数字なんてどうにでもなるのよ。
このごろ目にするコロナ感染者数の日ごとの変化。急速に増えて急速に減少しているのを目にする。
これ人をだますのに使う伝統的手法。
政府も頑張り皆さんも自粛しパチンコ店は逆らったけど清潔な日本です。日本っていいでしょ…とギャグのようなうそをつく。
例えば人は音の大きさについて言うと、10倍大きいエネルギーの音でも2倍ぐらいの大きさに感じる。明るさについても同じ。
「どーん」という音がしたとき、その様子をグラフに可視化しようとする。このとき、音のエネルギーを縦軸に普通の目盛り(等差目盛り)を取るとグラフが跳ね上がりすぎてほかのデーターとの比較もままならない。
先に述べたように人間の耳は自然界の虫の羽音から雷鳴まで聞き分ける必要から、10倍の音のエネルギーを自動的に圧縮して2倍ぐらいに聞こえるように進化してきた。
この時、可視化しようとした先ほどのグラフの縦軸に工夫をこらし、10の2倍が20ではなくて100であるような目盛りを取ると実感と非常に近くなった。(対数目盛り)
世の中頭のいいのがいて横軸にも工夫を凝らすのだがそれは同様のことなので省略。
実情や実感や実用に近く統計学上の意味あるものとして目盛りを取り直しグラフにしてみると、日本のコロナ対策はさほど褒められたものではないことがわかる。
フィリッピンよりましだが韓国よりちょっと落ちる程度なんだ。
ぼくは、札幌医科大学なんて知りもしなかったが全体を俯瞰したうえでの専門性という点では天下一品の統計を示してくれた。
正確さに異常に固執することで必要以上に詳細なデーターに頼りかえって本質を見失うことがある。詳しさや信ぴょう性はそこそこでいいのよ。事実は真実を語らない。
問題はデーターの意味ある表現。結論のための我田引水をいかに排除しているかが問題。
お見事!
横軸にも工夫を加えると一層はっきりするので関心のある方はぜひ直に札幌医科大学の資料に接してほしい。
札幌医科大学医学部フロンティア医学研究所ゲノム医科学部門
大本営発表は人を騙そうにかかっている。
新潟の医学部の論文もすごいと思うが僕の能力が足りず皆さんに伝えるほどには理解が届かずとても悔しい。
そう言いながら僕は3密を避け山の中で読書三昧。この頃メスティンが活躍。山中自炊。
ニューヨークから紅茶が送ってきた。
紅茶はもともとアジアのモノじゃないのか。