<前回のつづき>
韓国の反日教育は終戦後60年近く継続してきたが、様々な神話と歪曲、誤った解釈、誤解とウソなどが加わり今日に至ってはやたら精巧な体系を持つ洗脳システムになったのではないかと考えられる。このような韓国内部の反日イデオロギーをそのままにして日韓関係の発展を期待するのは、あたかも敷地内にたまった水たまりをそのままにしたまま時がたてば蚊がいなくなるだろうと考えるような愚かなことだ。今日まで日本の政府と学会の歴史問題に対する対応法は度を越して受動的であったと考える。これは韓国側が攻勢的であったため自然と日本がそのような姿勢になったのも理解できるが今後は変わる必要がある。
韓国歴史教科書の歪曲と数値操作は日本の教科書に比して極めて深刻なものであり解釈の違いからくる点はさておいて明白な事柄からでも日本政府が調査して一つ一つ是正を要求すべきである。実際韓国人はこのような洗脳教育を真実であると石のように固く信じ込んできたため「日本政府はこのように考え抗議する」というぐらいのことは韓国社会に知らせるだけでも反日感情の解消には大いに効果があるだろう。
[1-4]日本軍のヒューマニズム - 軍隊慰安婦 p75
カテゴリー 新親日派のための弁明 キムワンソプ 第一部 東アジアの夜明け
従軍慰安婦。大東亜戦争期、日本軍について言った売春婦を呼称する用語なのであるがこの頃韓国ではこのような用語を使うと頭のイカレタ旧世代という指摘を受けかねない雰囲気である。最新の校正された正確な(?)用語では「性奴隷」と言わねばならぬ。日本軍性奴隷-これが女性団体のしつこい主張によって最近韓国に定着した公式の用語である。しかしこの用語は誰が見ても日本の国家的イメージを失墜させようという意図が垣間見られるという点からまずもって客観性を失っている。のみならず用語が特定の価値判断を含んでいることは容認するがその価値判断自体が誤りなのである。従軍慰安婦はいろいろな試行錯誤を伴っていた制度であるといえるだろうが、基本的に人を奴隷にするために行われた制度ではないからだ。したがって私は日本で定着した従軍慰安婦という用語を使用することにする。
振り返ってみると、おさないときから私は日帝時代(訳者注 韓国が日本の植民地であった時代)に挺身隊というのがあったという事実を聞いて知っていた。多分学校の先生とか本、漫画、TVなどを通じて知るに至ったのだろう。幼少時代から今日まで私が知っていた挺身隊に関する知識は以下のとおりである。
<日帝時代末期、戦争の敗色が濃くなると日本軍は全国を探し回り、てあたり次第に若い女性を捕まえて軍に閉じ込めこき使った。その数、数十万。挺身隊に取られないように父母は10代前半の女子をだれかれ構わず結婚させなければならないほどだった。このような理由からいい年をした男が幼い妻をめとるという拾い物をすることも多かった。とらえられた女子は大部分純潔を失い自殺するか日本軍に反抗して殺されるかあるいは病にかかり死んだ。生きて帰った女子はごく少数である。>
今日に至っても従軍慰安婦に関する韓国社会の伝説は上記と大きく外れるものではない。一例、韓国の高等学校教科書は<日本軍慰安婦の実像>というタイトルで従軍慰安婦問題に対し以下の通り記述している。
<次回に続く> 毎月20日に公開します