メキシコの隅っこ

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リュウゼツランの開花

2006-12-07 09:30:31 | 植物
ちょうどメキシコ移民さんのブログで写真がアップされてたので、
またまた無断リンク(こらこら)、無断便乗です。

リュウゼツランにはいろいろ種類があるようですが、
共通の特徴としては、茎がほとんど見えないほど短く、
そこから放射状に広がる、堅い葉っぱ。
そして、成長に数年から数十年を要し、
最後に花を咲かせて枯れてしまう、ということでしょうか(違うかも)。



見た目に特に立派なリュウゼツラン、というと、
こんなのとか。



フォルクスワーゲンとの大きさを比べてみてください。
これはテオティワカン遺跡の入り口前にあったものですが、
ピラミッドが見えるところにも、ずらっと。



ピラミッドよりでかい、わけではありません、念のため

さて、このテオティワカンの入り口付近には、こんなのもありました。



びよ~~~ん、と伸びるリュウゼツランの花の茎。
ちなみにこれは、上の写真のような葉太い種類ではなくて、
もっと葉が細くて小さいものでしたけど。





以前ご紹介したトゥーラの遺跡にも、たくさんリュウゼツランがありました。
斑入りのも、きれいですよね。



でかい葉っぱには、見事な文様がついています。
まあたぶん、開く前、折り重なっていた前後の葉っぱの縁の跡なんでしょうけど、
何とはなし、上品な模様に見えてしまいます。



これもトゥーラですが、
葉がうんと細い種類。
背もそんなに大きくありません。
でも葉先がとても尖っていて、ぶすっと刺されそうに硬いところは
さすがリュウゼツラン。

この葉先、切り取ると、エネケン同様の繊維が切り口にくっついてきて、
そのまま針と糸になるという、スグレモノ(?)。



まあ……、使ったことはありませんが(汗。



そして、エネケン。
こないだのユカタンのアシエンダで撮った写真ですが、
葉が細く、まっすぐですね。



一面のエネケン畑。



そして、その中には花を咲かせるべく、
茎を伸ばしているものもあります。



これ、このまま花を咲かせたら、それでその株はおしまい、
枯れてしまうんですが、
この茎を倒して、花を咲かせないようにすると、
また次の茎が伸びてくるまで生き延びるんだそうで、
畑の中には、ときおり、無残に茎を折られたものもありました。
「もっと働けぃ!」ってことですね……。

植物も、人間様に奉仕するとなると、なかなか大変なことであります……。


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3 コメント

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針と糸 (mie)
2006-12-07 11:05:40
!実は最近まで、あの針持っていました!
本当に強いんですよね。自然の恵みって
すごいなぁって、素直に感動したのです。

しかし、「働け働け」と、身を切られてまで
働かされる姿に涙~。あぁ我らサラリーマンの
様でアリ(関係ないけれど、蟻も働き者だわ)
この抜けるような青空には似合いませんが、
哀愁漂っちゃいます
一花咲かせたいよね~。あれ、意味違いますね…
アロエのおばけ (あやたろう)
2006-12-07 18:17:49
でかっ><
ほんと、でっかいですねー♪
この「でかさ」・・・気持ちいいくらいです^0^

食べたらどんな味がするのかな?
・・・食意地、はってるですかね^^;
Unknown (亀)
2006-12-08 08:14:05
>mieさん
あの葉先、すごい硬さですよね!
人を刺し殺すこともできそうです。
糸もしっかりしてて強いし、
私も実際に使ってみたかったですが、適当な用事がなくて(笑。
一花咲かせたい、ってリュウゼツランが思っても、
咲かせちゃったらそれで人生終わりなんですよね~。
そう考えると切ないですよね。

>あやたろうさん
お化けアロエですかね?(笑
アロエも仲間なんでしょうか、また調べてみますね~。
形は似てますもんね。
リュウゼツラン、テキーラやメスカルを作るのに使われるわけですが、
直接食べちゃうってのはどうなんでしょうか、
聞いたことない気がします。
アロエと一緒ですっごく苦いとか?
食べ応えはありそうですけどね~(笑。