か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

ウソはしきりと絶叫する 85

2021年11月19日 | 韓国
<前回のつづき>

韓国の反日教育は終戦後60年近く継続してきたが、様々な神話と歪曲、誤った解釈、誤解とウソなどが加わり今日に至ってはやたら精巧な体系を持つ洗脳システムになったのではないかと考えられる。このような韓国内部の反日イデオロギーをそのままにして日韓関係の発展を期待するのは、あたかも敷地内にたまった水たまりをそのままにしたまま時がたてば蚊がいなくなるだろうと考えるような愚かなことだ。今日まで日本の政府と学会の歴史問題に対する対応法は度を越して受動的であったと考える。これは韓国側が攻勢的であったため自然と日本がそのような姿勢になったのも理解できるが今後は変わる必要がある。


韓国歴史教科書の歪曲と数値操作は日本の教科書に比して極めて深刻なものであり解釈の違いからくる点はさておいて明白な事柄からでも日本政府が調査して一つ一つ是正を要求すべきである。実際韓国人はこのような洗脳教育を真実であると石のように固く信じ込んできたため「日本政府はこのように考え抗議する」というぐらいのことは韓国社会に知らせるだけでも反日感情の解消には大いに効果があるだろう。



[1-4]日本軍のヒューマニズム - 軍隊慰安婦 p75

カテゴリー 新親日派のための弁明 キムワンソプ 第一部 東アジアの夜明け


従軍慰安婦。大東亜戦争期、日本軍について言った売春婦を呼称する用語なのであるがこの頃韓国ではこのような用語を使うと頭のイカレタ旧世代という指摘を受けかねない雰囲気である。最新の校正された正確な(?)用語では「性奴隷」と言わねばならぬ。日本軍性奴隷-これが女性団体のしつこい主張によって最近韓国に定着した公式の用語である。しかしこの用語は誰が見ても日本の国家的イメージを失墜させようという意図が垣間見られるという点からまずもって客観性を失っている。のみならず用語が特定の価値判断を含んでいることは容認するがその価値判断自体が誤りなのである。従軍慰安婦はいろいろな試行錯誤を伴っていた制度であるといえるだろうが、基本的に人を奴隷にするために行われた制度ではないからだ。したがって私は日本で定着した従軍慰安婦という用語を使用することにする。



振り返ってみると、おさないときから私は日帝時代(訳者注 韓国が日本の植民地であった時代)に挺身隊というのがあったという事実を聞いて知っていた。多分学校の先生とか本、漫画、TVなどを通じて知るに至ったのだろう。幼少時代から今日まで私が知っていた挺身隊に関する知識は以下のとおりである。

<日帝時代末期、戦争の敗色が濃くなると日本軍は全国を探し回り、てあたり次第に若い女性を捕まえて軍に閉じ込めこき使った。その数、数十万。挺身隊に取られないように父母は10代前半の女子をだれかれ構わず結婚させなければならないほどだった。このような理由からいい年をした男が幼い妻をめとるという拾い物をすることも多かった。とらえられた女子は大部分純潔を失い自殺するか日本軍に反抗して殺されるかあるいは病にかかり死んだ。生きて帰った女子はごく少数である。>

今日に至っても従軍慰安婦に関する韓国社会の伝説は上記と大きく外れるものではない。一例、韓国の高等学校教科書は<日本軍慰安婦の実像>というタイトルで従軍慰安婦問題に対し以下の通り記述している。

<次回に続く> 毎月20日に公開します




偕老同穴

2021年11月05日 | 日常
中空で竹で編んだような姿。20㎝ぐらい。直径4センチで円筒形。片方はとがって海底に固定されている。

カイロウドウケツという海綿の一種。相模湾。1000メートルの深海にすむ。ひっかかったプランクトンを食べているらしい。
脳もない生物が、

自分の体で編み物をする。

まるで結晶体のように成長するが、アモルファス体である。その繊維は光ファイバーよりも強く細い。これを水温4~5度の深海で合成するのだから、人知の遠く及ばない世界である。


この網目の隙間からエビの幼生が入り込むことが多いという。このアモルファスのかごの中で幼生はエビの成体になる。2匹で入り込むことが多くどういうきっかけかは不明だが片方はオスに、もう片方はメスになる。


その時は体が大きくなっていて一生この籠の中から出ることはできない。

籠を形成する海綿にとっては何の利益ももたらさない闖入者であるが、自分の体内で甲殻類の夫婦がともに添い遂げるのを見ているわけだ。
ちょっと見えにくいがエビがいる。


僕は思った。ここにいるエビ同士が夫婦喧嘩をしたら修羅場になる。一生この空間で女房と過ごすなんて。どんな拷問より苦しい。


仲良くしなくちゃ、やってけないな。



実は佐賀神社で骨董市があったので見に行った。そのついでに神社のお宝を見せてもらった。







それが、偕老同穴。

三省堂によると、夫婦が仲むつまじく添い遂げること。夫婦の契りがかたく仲むつまじいたとえ。夫婦がともにむつまじく年を重ね、死後は同じ墓に葬られる意から。「偕」はともにの意。「穴」は墓の穴の意。 


不思議な生物がいるもんだ。エビにとってはちょっと狭いマイホーム。退屈だろう。ものは考えようで、最近の人間の郊外住宅もこの程度だし外敵の攻撃からの安全は確保されるからまあいいのかな。


生き物は人知の到底及ばぬ工夫をして生きている。なのに人間は他の種の絶滅には無関心だ。

人間は全生物に君臨する独裁者きどりだ。

そんな浅はかな人類が世界をヒートアイランドにしてしまう。人間自身が滅んでも自業自得ではあるのだが、あおりを食って滅ぼされてしまう生物はたまったもんじゃない。

漆黒の深海でただ一生懸命生きていただけなのに。絶滅が危惧されている。


帰り道、うどんを食った。大変おいしくいつも立ち寄るところだ。

できてきた肉うどん大盛りが、偕老同穴に見えた。
妻は平気で食っていた。

僕は偕老同穴状態だ。