か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

女々しくなったなあ、朝日。

2014年08月20日 | ニュース

僕らが学生のころ、朝日新聞には最高に優秀な学生が就職して行った。大学入試より少し難しい入社試験だったが、たっぷり4年間遊んで錆びついた頭にはいい刺激剤だった。

僕は役人になったが、その試験より難しかったようだ。ところが、今年は受験する大学生に異変が起きている。出身大学の傾向がまったく変わっている。これじゃあフリーペーパーかタウン誌の記事でも書いてりゃいいな。アメリカにNY Timesがあるように日本には朝日があったのに。

日本語がよく読めない、または、節を含む文章は分からない。こういうゴロツキはゴロツキ新聞の漢字の少ない文章なら読めるだろう。それはそれでよし。

ところが朝日の産経化あるいは、読売化が起きている。

SとVだけの誰がどうしたこうしたの記事を、なぜ吐き気なしに読めるのだろう。

僕は、この国の新聞では朝日と日経の文化欄にかろうじて清涼感を感じている。それは申し訳ないが読者の教養に支えられている。感動には能力が要る。そういわれて、ふてくされて易につく人には永劫に無縁なものだが、日本には世界に冠たる日本文化というものがある。

ここがポイントだ。やたら日本日本とか言う奴に限ってポン介で議論も出来ないばかりか、下手に騒ぎ外交交渉を困難にする。

朝日よ。功をあせって珊瑚毀損事件を起こしたとか対馬イタイイタイ事件をでっち上げたとかいうのは現場のせいにしてしまえる。問題は、社として取り組んだ事件が捏造だった場合、どんなに弁明の余地があろうとも弁明してはならない、ということだ。ひたすら謝れ。

吉田清治の虚言によってどれほど多くの不毛な対立が生じたか。吉田の虚言をいいことに慰安婦問題を捏造した。一人でもいいから日本軍に強制連行されたという売春婦の存在を証明してみろ。

取材の王道に徹すればもっと早く訂正できたはずだ。裏を取る、という記者としての基本の手順を踏んでいればそもそも問題すら生じていない。

2014年8月4日5日(昨日と今日)、朝日は言い訳がましくではあったが誤りを認めた。他のマスコミは朝日コンプレックスを晴らすように勝ち誇っている。朝日は、間違えたうえにウソをつき覆い隠そうとしたのだからそこらのゴロツキ新聞にも及ばない。

謝罪の言葉が一言もなかった。言い訳はタラタラ続く。女々しい。悪いことをしたら謝れ。

スピード違反で捕まったら、潔く切符を切られろ。急いでました、女房が産気づいて、子供が死にそうなんです。そんなことで見逃す警官はいない。

今国民は、警官になって朝日を見ている。






 


加害者を保護し被害者をさらし者にする少年法

2014年08月13日 | ニュース

佐世保の人殺し高校生は、あと6年はシャバに出てこない。22で特別少年刑務所を出るとして、ただで高卒の資格を取って出所するだろう。

佐世保北は中程度の高校だから、犯人はそれなりの基礎力があると見るべきである。刑務所では簡単な勉強まで無料で提供され、よい暇つぶしができたことになる。名前も変え戸籍も操作してもらいまったくの別人として大学に通うのもよし、専門学校に行くのもいい考えだ。畜生。

僕が許せないのは、被害者の顔があらゆるマスコミにさらし者にされているのに、なぜ人殺しは顔を隠してもらえるのか。

また殺る。必ず殺る。

少年院の収容者たちが書いた作文がいかに涙なしには読めないものか知っているか。毎日反省文ばかり書いていればどんな悪性の人間でもウソが上手になる。

僕はそこで話をしたことがある。後になって少年院から感想文が送ってきた。実に心に響く内容で、僕の話よりもはるかに感動的だった。僕はそれを読んで泣いた。完全にだまされたのだ。考えてみると当たり前のことだ。どんなワルでも少年院では良い子にしているに決まっている。そして出所して倍返しをするのだ。

人は人生の途中で、自分のなかに善人悪人を入れ替えたりしない。悪は悪として生まれ悪として生き悪として死んでいく。

家の近くで20年ぐらい前、小3の女子をバットで殴り不具者にした小学生がいた。きっといっぱい反省文を書いて上手になっただろう。その小学生が中3になったとき小1の男子をバットで殴り殺した。

その人殺し中学生がつかまって言った言葉に愕然とした。

「誰でも良かった。ただ人を殺したかった。」 まるで佐世保とおんなじだ。

僕はこの人殺しの顔を知っている。みんな知るべきだ。そうでないとあなたの子供が誘拐されバットで殴り殺される。あるいは首を切り落とされ新聞に顔がさらされる。

あなたの家の前を狂犬がうろつきあなたの子供を狙っている。

安倍。日本が世界に誇る法治国家なら、加害者よりも被害者の人権を大事にしろ。少年法は改正すべきだ。



帰国はアメリカ輸送艦に乗せてね

2014年08月07日 | 韓国

80年前後は外患の危険性はなかったが、内憂の危険性は深刻だった(光州事件)。韓国だ。韓国政府は北の南進の兆候をでっち上げ国民の目をそらそうとした。

歴史始まって以来、一般に人類は内政安定のためには、敵の侵略をでっち上げる以上の上策を見出していない。低脳は尖閣だ竹島だといえば、ほかに見えるものはなくなる。

上海においては、邦人を保護するために海軍陸戦隊が行くぞと勇ましかったが、上海を越え300キロも進軍し、且つ、日本兵だけでも死者は2ヶ月で2万を超えた。盧溝橋においては、兵を拉致したシナ兵を許さないぞとウソをつき、シナ駐屯権利を脅し取り、さらにその協定にも違反して宣戦布告もなく戦闘を開始した。

軍は常に、敵を完膚なきまでに粉砕するのを信条としている。

戦線は瞬く間に中国沿岸一帯に広がった。救出された邦人の千倍の兵が死んだ。つまり、戦の前には民間人の命などは口実に過ぎないのだ。さらに言うなら民間、兵を問わず勝利のまえには命の価値など0(ゼロ)なのだ。

そこで本題だが、戦の途中で外人を救うため自軍の軍艦を割く行為は利敵行為であり軍法会議ものだ。

一隻でも船がほしい戦時下において、無料客船行為をするポン介軍隊はどこにもいない。

安倍は、「その船に日本人が乗っているとき、その船を守らなくてもよいか」という空想的防衛論をでっち上げ、何が何でもアメリカの子分として参戦する道を開こうとした。

さすがに集団安保の口実には、この言い方は通用しないと見て最近は引っ込めた。

隕石はいつ落ちてくるか分からない。だから国民全員にヘルメットを配ろう、と言い出すことと同じだ。

どう同じか。ありえなさが同じだ。

僕は300回ほど朝鮮と日本を往復した。身分が公務員であったとき、政府は僕を救出したかもしれない。大使館は僕の住所等を把握していた。が、僕の身分が民間人になるや否やとたんに邦人としての僕への関心はなくなった。

やばくなれば外務公務員および出向者等身内の公務員は飛行機をチャーターしてでも帰国する。あとは死んでくれたほうがいい。国内右翼はいきり立ってくれる。

韓国には3万人の日本人がいる。戦時に米艦を使って帰国させると米軍の了解なく決めた。相当の馬鹿だ。

朝鮮と何回も行き来していると意外な人と乗り合わせる。議員やスターや学者。有事、こいつらがわざわざ足の遅い輸送艦で魚雷におびえて対馬海峡を渡って帰るはずはない。

第一、そんな話は聞いていないと韓国軍もアメリカ軍も言ってるぞ。生きるか殺すかの瀬戸際で狂気にならぬものはない。そのときのんきに便乗を申し出たら、僕なら殺す。

相手の了解も取らずデートするぞと言いふらしてはいけない。

 


不易流行。鳥越俊太郎。

2014年08月01日 | 国際・政治

彼は僕より10年ぐらい早く、僕と同じ筑後地方で生まれた。表面的なスローガンを威勢よく繰り返し自民党の尖兵になった気でいる人には、なかなか邪魔な人物だ。

弱者は無条件に強者に寄り添う。愚者は無条件に賢者に寄り添う。なぜか。そういうお粗末な行動をとることで自分も強者や賢者になったと錯覚できるからだ。

ただし野良犬の群れは記憶力が悪く歴史を100年さかのぼることがない。その無能に任せて短兵急に結論を出されても日本は困る。

いいか。事柄は単独で意味を持つものではない。意味(価値)とは事柄同士の関係のなかにある。

はるか昔、僕は鳥越と同じ私立高校を受けた。試験問題を見て愕然とした。数学は得意だったからよかったものの、中学範囲では到底解けない、あるいは時間が不足する問題だった。偏差値60程度の理系の高校より、県内のあらゆる私立高校より、九州大以外のあらゆる国立よりはるかに難しかった。それを中学生に解けというのだ。

福岡大学には学生が2万人いるがこの学校の世界史が解ける人間は一人もいない。

いいたいのは、絶対に家庭教師がいないと合格するはずがないということだ。塾もない時代、まだ日本が貧しかった60年代50年代、何%の人が家庭教師をつけることが出来ただろう。

久留米大学付設高校。東大合格者はラサール、灘を抜く。勉強青二才ではない。ガン飛ばしてみろ。道の反対側に投げ飛ばされるぞ。

僕は落ちた。ソフトバンクの孫の苦労話はウソだ。10分でも勉強のことを考えない時間があったら取り戻すのに2時間かかる。その孫正義、堀江貴文、そして鳥越、合格者たちだ。

この高校に通れば東大は期末考査程度の勉強で通る。鳥越はあえて京都に行った。難易度に差はない。

すばらしい能力と努力の結晶たちだ。あほが何ちゃって高校を出て安倍万歳を叫ぶのは、とくに邪魔にはならぬが、外務省の前には鉄の門がある。

何が言いたいのか。わざわざアホを馬鹿にして喜ぶことはしない。面白くない。ポイントは、二つ。一つ、頭(ず)が高い。二つ、基礎的社会科学の習得には時間がかかる。さらによい先生につかないと絶対にその能力は伸びない。

軽々に批判するとは頭(ず)が高いのだ。彼は人権を振りかざし加害者を擁護したのではない。「イエスの箱舟」事件。彼を除く100%の人が千石イエスをセックス教祖として糾弾した。事実は違った。鳥越の功績は大きい。

自国防衛を口実にアメリカの子分として行動することを世界に言い放った安倍。世界情勢が緊迫しているから防衛は必要になってきていると安倍は言う。誰が緊迫させたか。アメリカだ。海外派兵のないところに殺戮はない。フセイン時代のイラクと今のイラクを比べよ。

別角度のものの見かたを提示すると言うジャーナリストの責務をよく果たしている。

僕は4月からは公職を退いた。ので誰とも会うことはなくなった。清々している。例外的に鳥越さんにあった。彼の一言がとっても優しかった。

からけんさんはタバコは吸いませんでしたよね。吸わない。ああ、そりゃよかった。

ジャーナリストの部分は、もう封印していた。僕は、さかんに集団安全保障の問題や、安部の危険性について水を向けたが、彼は聞こえないフリをした。

彼は十分な働きをしてきた。彼は引き際と言う線を引いているようだった。