世界遺産の平等院は、平安時代初期の左大臣源 融(みなもとのとおる)の別荘跡を1052年に関白藤原頼道が寺に改め、
平等院と名付けて極楽浄土を現出させようとしたものです。
山号を朝日山と称し、宗派は17世紀以来天台宗と浄土宗を兼ね、現在は特定の宗派に属さない単立の仏教寺院となって
おります。
表門は境内の北側に位置しておりますが、車で伺いましたので、駐車場がある南門から入りました。
南門前の平等院蓮
南門を入ったところの、近代的なミュージアムの鳳翔館。境内の拝観を先にすませ鳳翔館は最後に見学いたします。
鳳翔館の西側を通り境内に入ってまいります。
大書院前の百日紅(さるすべり)です。
鳳凰堂西側(裏側)に位置する大書院
大書院から見た鳳凰堂
大書院北側の不動堂
鳳凰堂は、阿字池に浮かぶ中島に建っており南北二本の橋と鳳凰堂裏側の建物で繋がっております。
樹齢200年以上を誇る藤棚と鳳凰堂の拝観待ちの参拝者。20分置きにガイドさん付きで鳳凰堂を拝観できます。別料金
五月上旬には、1メートルにも及ぶ花を咲かせます。
藤棚の北側の観音堂は、観音菩薩像の他に鳳凰堂の木製模型が安置されております。
藤の枝葉は、開花前に綺麗に切りそろえられるそうです。
表門への参道 鉄道、バスなどでお越しの方は、こちらの門を利用されます。
阿字池(あじがいけ)鳳凰堂への橋と国宝・阿弥陀堂(鳳凰堂)。1053年の建立になるもので、堂内には藤原時代の
仏師定朝の作とされる国宝・阿弥陀如来像が安置され、壁には51体の国宝・雲中供養菩薩像が舞っております。
国宝・阿弥陀如来像と国宝・雲中供養菩薩像。一部抜けている像は、鳳翔
館の方で展示されており、同じ目線で眺めることが出来ます。
パンフレット写真より。
やっと、十円玉の図柄が拝めました。
鳳凰堂の対岸からも阿弥陀如来像が拝める配慮がなされております。 心配りが実に日本的に思えました。
鳳凰堂の南側に鳳翔館の入り口があります。 クーラーが良く効いており汗だくで入ると
急に熱が奪われ寒さを感じてしまいましたが、慣れると外に出るのが嫌になりそうでした。
国宝・雲中供養菩薩像の一部が展示されております。 パンフレット写真より。
鳳凰堂の名前の由来の鳳凰も一対が展示されております。
鳳翔館東庭
鳳翔館東側の鐘楼