メキシコの隅っこ

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牛の胃袋料理

2006-08-31 03:34:59 | チレとその料理
またまた食べ物の話は、名前や中身がいろいろありすぎて
訳がわからなくなるんですが……。

今日は、週末にダンナが食べてた牛の胃袋スープをお見せします。



皿が来たとたんスプーンを突っ込もうとするダンナに、
ちょっと待った!
で、かろうじてスプーンが止まりました。
ワンコのお預け状態で撮った写真です。

見た目は、ポソレとかの煮込み料理と区別つきませんね。
スープ自体は相変わらずチレで赤いし。

中身はこんなん。



牛の胃袋をぶつ切りにしたものです。
胃粘膜のモシャモシャが一目瞭然。

こんなのも入ってます。



光っちゃってわかりにくいですね、スミマセン。

この臓物スープ、メヌード Menudo と言います。
でもじゃあ Pancita とはどう違うのか? 同じものなのか?
よくわかりません。
調べてたら、メヌードというプエルトリコの少年バンドもあるらしいです。



私がこれを初めて食べたのはメキシコシティでした。
下宿先のおばさんが近所のパーティに行くのにくっついていって、
なんとも微妙な笑みと遠慮がちな言葉で「食べる?」
と訊かれたので、メキシコでもやや珍味、というよりゲテモノなのか!?
と思わせる空気でしたね。
臓物料理は、人によって嫌がる場合もありますかね。

もちろん ゲテモノ好き 礼儀正しい私は断わるなど考えもせず、
ありがたくいただきました。
うーん、食感はぶよぶよ、柔らか、じわっと滲み出る脂がおいしい、かも。
まあスープ自体、例によってチレたっぷりですしね。

使われているチレは、グアヒーヨやアルボルなど、いろいろあるようです。



さて、明日からちょっと旅行に出かけます。
帰りは9日あたりになる予定です。
またメキシコの面白いところを探検(!?)してくる予定ですので、
楽しいネタをいっぱい仕入れてこられると思います。
どうかご期待ください!?