えと思うのだが当時は、ヒステリーがバイク自体を敵視した。今やっとその考えは修正されきちんと訓練させ乗ることを許可しようという方向が出てきた。

大きいバイクはそのぶん面白いがいきなり乗るのは無理だ。50から125から400から1000と進まないといけない。いきなり1000に乗ったやつはいつまでたっても上達しない。

学校のくせにバイクのことを何も知らず、「命を守ろう」とかとって付けた理由を持ち出すのは、言葉に裏がある。官僚の中でも一番あほ官僚の思い付きに全国が右ならえをした。

今そのバカ官僚が死に、状況が変わりつつある。よいことだ。