京の四季 名勝散策 写真集

京都の観光、散策の参考にしていただければ幸いに思います。

くろ谷 金戒光明寺 09/11/26

2009年12月04日 | 洛中 

      紫雲山・くろ谷 金戒光明寺は、法然上人がはじめて草庵を営まれた地であり、十五歳で比叡山に登られた上人が承安
      5年(1175年)四十三歳の時比叡山の黒谷を下り、お念仏の教えを広めるために、紫雲山の山頂の石の上でお念仏を
      された時、紫雲全山に光明があたりを照らしたことから この地に草庵をむすばれました。これが浄土宗最初の寺院となり
      ました。









      
      山門 万延元年(1860年)の完成で、正面に後小松天皇宸翰「浄土真宗最初門」の勅額があります。









      
      山門前の紅葉








      
      新選組発祥の地 会津藩と黒谷と新選組
      幕末の京都は暗殺や強奪が日常化し、手のつけようのない状態になつていたところ、文久二年(1862)に徳川幕府はつ
      いに新しい職制を作り京都の治安維持に当たらせることになりました。これが京都守護職であります。
      京都守護職本陣  金戒光明寺は徳川初期に同じ浄土宗の知恩院とともに城郭構造に改められており、会津藩主松平
      容保公が幕末の文久2年閏8月1日(1862年9月24日)に京都守護職に就任すると、京都守護職会津藩の本陣となり、
      藩兵1,000人が京都に常駐し1年おきに交替いたしました。会津藩士のみでは手が回りきらなかったため、守護職御預か
      りとして新選組をその支配下に置き治安の維持に当たらせていたという歴史的なつながりがあります。
      慶応3年12月9日(1868年1月3日)、この年の10月に行われた大政奉還後の王政復古の大号令によって薩摩藩・長州藩
      が京都市中の支配権を確立したため、京都守護職は設置後6年をもって廃止されました。 そういった繋がりから、鳥羽・
      伏見の戦いで戦死した会津藩士の菩提をここくろ谷の地で弔っております。




                









      
      後小松天皇宸翰「浄土真宗最初門」の勅額








      









                
                紅葉の期間中、山門に登ることが出来京都市内の景色が展望出来ます。








                
                楼上から見る御影堂









      
      三重塔と東山








      









            









      
      御影堂(大殿) 内陣正面に、宗祖法然上人75歳の御影(坐像)が奉安されております。 大方丈と紫雲の庭には御影
      堂から靴を持って上がってください。
      






      
      方丈前庭と勅使門








      
      方丈東側の紫雲の庭








      
      茶室 紫雲亭








      









                









      









      
      こちらの光明寺は、初めて訪れましたが、特に紫雲の庭は、午後からの拝観をおすすめします。西側からの陽光が当た
      りとても素晴らしい景観でした。








      









                









      
      実相院の床紅葉は有名ですが、さしずめこちらは水紅葉と言ったところでしょうか。








                









      









      









                









      









      









      









      









                









      









      









      
      御影堂西側の大いちょう








      
      御影堂を後にして、境内の西側の塔頭の栄摂院に向かいました。この紅葉が太陽の光を浴びると鮮やかな色に変身し
      てくれます。








      
      拝観はされておりませんが、庭園だけは外から見れるようになっておりました。








      









      
      庭園の右手に佇む釈迦像








      









      
      夏の忘れ物発見









      









                









      









                









      









      









      
      鐘楼横の階段を下り、山門の右手(西側)の塔頭のどうだんツツジが目を引きました。








                









      
      何処の寺院もそうですが、京都の重要な観光資源を乱すような、景観無視の電柱を、行政始め電力会社は考えていただ
      きたいものです。日本の美的センスの無さを世界中に宣伝している様なもので、とても恥ずかしく感じます。









      









      
      太陽の恵みに感謝したひと時でした。

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嵯峨 天龍寺 09/11/24

2009年12月04日 | 洛西 嵐山・嵯峨野 高雄
      天竜寺は、嵐山・嵯峨野を代表する臨済宗天龍寺派の大本山の寺院です。開基(創立者)は足利尊氏で、開山(初代住
      職)は夢窓疎石です。足利将軍家と桓武天皇ゆかりの禅寺として壮大な規模と高い格式を誇り、京都五山の第一位とさ
      れてきました。






      
      大河内山荘から来ましたので、北門から入り境内を廻り方丈東側の正面出口に向かいます。








      
      小方丈前の白壁








      









      
      多宝殿の北側から高台に上ることが出来境内や右京区が望めます。








      
      大方丈の北側、庫裏の屋根です。








                









      
      庫裏のさらに北側に位置する多宝殿 後醍醐天皇の尊像を祀る殿舎で、昭和9年(1934)に天龍寺、信者の尽力によっ
      て造営されました。








      
      曹源池の西側の回遊路です。








      









      
      大方丈








      
      大方丈前の曹源池 夢窓国師作の庭園で、嵐山、亀山などを巧みに取り入れた我が国借景式庭園として、わが国では
      始めて特別名勝に指定されました。








      









      









      
      大方丈南側のひと際鮮やかなもみじです。








      









      
      大方丈東側の方丈庭園と勅使門 正面入り口から入れば最初に目にする庭園です。 勅使門は、江戸期の火災を免れ
      た寛永年間(1624~1644)のものとされ、天龍寺では最古の建築物です。細部によく桃山様式を伝えております。








      









      
      方丈庭園から大方丈を透して見た曹源池の紅葉 大方丈は、法堂の奥に西側に位置し、その北側に小方丈(書院)が連
      なり、大方丈は明治三十二年、小方丈は大正十三年の建築です。








                
                大方丈の拝観入り口がある庫裏。 入ったところには、達磨大師の画が置かれております。








      









     
      庫裏








      
      後嵯峨天皇稜








      
      後嵯峨天皇稜の前に佇む鐘楼









      









      
      参道左側は、中門、総門まで塔頭の白壁が続きます。








      
      八幡宮








      









      









      









      









      









      
      松厳寺 左手に天竜寺七福天の福禄寿天が祀られております。








      
      福禄寿天の板塀








      
      弘源寺








      




                    









      









      









      









      









      









      









      









      









      
      新緑と紅葉の時期だけ拝観が出来る、塔頭の宝厳院








      
      宝厳院前の嵐山羅漢









      









      
      宝厳院の南隣にある小倉百人一首の時雨殿








      
      天気は曇りでしたが、そんなに暗くもなく綺麗な紅葉を楽しむ事が出来、10時半から3時半まで五時間で7箇所を廻るこ
      とが出来ました。

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