か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

山滴る(やましたたる)

2022年05月03日 | 趣味
数日前、彩雲を撮った。
が、その後は晴れつづき。

ところで皆さん。King of Hobbyといえば?

それはアマチュア無線だそうだ。無線機の前でトンツーを打つ。ツートツートツーツートツー・・・あるいは、マイクを握り知らない人と話をする。

いったい何が面白いんだ、と最初は思った。これほどやる前とやった後の差が激しい趣味もまれだ。

どっぷり無線につかっている。


まずは腹ごしらえ。


大食いのぼくも外で食うとこの量で腹いっぱいになる。
スープはまだこの時期あったかい。次に行ったら冷製だろう。

最後にこれとか、

これ。
もうたまらんね。糖尿を克服した人だけの至福。Bliss.

バッテリーにも電気をたらふく食わせて、

山に行く。無線交信。

こればかりはやってみないと楽しさはわからないから詳しくは書かない。今またアマチュア無線がブームだそうだ。自作すればほとんどカネはかからない。無線機は自作無理。中古で十分。問題はロケーションとアンテナ。



山滴る。子規は詠んだ。

   笠一つしたたる山の中を行く  
元気な花だ。横には自衛隊の無線設備があるが、ちゃんと調整するとアマチュア無線もプロも差はない。


脊振山の山頂付近から、電波を出した。こんなチャッチイのでも九州、四国の一部、韓国南部と交信が可能だ。タダ。無銭。
水筒の左に無線機。その横にマイク。

先ほどのバッテリー。クルマのバッテリーは使えない。そんなことしたら10分でセルも回らなくなる。電圧は12.8Vで車も無線機も共通。
アンテナなどはハンズマンで素材を買って自作。大変勉強した。
自分の発想で工作し、遠くまで電波が飛ぶと嬉しいのだ。

百均のツッパリ棒。


ただし三脚はちゃんとしたものを使う。(安全)
マンフロット。根が生えたようにしっかりと立つ。


設置。144MHz

家からはロシアとつながった。7MHz 
NATOに負けるなと言ったら、オーチンハラショー。

かろうじてカリフォルニアと交信できたとき、猫のカラシが、
 相手は有名猫だが大丈夫かい?

好きに理由はないんだよ

2020年05月10日 | 趣味

趣味人にとっては、垂涎のとか、幻のとか、究極のとか、…とにかくその趣味の世界の中でも逸品というものが存在する。その趣味人、通常の反論のたぐいは聞き飽きてまともにとりあおうとはしない。

「どうせおまいらには分からんよ。」

どうしてこんな古臭いもの、実用にならないもの、大きくて重たくてダサくて…、とにかく信じられない、どこがいいのか、しかも気絶しそうな価格。しかもそんなガラクタ、一個二個なら我慢してやるが、どうして何個も買いあさるんだ。…と、とくに女房達には信じられないことのようだ。

「そんな言うなよ。これはコールマンのビンテージモノなんだ。」

「だから一個あればいいでしょ。とにかく部屋の中で火を扱わないで。ガソリンの臭いがいつまでも残るから。」

 

好きに理由はないと言いつつも、人の楽しみに対し無理解な発言が続くとつい、うんちくを語りたくなる。

それがまた女房にはイラっと来るのだ。

「じゃあ鏡台の化粧品の山は何だ。」と反論したくなるが言わない。我慢。

 

なぜ我慢して、罵詈雑言に耐えるのか。なぜ我慢? 反論しても勝ち目はないから。

 

ランタン大好きの本人も本当のところはよくわからない。「とにかく素敵じゃないか。この明かりの色を、揺らぎを、音を、聞けよ。」なあんてこと、言っても相手に通じるはずはない。

じゃなぜLEDじゃあだめなのか、電池じゃダメなの、と反論されても

「せいぜい譲歩してもLPGだな。」これも言ったらおしまい。じっと心でつぶやく。

 

ぼくは、このごろ一人キャンプに凝りだしてコールマン、スベア、ホエブス、ラジュース、プリムス…のコレクターの気分がわかりだした。

ぼくも我慢の子でいなければならない。

カネをためてGSを買ったとき、190Eに乗ったとき、4万の月給で18万のF2を買いシャッターを押したとき、人生を登っている実感がした。そしてぼくのGSは、F2は、確実にぼくを上品なやさしさで包んでくれた。

そんな仲間を集めないわけにはいかないだろ。

 

 

 


悲しい工業地帯 HAM Fair

2019年03月04日 | 趣味

年に一度のHAM Fairが日産苅田(かんだ)工場で開かれた。この工場ができたころ、僕は工場を見学させてもらった。

自動車工業の場合、最適規模はそれまで6000人とされていた。、ところが苅田工場は4000人で今までの工場と同規模の生産を行うと誇らしげな説明を受けた。(現在は2000人台)

その時僕は、じゃあ労働者の賃金は50%UPしましたね、と言って大いに嫌な顔をされた。

ぼくに説明をする程度の人だからあまり大した人ではない。どういった組織だろうが国家だろうが、下部組織になればなるほど愛社精神にあふれTOYOTAとの競争意識が強い。

 

資本主義の邪魔になる人ほど余計な愛国心を持つ。僕は劣等感によるものと思うが、今のところそう思って支障ない。

 

必死になってMITUBISHIなんかに負けないぞと従業員は叱咤されていた。ところが状況が変わるとゴーンちゃんはさっさとMITUBISHI と敗者連合を組んだ。

なんのこたあない。九州は賃金が低いから日産はやってきただけだ。餌を求める九州の飢えた狼たちは会社のためなら何でもする。狂気の愛社精神を身にまとい500社に及ぶ下請けをバカにした。

それを屁理屈で固め、案内はこういった。「九州は日産の故郷です」「戸畑鋳物や矢野自動車は日産の母体なのです」と。

ゼニ儲けに狂った会社ではポチまで安部のようなうそを言う。日産は、とくに鮎川は、戦争協力に熱心だった。戦後はオースチンのノックダウン生産を引き受け、クルマのまがい物を作りブルーバードと称した。

ネトウヨは韓国をパクリ国家だとバカにするが日本はそのパクリすらできなかったのである。例外的に世界に誇る、E,A,L型engineはさすがに完成に近い珠玉の名品だった。TOYOTAなど、ただ後塵を拝すのみでこの点だけは評価できる。

だが、井底の蛙、大海を知る由もない。

現在韓国はパクリを脱した。トウが立った日本などといつまでも付き合う必要はないのだ。

プリンスと合併しなければ何の技術の蓄積もない日産は、節操もなく座間工場、村山工場を廃止し政府とグルになりミサイル開発を引き受け軍産複合体の先頭を走る。北朝鮮が持つモノと同一のものだ。

つまり、NISSANのロケット、北朝鮮のミサイル。

自分がしたらロマンスで、他人がすると不倫だな。

節操のない、技術もない、あるのは政府とのコネだけ。そんな会社がHONDAにすら抜かれるのは必然だった。

 

輸出を待つ完成車のCar Poolには、決して日本にはないケバケバしいボディ色の左ハンドル車が並んでいた。

 

工場周辺の産業関連社会資本の充実ぶりは産官複合のいい見本だ。日産はいずれ去る。6車線道路と広いヤードが残り、社畜どもはあっけにとられて幹部を見送る。自業自得だがさみしい。

公共の一切が産業に奉仕している。バカ殿に盲従する赤穂浪士の群れがいた。便所紙のように捨てられるのに。

 

朝もやに煙る6車線を僕のクルマは走った。HAM Fairは日産の体育館を借りている。

戦国武将の兜のようなアンテナが人目を引いていた。僕の高級外車の屋根には、

十分。

会場の様子は次回。


象と象牙

2018年03月12日 | 趣味

人には収集癖があり、いったん集めだすと加速度がつき善悪の判断もしなくなる。

象と象牙は主に日本に輸出された。当然、革は財布になることもあり象牙は主として印鑑になった。田舎の床の間の置物にこれ見よがしの繊細な彫刻を施され鎮座した。

密猟者を責める前に先進国の理性が愚かな殺戮をやめさせるべきだった。

日本以外の先進国では、絶滅危惧種の革を持つことを最も教養がない行為だとして軽蔑される。にわか成金はどこにもいて貂や鰐によだれを垂らす。

こういうご時世になるとは知らず象の財布と象牙を買った。30年前。毎日使って金の刻印がはげないのだ。

この手触りは暗闇で財布を出すとき分かる。いつの間にか僕の指が記憶している。しっとりとして摩擦があり、強い。縫製がよく一度も切れたことはない。

「あ、財布新しくしたね。」といわれるとき得も言われぬ幸福感がする。

「うん、まあね。」

三越さんありがとう。


熊本ツーリング Ⅶ  熊本農業公園

2017年06月06日 | 趣味

この頃フリーマーケットは流行らない。netがほとんど全家庭に普及している昨今、早くも時代遅れの売り方になったようだ。はやり始めのころはまぐれのように素晴らしいものが出た。今はあまりそんな利点はない。

せっかくリュックを担いで福岡から1時間もかけてきているのだ。なんかいいものがほしいと思って物色した。

赤い鳥の作家が全部素晴らしかったとは言わない。しかし場違いはいないし、子供向けだからと言って手抜きをした作品はない。表紙のデザインは大正ロマンだ。

姉が読みかけたこの本をまだ字の読めない妹たちは眺めた。そして少しづつ読めるようになり挿絵と物語はつながった。と、こんなことが日本中どこにもある風景だった。

子どもを子ども扱いしない。これは、子供の能力を開花させる思想だ。

もちろんチンピラ予備軍もいて大体においてそのまま不良になる。不良になってカツアゲで一生を過ごす。例外はいる。いるにはいるが皆無と言って差し支えない。気違いは改心しない。そんな成長途中で真人間になるなら僕は神になっている。

ただ、戦後にはやる面白半分のお遊戯会のバカ騒ぎの中では、事なかれを願う校長と無学なモンスターペアレントが喜ぶ。モンスターペアレントは学がないので分数の足し算ができない。だからどうでもいいことにいきりたち学校へのコンプレックスの個人的はけ口にする。

子どもはもっと考えている。鈴木三重吉の名が見える。「ごんぎつね」を改ざんした人だ。原作南吉原と比較すればどんな良い教材になるだろう。

貧乏日本が精いっぱいのカラー装丁にした。坪田も森も彼らの名を冠した文学賞がある。

農業公園というだけあってさすがプロが育てた花だ

ちょっとやらしい形もあった

 

さて、話の続き。

バカはここらでお茶を濁しておけばよい。こういう姿勢が今日の教科書検閲にありありと見える。教科書が簡単なのだ。絵ばっかりで低脳のペットブログと同じだ。

文字なんぞ、実のところ滅んでもよい。漢字もなくせ。中国みたいに表音化するか。絵があればペットとグルメと服と雑貨の紹介はできる。

ただ、思想はできない。思想がないと人は便所虫になる。上からくるくそを待つだけの人生がいくら快適でも人が虫になって満足なはずない。

 

 


盆栽には宇宙がある。

2017年01月15日 | 趣味

 

センター試験が終わった。

丸暗記ごっこのオンパレードだったが特に今年はやる気のない現代文だった。世界史、現代社会は出題に余地がないので、まったくどうでもいいものを山川の教科書にあるばっかりに、アタナシウス派、アリウス派… 掛け算の九九の暗記ごっこのオンパレードだった。

アタナシウスがその後の世界史の展開に登場することはない。こういう愚門には犯罪性がある。バカが問題を作ると目の前の行き詰まりの解決に精力をそがれ、そもそものセンター試験とは何を選抜しているのかを忘れる。

つまり、バカが賢い人間の選抜はできないのである。

数学も初めて問題を見る生徒にはかなり難しい。だが事前にやって解法を暗記していれば簡単だ。そういう僕は満点をとれない。だが僕は何ともない。解けないのではなく知らないだけだ。

それが極端に出たのが現代文である。もうすぐ終わるセンター試験のために誰も情熱をもって問題を作らない。面白くない問題だ。ひねりも、ユーモアも、隠れてひにっくぽいセンターの意地を見せる「骨」も、見られない。

これじゃあお行儀よい子しか合格しない。いわれたことに従順な電通好みの言いなり小僧の選抜会だ。

 

韓国の修脳試験は、まさに科挙の現代版であり,事大主義の名残を見た。あれではまともな人間が落ち言いなり小僧が通る。

よその馬鹿の心配をして自分の哀れな境遇を忘れる日本人がいる。朝鮮人並みだ。

センターを受けるものの中で成績5%は日本を作っていく人たちだ。選挙で痴呆が投じた一票はむしろ日本を惑わす。衆議院選挙よりはるかに大事な、日本の柱になる人たちの選抜試験だ。

「いいえ、うちの子はバカですから。」という声を聴く。一部正確だ。ただしくは「うちはばかですから」だ。親の無教養は子供を殺すのが常だ。そんな無教養親によって泥水の中に引きずりこまれる子供のうち、ごく一部にでも鶴がいたら親の行為は犯罪だ 。親は無教養だから鶴が見えない。

 松は幅1メートル、梅は高さ15センチだ。でかいだけのバカ松、アホ梅よりここにこそ宇宙がある。

 

栴檀は双葉より芳し。座敷梅の盆栽を見に行った。福岡県山川町。2月には咲くだろう。素質のないのに税金を投入すべきではない。

 

 

 

 

 

 


クルーザー、まだまだ暑くて気違いが出る   12

2016年10月04日 | 趣味

船の操縦操舵席はなぜ船の上についているか。それは地球が丸いからである。丸いから上に上がったほうが遠くまで見渡せる。

クルーザーというのは見た目ほど快適ではない。潮の飛まつはすべてをベタベタにする。10月の太陽は殺人光線だ。12月でもまだ暑い。クルマがエンストすればJAFを呼べばよい。海上でエンジンが止まると、波を避ける方向転換が出来なくなり転覆する。

体温が低下し5時間で死ぬ。海上保安庁が5時間でこられる距離は限られる。ヘリに発見される可能性はさらに低い。

不潔と苦痛と危険の中になぜ身をおくのか。

お膳立てされた楽しい幼稚園でつつましく遊ぶのはいやだからだ。

 

 

だがやっかむ人が多い。理解力の無い人たちだ。そういう人は何回乗っても風と波と推力の関係を理解しない頭の悪い人たちだ。泣きべそをかく資格は無い。

遊びというのは命がけで真剣にやっているのだ。自然は保護してはいけない。知力と体力の限りをつくして自然と戦うから面白いのだ。

クルーザーは2度うれしいという。買ったときがその2度のうちのひとつ。これは当たり前。もう一度は売ったとき。つまりもてあましていたのだ。十分な時間と気合がある人は中古艇を買えばタダみたいに安く手に入れることができる。

2度うれしかった人は本来持つべきではなかった人だ。

でも一度も持たなかった人より遥かにましだ。

 

乗る前は気持ちが高ぶり大声になる人がいる。異常にふざける人がいる。

それを面白く思わない、やっかみのために生きる人がいた。僕の友人だった人の船が放火された。船は風にさらされ乾燥しているしガソリンもある。船火事は陸上の火災より消えにくい。犯人はある程度知識のある人だったかもしれない。

バカとひねくれ。甲乙つけがたくうっとおしい。

 

 

 

 

 

 


万策尽きたところに道はある

2016年09月18日 | 趣味

僕自身が生きる方針としている言葉だ。他人には言わない。他人のごく一部の方には共感する人がいるのでは、・・・と思い書いている。

たとえば、タダで電話がかけられるか。(ダイヤルの時代) まさか。天下のNTTが研究に研究を重ね金儲けの牙城を築いたのに、そこらのガキが考えたぐらいでどうしてタダがけが可能になろうか。・・・これが通説だった。さにあらず、田舎のスーパー高校生を侮ってはいかん。

まづ、10円入れ相手に通じると同時に電話機を倒す。すると10円は下に落ちずいつまでも話せる。(現在は対策済み)しかし、僕らもすぐにそのからくりを見破り、再びタダがけは可能になった。それは言いません。

高圧洗浄機がほしいなあと思っていた。庭のホースを買った。ブヨブヨのホースが安く1000円以下/10mだったので買ってみると、圧をかけると2倍ぐらいに膨らんだ。こりゃ爆発だと思いノズルを開くと危険なほど強く出た。

今考え中だがノズルのサイドに自転車の空気入れみたいな空気室を作ればさらに長時間噴射出来るのではないか、と。

パスカルの原理ぐらいは知っている。しかし10メートルのホースの内圧が1点で解放されるとき、その内圧を長さで積分した値の圧力が、ノズルしか逃げ場が無くなる状態はまさにGUNだ。

ちゃんと考えてから製作しないとこの場合危険だ。なぜなら、銃のブローバック機構と原理は同じだ。横に飛び出た薬きょうで死んだ奴がいる。もっとも、戦死扱いになったので良かったが。

 

SWEETS SWEETSなんと甘美な語の響きよ。ひみつのお店で。あまいものは頭を良くする。貧乏人がよくケンカするのは、糖分が不足しているからだ。かわいそうに。

福岡では誰でも知っているCACAOROMANCE 。あますぎない。あますぎる店もそばにある。

 

 

 

 

 

 


障害馬術、馬場馬術

2016年09月05日 | 趣味

 

オリンピック馬術はすんだが、今まさにパラリンピックの馬術が開催されようとしている。

 

 

まず、障害馬術。メジャーではないので競技の概要から。と言うと、すぐ鬱陶しいのが出てきて、自慢しているとか知ったかぶりをしているとか言う。

半分当たっている。知ったかぶりはしていない。これは競技者の基本であるし、馬術の常識である。あまり知られていないことを紹介しようと思っただけだ。

 

馬術は、長い歴史の中で、洗練され修正され競技規則が成立してきたものだ。。英知が結集し成立した競技だ。

 

障害には、水平、垂直、濠の種類がある。助走の距離が短いものや連続して飛越するものがあり、しかも馬の足がわずかに触れてもバーはすぐ落ちる。

馬が合う。これが大事だ。メダルのためには数百頭の選抜された馬の中からさらに選抜して乗る馬を決め、何年もかけて調教、乗馬して合う馬を探していく。

ITだなんだと一回の波に乗っただけで数億ためて金持ちと思っている貧困精神には絶対まねできない。

なぜなら、くされ成金が思うようなカネでは馬一頭維持できない、厩務調教がいない、時間が足りない。そして決定的なことに知識と気品が足りない。数百頭から一頭を選んでも4年しか乗れない。病気ケガ・・・

 そうそう、馬場の言葉は示唆に富む。「埒が開かない。下品な小金持ちと話しても埒が開かない」。毎朝馬場の埒を開けるとき頭がフラッシュアップする。

 

アングロサクソンのずるさは、また歴史ジャンルで書きたいが、今回ばかりは参りました。こいつらはコツコツ気絶しそうな努力をする。

四肢が麻痺し変形し、6歳までは何を使っても歩くことが出来なかった人が、腕を一回、背骨を3回骨折しながらそれでも乗馬学校に通った。見ていると、足が人の半分ぐらいなのでスルスルして鞍から落ちそうだ。

「ハンディをつけないと差別だ差別だ」、と騒ぐ日本の無教養、善人ぶりっ子主義は彼に学べ。障害は守られるためにあるのではない。障害と命がけで闘う人に、了解なくあなたチンバだから守ってあげますよ、とは失礼な話だ。

障害は守られるものではない。そんな意気地なしばかりではない。このごろ日本では、おれの障害にカネを払えと言い出すのが出る始末だ。モノカネをもらって当たり前と思うな。

障害とは闘うものだ。世の中は皆、見えない障害を持っている。それぞれに歯をくいしばって生きてるじゃないか。

彼は顔の半分を失う落馬事故にあいながら、通算4個の金メダルを持っている。