メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

ミニミニヤモリ

2006-08-16 07:37:52 | 動物
今日は全然ゲージュツ的な写真じゃなくてすみません。

うちの、表通りに面した窓には、下半分白い紙がべったりと貼ってあります。
ワンコが、よそのワンが通り過ぎるときに興奮して
窓ガラスに体当たりすることを避けるためです。
いやマジで、一度それでガラスを割りました。

ですが長年陽に晒されて、テープもカサカサになって隅っこがはがれてたりして、
今日はその隙間から、ちっちゃな赤ちゃんヤモリが入り込んで、
このとおり。



けっこうでっかく写してますが、
全長(尻尾抜きで)1cmあるかないか、という赤ちゃんです。

うちは猫がいて、ときどき食ってるにもかかわらず、
かなりの数のヤモリがいます。
本をのけたら、本棚の奥に白くて小さい卵が、なんてことも。

で、特に今の時期、卵から孵るころなんですかね。
ちっこいのがあっちにもこっちにも、チョロチョロチョロチョロ。

しかしあまりにすばやいし、小さいし、
天井の上のほうだったりするとそもそもカメラが届かないし、
というので、今まで撮影はほとんどあきらめてました。

が、今日はなんかおもろいぞ~。
おまけに裏からなので、かなり近付いても逃げないし。

ほら。





ところがね、これを見てて気になったんです。
ヤモリの指の数っていくつだっけ?

写真ではどうも、4本に見えるんですが、
確か5本なかったっけ?
人間と同じってところがすごく妙でかわいいと思ってたのに。

調べてみたら、やっぱり前も後ろも5本指が基本らしい。
うーん……。



でもほら、これだとどうしても4本に見えませんか?
まあ一枚目なんかは、5本に見えないでもない気がするところもあるけど……。



ちょいと失礼、と紙を窓ガラスに押し当てて写真撮りました。
うげ、と平べったくなってしまったヤモリ君。
何となく黒い目玉がふたつ見えるほどに平べったくされちゃってますか……。



で、指の数が納得行かないのでいろいろ探してたら、
こんなサイトの写真を見つけました。

ふーむ、5本目の指はこんなにちっちゃいのか……。
でもこのサイトのヤモリコーナーをいろいろ見ていると、
くっきり5本指のもあり、種類や大きさなどにも関係あるのかも?

またそのうち、大人のヤモリを見つけたらじっくり観察、
そしてさらにできれば撮影してみたいと思います。

アップ写真を見ると、みんなつくづく爬虫類だなあ。
普段見てる分には、うろこが細かすぎて、あんまりそんな感じしないんですよね。



そうそう、ヤモリがガラスだろうが何だろうが、垂直に這い登っていく技術。
その吸い付く力がファンデルワールス力だと解明されたのは
ほんの去年のこと。
詳しくはこちらに載ってますが、
強力接着剤にも応用できるかもしれない、
ヤモリの小さな秘密だそうです。

カメラの購入に迷う

2006-08-15 06:36:47 | 雑談
暑いですなあ~~。
世間の暦は「残暑お見舞い」の時期らしいですが、
とんでもないことです。

まあメキシコでも一番暑いと言われるのはだいたい5月ごろの
セマナ・サンタ(聖週間)の時期ですが、
このころの暑さというのは、乾燥しきってギリギリと肌を刺すような暑さです。

今の時期はすでに雨季に入っているので、
まあ雨が降れば涼しくなるとはいうものの、
どうかして数日も雨が降らないと、
気圧がぐぐぅぅっと下がって、とんでもなく蒸し暑くなる。
この暑さは、日本でもおなじみかもしれませんね。



いやそれで、あんまり暑いのでのらくらして、
そうでなくともいろいろと用事があってけっこう忙しいのに、
ますます溜まってきて、切羽つまります。
という言い訳が、えらい長い前置きになりました。

で、このごろ出かけてないので、ネタも枯渇気味。
あることはいろいろあるんだけど、
文章たくさん書かなきゃいけないネタが後回しにされて
溜まってくるんですよね~。

カメラの調子がいまいちだというのは何度か書いてますが、
マジで新しいのを買おうかどうしようかと迷います。
どうせ買うなら、今度は一眼レフのちゃんとしたのがいいかな~、
でも高いし嵩張るし、使いこなすだけの腕があるかどうかも問題だよな~、
とはいえ昔はちゃんと一眼レフの本格カメラを使っていたわけで。



なんかやっぱりね、こういう写真は綺麗に撮れると嬉しいもんです。

メキシコの夕焼けは、ドイツなんかと比べて迫力がないと
いつも思ってますが、それでもやっぱりきれいなときはきれい。



アナログ写真にはどうしても、傷やゴミが入り込みますが。



あ、ゴミじゃないのもあります、ここの黒い点々は例によって鳥たちです。

普通のデジカメでもこれだけ撮れるかと言えば撮れるのかも知れず、
でもいろいろ違いや説明を読んでいると、
どっちがいいのか、本当に迷う。

9月と11月にはそれぞれ二回ずつ旅行の予定が入っていて、
せっかくだったらそのときにちゃんとしたカメラがほしい気もするし。

普段お金を使うことがほとんどないので、
少々奮発してもバチは当たらないと思うんですが、
やっぱり身に染みついた貧乏性ですかね~。

で、昔のアナログ写真といろいろ見比べたりして
迷っているここ数日です。
ま、贅沢な悩みですかね。もうしばらく迷ってみることにします。

平べったい煉瓦のコマルカルコ

2006-08-14 08:44:48 | 遺跡
今日はまたまた遺跡です。

タバスコ州、ヴィリャエルモッサから車で一時間ほどかな。
コマルカルコ Comalcalco というところです。

だいぶ前に一度、ワンコを連れていったんですが、
犬はダメと言われて、しょうがないので車に置いて大急ぎで一周。
でも遺跡の中には野良犬がいっぱいいましたけどね……

写真も真面目に撮らなかったので、
一番特徴的な煉瓦の写真がないです。

全体は、綺麗に整備されて
緩やかな丘の上に、遺跡がぽつりぽつり。



丘の上までせっせせっせと登っていくと、
大きなアクロポリスの眺めが。



この日も、焼け死にそうなほどお天気よかったはずなんですが、
どうもアナログ写真の焼き方が悪かったんでしょうか、
空の色がまったく出てません。



気持ちのいい芝生に座って休んでいる人がけっこういました。
ゆっくりピクニック気分で過ごすにはいいところです。



で、どこかに煉瓦の写真がないかと探したら、
コマルカルコの公式サイトがありました。
そこの、ここに、煉瓦のアップ写真があります。

いろんな遺跡に行きましたが、こんな平べったい煉瓦を見たのはここだけのような。
いや、その後どこかで見たっけなあ?(いい加減)
この公式サイトにも、煉瓦が特に言及してありますが、
なぜここでこういう形のものが使われたのか、という説明はない?

また何かわかったら書きます。
知ってる人いましたら、ぜひぜひ教えてください~。

船着場の夕暮れ

2006-08-13 12:12:33 | 風景
今日は更新お休み~。
とか言っちゃってこっそり更新?

停電は、本日は朝の5時半から始まり、
どうやら時間通り2時ごろには終了した様子(避暑に出かけてました)。
さすがに昨日、午後4時までかかったことで苦情が殺到したんでしょうか。
おかげでサッカーはちゃんと見られました。

で、夕方ワンコの散歩に行った防波堤で。



うっすら夕焼け。
港で船たちが眠ってます。



実はこの手前にペリカンがたくさんいて、
夕食の時間だったらしくて
ざっぱんざっぱんと水に飛び込んでました。
その様子をさあ、撮ろう、としたら
「電池容量がなくなりました」という。
またかよ~、しゃあねえな、と替えの電池にしたら、
「電池容量がなくなりました」

嘘をついてサボることを覚えてしまったカメラ……

というわけで、今日はこれだけです。

ハチドリ

2006-08-11 06:28:05 | 動物
投げやりなタイトルでスミマセン。

実はたった今、午後の仕事に出かけるダンナが発見したチラシ。
2006年8月11日(金)
午前6時から午後14時
(と表記してある)まで
停電します

だとおぉぉぉぉぉ~~~?

火曜日に同じ8時間停電やらかして、
さぞかし停電事故が少なくなることだろうと思ったら、
すでに昨日短時間停電がありましたがね

おまけに明日はダンナが一日出張で留守だから、
丸一日時間を自由に使えるぞ~~~、と張り切ってたのに……。



ま、気を取り直して。

タイトルどおりの、ハチドリです。



前住んでた家の前に、でっかい杉の木がありまして、
そこにハチドリが巣を作りました。

はいちょっとごめんなさいよ、と覗きこんで、
一枚だけ撮影。

ハチドリっていっぱいいるんですけどね。
小さいし早いし、でこんなふうに写真に撮れるチャンスはなかなかないです。

うちの裏庭にも、何があるのか知りませんが、
私がパソに向かう朝8時ごろに
必ずやって来るハチドリもいます。
窓の外でしばらくホバーリングしてから、
またふいっとどこかへ飛んでいきます。

メキシコの鳥図鑑によると、
ハチドリは世界で320種、メキシコには50種いるんだそうです。

その図鑑の図版をパクってきました。



こんだけ~。
ん?
50種より多いんですけど
まあオスメス載ってるのとかあるからかな。

なかなか壮観でしょう~。
名前を覚えようなんて、ハナから気がなくなります。

写真のハチドリも、全身見えてないし、
どうせたぶんメスだからよくわからんし。

この巣は、高さが私の頭より低くて、
しかも木は歩道のすぐ横に立っていたので、
通りがかる子供たちがしきりと覗き込んだりしていたので
(それにいきなりフラッシュ焚く不埒もんもいるし)、
数日後に巣を放棄してしまいました。
ごめんね。
どこかもっと静かなところに巣を作り直してくれたかな。

いつの日か、ちゃんと飛んでいる(ホバリングでもいいけど)
ハチドリを撮ってみたいけど、
それにはかなりシャッター速度の速いカメラでないと
無理かもしれません……

何もない風景

2006-08-10 06:17:52 | 風景
アナログ写真です。

あのころは(今もだけど、もっと)お金がなかったので、
一度だけモンテレイまで長距離バスで行ったことがあります。

40時間かかりました。
ヨロヨロのガタガタになって辿り着きました。
二度とするまいと、ダンナと誓い合いました。

で、そのバスの中で、本を読むのもしんどくなり、
映画もやってない時間、
ひたすら窓の外を眺めても眺めても眺めても、
広がる荒野荒野荒野……。

あんまり暇なんで、写真を撮りました。



うぉぉぉ、椰子の木が生えてるよ!
大群だよ!



おおっ、家畜の群がいるよ!

とかね、やっぱり「何もない風景」の中でも
かろうじて「何か」があるところでシャッターに指が行きます。

でも考えたらこれは一眼レフカメラだったからこそ撮れたのかも。
今のノロくさデジカメだったら、
やっぱり本当~~に「何もない風景」しか撮れないことでしょう。



たまには湖が見えます!



おおっ、家がありました!
これは、「村」と言ってもいいんでしょうかねえ?



今度は正真正銘の「一軒屋」。



潅木と椰子の木、ひたすら荒野。
まあこういう光景が9割がただと思ってください。



大接近! 一軒屋!
でも……未完成で人が住んでいる気配はないです。
まあわかりませんけどね。



そしてこれも、村というか集落というか……。
なんかこう、60年代のアメリカ映画か西部劇にでも出てきそうな雰囲気ですかね。
ピックアップトラックにもたれてる兄ちゃん、
裾の広い革ズボンとカウボーイハットに違いない。



こういう感じの繰り返しが、40時間とは言わないけど
タンピコから北、15時間くらいかな?
まあもちろん合間に停車する町に立ち寄り、
トイレ休憩と食事の時間はあるわけですが。

雰囲気を味わうためには
一連の写真を2000回くらい巻き戻して見てください。

というわけで、メキシコ北部のバスの旅、
いかがでしたでしょうか?

呪術師の村のサル

2006-08-09 06:49:00 | 動物
さて、ちょっと古い写真ですが(でもデジタルだけど)、
広場のほうでちらっと話が出て思い出したので出します。

カテマコ Catemaco という村は
ベラクルス州の南のほうにあって、メキシコではけっこう有名です。
呪術師 brujo または curandero と呼ばれる人たちがたくさんいる村なんですね。
未来を読んでもらったり、呪いをかけてもらったり解いてもらったり……。
そういうことができる人たちがいるわけです。

そこで訪ねたジャングルとか教会とか、カヌーは以前にお見せしたんですが、
ジャングル巡りに行く途中のボートから見たおサルさんたちを、今日は。



川をモーターボートで走っていると、両側はジャングルなんですが、
その木の上に固まって、こちらを見下ろしてたりします。



岸辺の岩の上でお尻掻いてるおサルさん
群がいるところにボートを近づけて
モーターを切ると、恐れ気もなく



ひょひょいのひょい、と乗ってきちゃったよ、おい……。
けっこうでかいです。

そしたら今度はかわいい小猿が。



こちらに興味を示すので、手を伸ばすと、
何かいいものでもくれるのかと思ったんでしょうか、手を伸ばしてきます。
もうちょっとで握手できる、というところでしかし、
大人サルが割って入って邪魔されました
いくら慣れていても、接触は許さん!てことでしょうか。



「ほら、もう降りるぞ」
「はーい」


こっちがおいしいものを持ってないと悟ると、
あとは用事ないよ、さっさと帰れば?
と言わんばかりのこの態度



なんか、この背中向けてるふたり、一緒に本でも読んでるんでしょうか?
それともお絵かき?
ど~しても、お母さんと子供に見えてしまいます。

上の小猿は、手の伸ばし方が
「あいや、待たれい!」て感じで笑えるし。

相手してもらえなくても、眺めているだけでも楽しい。
しかし、暑いんですよね~。
ボートって走ってると、風があってまだ我慢できるんですが、
停まっていると灼熱地獄。
長時間はとても無理です。熱射病になります。

ということで、残念ながら短時間でしたが、
カテマコのおサルさんたちでした。

これをどう評価すべきか

2006-08-08 06:37:23 | 出来事
今日は別ネタを考えてたんですが、
直前で変更になりました。

本日、月曜日の午後4時、こんなもん(写真)がドアの下から差し込まれたわけです。

なんかこう、表現とか表記にいろいろ言いたいことはありますが
(14:PMってなんだよ、とか、apartir や ala は分けて書きましょうとか)
まあいいとして。
言いたいことはわかります。

つまり、
明日、火曜の午前6時から午後2時まで停電
しますよ、ってお知らせですね。

こういうモノを見ると、
頭の中がいっぺんに、ポジティブとネガティブ
せめぎ合います。

なぜに、平日の午前中いっぱい。
でもまあお知らせするだけマシか。
それにしてももうちょっと早く知らせてくれてもよさそうなもんだが、
まあ今日洗濯は済ませたからまだしもだったし、
まるでお知らせ無しよりマシか。
でもこれ、本当に2時には電気が戻るんだろうか。
一番暑い時間に扇風機も無しで過ごすのか。
お昼ご飯作るのには間に合うのかな。
まあサッカーの時間じゃないだけマシか。

……などなど。

で、よく見たらですね、
アンシーラ地区とサンミゲル地区?

うちじゃないじゃん!!

なんだ~~
しかしだったら、なんでこんなものをわざわざ?

拾い上げたドアの前で思案してると、
道の向かい側を、どうやらこれを配って歩いているらしい人が。

ちょいとちょいと、兄ちゃん。

と呼び止めてみた。

ねえねえ、これさ、こう書いてあるってことは、
ここらは関係ないのよね!?
(もしかしたら多少は影響があるかも、という話かもしれない)

と問い詰めると、

「いや~、アンシーラからず~~~っとあっちまで、
 全部停電するんです」


と手をぐる~~~っと回して示してくれました。
やっぱ、そうですか……

明日の朝6時から午後2時まで停電……。
何をして過ごすか、今から考えておかねばなるまい……。
パソから必要なものをプリントアウトしておくか……。

パソなしテレビなし音楽なし、
冷蔵庫なし、扇風機なし。

うーん、どう考えても
街中の図書館かカフェにでも避難したほうがよさそう。



しかし……
やっぱり感無量。

お知らせするようになったなんて、
メヒコも成長したよなあ~!!!


と思う反面、

いいのか、そんなことで感動してて!?

とも思うのでした……。



追記です。
昨日の記事本文に、もうちょっとまともな写真を追加しました。

オレンジ色の花咲く木

2006-08-07 04:41:06 | 植物
やっぱりカメラの調子がおかしいです。
真昼間、外で写真撮ってもフラッシュが光ったり。
コントラストや色合いが変だったり。
いやそりゃ私の腕が悪い部分もあるでしょうが、
今までならもっと綺麗に撮れてたのに、なんでこんな写真?
と思ってしまうことがたまに。
うーん、困った。

というわけで、これも何となくおかしいコントラストになってしまってますが、
勘弁してください。



この樹、カルメンではけっこうあちこちにあります。
樹冠が横に広がって、たっぷりな日陰を提供し、
恐ろしく細かい葉がさらさらと涼しげで、
私がカルメンに来て真っ先に魅了された樹でした。

でも……名前がわからん……

手元に一冊きりの植物図鑑には載ってないようです。
知ってる人、いましたらぜひ教えてください。

この時期にはオレンジ色の花がびっしりと咲きます。



これはまあまあに撮れました。

黒っぽくて長い、平べったい鞘に包まれた種が垂れ下がってます。
木陰になってるので、今は見えにくいですが。
もう少し寒くなって、花が終わり、
葉が完全に散ることはないですが、少なくなってくると、
垂れ下がる鞘が目立つようになります。



これは、だいぶ前の写真ですが、折り取ったわけではなくて、
近所の公園で剪定された枝がばっさばっさと地面に落ちていたので、
もったいないと拾ってきたものです。
これでもまだグチャグチャで、ひとつの花がどんな形してるのかわかりませんね。



翌日追記です。
皆さんからいろいろ教えていただき、無事に
学名・和名・スペイン語名、すべて判明いたしました!

そうこうするうちに、記憶の底からうっすらと、
更なる風景を思い出し、探し出してきた写真があるので、
追加しておきます。



こちらはかなり古いアナログ写真。
太陽の位置が悪くて、色が綺麗に出ませんでしたが、
村の小さな家を守るように立っているホウオウボクです。

それから、こちらは去年撮っていたのに忘れてました。



これは、花も葉も、綺麗に色が出てますよね。
実物に一番近い色だと思います。



こちらもまあまあ。
葉っぱの細かさがわかっていただけるかと思います。

国内リーグ再開します

2006-08-06 04:04:50 | サッカー
昨日の記事のために、かな~り初期の記事とか掘り返していたら、
どうやら、サッカーの話はここではしない、という
マイルールがあったような……?
わーーーはははは。

まあそうは言っても、某所ほどマニアックな話はここでは
出さないよう気をつけてはいるつもりなんですが、一応。

今日からまたメキシコリーグが始まります。
午後3時開幕です。
だから今日のアップはいつもより早め~

で、メキシコに住んでいると、たとえサッカーを見なくても、
サッカーグッズを目にしないではいられません。

というわけで、ユニフォーム屋さん



どんなに小さな服屋さんでも、いや小さければ小さいほど、
サッカーユニは欠かせませんね。

たいていのところで揃っているのが、
メキシコ四大チームのもの。

アメリカ(右端上の黄色 と 左上段真ん中の青地にBIMBO)
クルスアスル(左上段左端の青いの と 一番下の段右からふたつめ。青十字が目印)
プーマス(右上列一番奥の白地に金でピューマの顔が入ったの)
チバス(……あら、ない)

それにメキシコ代表ユニも欠かせません。
ホームユニの緑色のは右上の奥から二番目に、
アウェイの白いユニは左端にありますね。

その他は店のオーナーの好み次第でしょうか。
メキシコ各チームのユニや、欧州南米の代表ユニやクラブユニ。

まあ、街中を歩いているとどこでも目にする、
カラフルな光景ですね。



さて、マニアックな話題はここじゃなくて
よそでと思ってたんですけど、
ついでですので、ここで出してしまいます。

こないだのお祭りのときにも、各種サッカーユニを扱う出店がいっぱいありました。
で、嬉しがって見て回っていて見つけたのが、これ。



メキシコ代表、ゴールキーパーのユニです。
背番号は当然、1番。

色合いもメキシコにしては地味だけど、
なかなかおしゃれでしょ?

あ、いいねえ、これいくら?
と言いつつ、ひょいと裏返すと……



お~ちょ~あ~?
と、ひっくり返りました。
わからない人、ごめんなさい。

前の選手紹介記事なんかを見てもらうとわかると思いますが、
現在のメキシコ代表トップキーパー(背番号1番)は
オスワルド・サンチェスです。

じゃあオチョアって誰よ?
というと、これは実はサードキーパー
20歳だか21歳だかの若さで、
四大チームのひとつ、アメリカのトップキーパーを務め、
将来はメキシコ代表でもトップになるだろうと
期待するファンがたくさんいる若手有望株、ですが。
(私の紹介はないので、代わりに公式サイトではこちら

でもまだ背番号1番じゃないってば!!

ま~、4年後、あるいは8年後には、っていう願望の結晶かもなあ、
と思ってはみたんですが、
袖のところを見るとしっかり、



2006年ドイツ大会のロゴが入ってるし……。

このユニ、ヘタにメヒコで着てると、
オスワルドへの嫌がらせか嫌味になりかねません……。

いや、それでね、店のおじさんに、
「ちょっと~、なんでオチョアなんですか、これ!?」
と訊いたら、おじさん、しごく真面目な顔で
「うん、オチョアなんだよ」

……。

ダンナが絶句してる私の代わりに、
「オスワルドのはないの?」と訊ねても、
「ない」というお答え。

さらに絶句する私とダンナに、おじさん、
「いや~、一枚だけあったかもなあ~」
せっせとユニの山を掘り返し始め……

「ほいっ」

出てきたのは
ラファ・マルケス、しかも
ドアップ写真がふたつ並んでプリントされたシャツです。

これのどこが、オスワルドユニなんだよッ!

と顔を引きつらせると、おじさんさらに山を掘り返して、
「ほれ、こんなのもあるよ」と出してきたのは
けばけばしい緑に(ええ、そりゃあメヒコのチームカラーですけどね!)
マスコットのエスピニート君が飛び跳ね大爆発しているアニメ画のプリントシャツ。

あ~~、もういいです。

と諦めて、オチョアシャツ買っちまいました。
自分で着るんじゃないんだから、別にいいや~。

これをどうしたのかは、内緒です。

マニアックに、天井の話

2006-08-05 09:47:36 | 雑談
なぜか、天井の写真を撮るのが好きらしいです、私。
けっこうあちこちで、ぼけぇっと口を開けて
上を眺めて、面白~、って天井だとパチリ。

探してみたらけっこう貯まってました。
ホテルとか、今まで紹介したところのも多いです。
今日はマニアックに、メキシコの天井特集です。

1.教会の天井

これは以前紹介した、と言ってもブログを始めたばかりのころですから
見ておられなかったかたもたくさんいらっしゃるかと思いますが、
カテマコという田舎の町の教会です。
同じ写真を載せてますがごめんなさい。



これはメヒコじゃけっこう豪華なタイプの、
交差ヴォールトと呼ばれる建築方式、と言っていいのかな?



一方のこちら(↓)は、シティの小さな教会の天井。



シャンデリアなんかがぶらさがってますが、
単純なドーム天井です。



もうひとつついでに、これもシティの教会ですが、
これは天井を写そうとしたわけではないですね。



でもこちらは八角形のクロイスターヴォールトになってます。
教会建築については以前ちょっと興味を持ってかじったんですが、
用語とか間違ってるかも。指摘、できましたらお願い。

2.単なるコンクリ天井



フツーのコンクリ & 漆喰天井。
ルーフファンが回ってますが、これ、来たばかりのころは怖かったです。
落っこちてくるんじゃないかと思って。
でも、真下に座らないと風が来なくて暑いし……。

今住んでいる家にはありませんが、最初のアパートはこれでした。
しかも、揺れる揺れる
回るにつれて、支えている軸が一緒に、ぐぅるりぐるり。
でも、落ちたことはないし、そんな事故の話も聞きませんね~。
不思議

ちなみにここは、風通しがいいよう、
天井と壁に隙間が作ってあります。
未完成なわけじゃありません。

3.木製の天井

これは案外少ないです。
今のところ一ヶ所しか見てないような。



チアパスのトゥクストラで泊まった山小屋
比較的新しい小屋でしたから、天井もこんなん?
ややちゃちな感じもしますが、壁が天井まで届かず、
部屋と部屋が天井下で筒抜けなのが面白かったです。

4.椰子の葉葺きの天井

これが一番多くて、バリエーションもあります。
まず、以前にも紹介したサファリ、ユムカー



コンクリートの柱に、鉄骨で骨組み、その上に椰子の葉葺きという、
やや変わり者。



組み合わせがけっこうシュールじゃないですか?



こちらはつい最近紹介したレストランの天井。



椰子の葉に、ニスを塗って防水してあるようですね。



そしてこちらはホペルチェンという村の小屋型ホテルの天井。



純粋な素材で作ってありますが、かなりしっかりしてます。



そして、ラカンハーというチアパスの密林の奥深いところになると、
これは壁のあるところではなくて、
吹きさらしのレストラン部分の椰子の葉葺きですが。
前と同じ写真でごめんなさい。



まぁ……他のに比べるとかなり粗雑ってのがわかります。

5.網天井(?)

さて、そのラカンハーの宿泊部分ですが。
ここばかりでなく、チアパスのかなりの宿泊施設(ホテルというのはやや気が引ける?)で
このタイプの天井が見られました。



建物全体に、ひとつの椰子の葉葺きの屋根がつき、
各部屋には虫が入らないように格子を作って、網を張ってあるわけです。
隣の部屋に宿泊客がいれば、物音や声は筒抜けですが……。
涼しくていいという利点はありますね。

6.トタン天井=屋根

そして、これはまさにトタン屋根の小屋でした。



オコシンゴという村に泊まったときですが、
その話は特にしてませんでしたね。
トニナーという遺跡に行ったときに泊まった、近くの村です。

夜、雨が振り出すと、寝ている頭の真上に、タンタンタンと最初の雨粒の音が
太鼓のように響きます。
それから一気に、
昨日お見せしたような豪雨になると、もうすさまじい音です。

それでもいつの間にか眠って、朝目が覚めたのは、
トタン屋根の上をシャカシャカと歩いて鳴く鳥の足音と鳴き声のせいでした。
そりゃもう、耳元で歩いて鳴かれているような近さ。
感激でしたね。

確かに一枚のトタンで雨から守られている、という実感。
そのすぐ外に自然がある、という安心感。
どうも私は基本的に田舎者らしいです……

雨の写真は難しい

2006-08-04 09:02:47 | 風景
メキシコのお天気は豪快に変化します。

ペッカーーーーッとているかと思えば、
一天にわかに掻き曇り、てな表現そのままに、
空が真っ黒になって、風がごうごうと吹きはじめ、
気温がどーんと10度くらい下がって、
ばらばらっと大粒の雨が落ちてきたかと思うと……
もう、底抜けの大雨、とかね。

この豪快な雨も、けっこう好きなんですよね~。
いや、涼しくなるからってだけじゃなくて。

しかしだ、お天気のいい綺麗な写真はそこそこ撮れても、
この大雨はどうすりゃいいんだ?

一度チャレンジしてみました。



なんですか、こりゃぁ~……

いや~、うちの軒から、流れる雨水が
カーテンのようだったんですけどね……。
フラッシュ焚かないと暗くて何にも写らないし、
焚いたらその瞬間の雨垂れが光ってくれるけど、カーテンにならない……。

それに、道の向こうの家なんて、
水煙で霞んでたんですけど、それも全然わかんない写真になってしまいました。
難し~~

やっぱりこういうのは、しっかり三脚でも立てて、
露出時間を長くするとかしないとダメなんでしょうか?
所詮、バカチョンのデジカメでは無謀な試みだったか……。

でもまあね、雨が降る前の夕暮れの、
空気がベージュ色に染まる時間ってのもステキなもんで、
でもこれもまた、写真には撮りにくい……。



これなんか、実際と色はやや違ってしまってますが(赤味がかりすぎ)、
まあ雰囲気は伝わるかも?
東の空にもくもくと暗雲が~、てところです。
はい、昨日の夕方8時前です。
サッカーの試合が始まる直前、てことで、
ものすご~く不安を掻き立てる空ですね。

ええ、予想通り、このあと大雨&雷鳴で、
テレビはサヨウナラとなりましたけどね。
まあいいんだけどさ、どうせしょぼい試合だったし……



しかしメキシコシティはそれどころか、
ヒョウまで降ったそうで。

で、ニュースで写真が出てるところを教えてもらいました。
ここの下のほうの Fotogaleria ってところをクリックすると、
8枚連続写真が出てきます。

特に一枚目、そうそう、こんな感じのが撮りたかったのよ~~!
さすがプロだ。
でもプロでもこんなもんか~、という気もする。
実物はもっともっとすごいですよね?

ニュースサイトだから、写真もいつまであるかわからんし、
例によって怒られたら削除しようってスタンスで、
無断転載。
いくつかだけね。



激しい雨の様子がよくわかる写真。



こういう「ダバダバ」状態は、ここら辺でもすぐなりますね~、
ちょっと大雨降ると、もうこんなん。

しかし……



そこにが浮いているのはさすがに……(汗。

暑くて洪水でも、病気が流行ったりして大変ですが、
こんな冷たい水が洪水になってもな~、イヤだな~。

シティの皆さま、お見舞い申し上げます。
てか、ここ見てるお友だちで、こんな被害に遭ってる人がいませんように

たぶん幸せなボートたち

2006-08-03 07:39:57 | 風景
暑いですなあ~。
というわけで、ちょっとさわやかな写真を探し出してきました。
うーん、よけい暑そうかも……

カンペチェの海も、まあカリブ海に張り合えるほど
青いこともあるんですね~。

ところで、この呑気者のボートですけど、
この辺ではあまり見かけないんですが、
チャンポトンから東にはよくいるタイプです。

この、前と後ろに突き出している棹、いったいどう使うものなんでしょうか?
時間さえあれば、漁をしているところをじっくり観察したいんですが……。
ま~、また日焼けとシミになるだけかも



しかしね、ボートにも寿命があって、
重い人や魚を載せるには無理かも、という歳になると、
ゆったり隠居生活ですよ。

それで、どうなるかというと……



こうなるのです。



きっちゃな~いけど、
でも鳥たちもボートも、たぶん気にしてはいないので、
まあいいか。
漁師さんも、古ボートを処分する手間が省けるし、
鳥たちは憩うところができて安心だし、
きっとボートもゆっくり休めて喜んでいる。

しかも、なぜか鳥たちは



どのボートに乗ってもよくて、どれはダメだかちゃんと知ってる?
もしかして?
見事な三者共存世界

み~んな、波に揺られてゆ~らゆら。

マルチャンCMはなかなかの傑作?

2006-08-02 06:15:14 | CM・看板
もうすっかり有名になっているマルチャンラーメンですが。

これのCM、いくつかバージョンがあって、
基本的にはどれも同じコンセプトなんですが、
なかなかよくできてると思うんですよね~。

中でも好きなのはこれです。

ちょっと初めの数秒を撮り損ねたんですが。



居間のソファに座って本を読んでいる娘さん。
そこへ、とてつもない怪音が響き始めます。

奥の階段から響いてくる、
飛ぶ鳥さえ落とすその声は、
ヘッドフォンをつけて身振り手ぶりもよろしく踊りつつ
階段を降りてくる弟が歌っているのです。
(まあどっちが年上かはわかりませんが仮に姉と弟にしておきます)

  

いやもう、すさまじい音痴です。
すさまじい大声なんです。
皆さんに聞いていただけないのが残念です。

すいません、録画する私の手もたじろいでしまって、
テレビの枠が映ってしまいました。



とうとう堪忍袋の緒を切らしてバシッと本を置き立ち上がった姉。
きっぱりとした足取りで……
弟に文句を言うのではなく、部屋を出て行ってしまいます。



気付きもせずに怪音を発し続ける弟。
何を言ってるのかもよくわからないんですが、英語のつもりっぽいです。
もしかするとヒットソングなのかもしれませんが、
私はそーゆーのに疎い上に、どっちにしてもこんなに音痴では……

 

右手から戻ってきた姉が、さらに歌い続ける弟に
果敢に近付き、何かを手渡す。
そのあいだじゅう、怪音は途切れることなく続いてます。

弟は、歌っているために、「ありがとう」も言わずにそれを受け取りますが、
姉は別に怒る様子もなく、



満足気にソファへ戻る。
ああ、画面の下にうっすらと出ている文字は、
「健康な食事を心がけて果物と野菜を食べましょう」と書いてあります。
ほとんど意味はないですが

さて、歌い続ける弟。
このあたりでかろうじて、「あ~いらぶゆぅ~」とか言ってるのがわかります。



歌いつづけ……る弟。





突然訪れる、静寂……

このときのカタルシスは、相当なもんでございますよ、
いやマジで。



そして姉はにんまりと座りなおして、ゆったりと本を読み始める。



最後に、「マルチャン。おいしくて早い」とコピーが流れます。



別バージョン、一番初期のでは、
訪ねてきた息子の彼女を捕まえて、お母さんが、
古いアルバムを取り出し、息子が小さかったころの思い出話・自慢話を
途切れなくしゃべり続ける。

息子はいたたまれないし、彼女は邪険にできずに聞いている振りをするしかないし。
そこで立ち上がった息子がマルチャンラーメンを持ってきて
お母さんに渡すと、お母さんは黙る、というバージョン。

それから、また別バージョンだと、
同じようにしゃべり続ける会社の同僚にマルチャンを渡して
ほっと一息、というのもありました。

でも今のところ、私はこの怪音青年のが好きだな~。
こんだけ音痴で歌えるってのもすごいし、
でも何だかどんぐり眼のこの子、憎めません。
いかにもメキシコ人らしい体型したお姉さんもかわいいし(お尻が……)。

というわけで、このところお気に入りのCMです。

田舎町の狭い通りにある小さな食堂

2006-08-01 07:41:00 | ホテル・レストラン
まあぶっちゃけ、昨日ご紹介したご馳走(?)を食べたところなんですが。
レストランとはとうてい言えない、ホントの「食堂」なんですね。

何の変哲もない普通の通りの、
普通の家が並ぶ真ん中に、ぽっかりと口を開いた入り口があって。



中はこんなん。
白いプラスチックのテーブルに、
メキシコビールのロゴの入った、これまたプラスチックの椅子に。
天井というか屋根は、まあちょっと立派っぽい(ニスが塗ってあるから)
椰子の葉葺きで。



ぶるんぶるんと巨大なルーフファンが回っています。
一応、海産物 mariscos をメインとするメニューの店なので、
いろいろと海関係のブツが天井からぶらさがってます。

でも前はもっと雑然といろんなものが、
サメの顎の骨だとか、海亀の甲羅だとか、小サメの燻製(?)だとか、
いっぱいぶらさがってたのに、なくなっちゃったねえ?
やっぱ、衛生上の問題でもあったんでしょうか?
でもそんなもの飾ってる食堂、いっぱいありますけどね。

それとここは、一枚目の写真にも写ってますが、
どういう趣味なんだかよくわからない写真とか絵とか地図とか
が、周りの壁に掛けてあるので面白い。
前は、ひとつ目の魚の写真がアップで飾ってありました。
うーん、食欲はあんまり刺激されないかも。
あと、どうも食堂従業員一同さま、みたいな水着姿の一団が
マングローブの林で並んでポーズとってる写真とか。
男の子が自分よりでっかいカジキをぶら下げてる写真とか。
なかなか内輪受けしそうなものばっかりです。

そして入り口の上には、梁に隠れてこっそりと、



グアダルーペの聖母が祀ってありました。

こういう庶民的なところだから、びっくりするほど安いか、
と言うと、実はけっこうそうでもなかったりするんですが、
やっぱりおいしいので、かなり繁盛しているようです。