少年と黒猫がどうなったか、それを話すか。
ある日、この町から消えた。少年がやってきた南の丘へ
歩いていくのを見たと言う者もいる。そうではなくて、北
の山地へ向かったと言う者もいる。それから、天に昇って
いったと言う者もいる。
消える前の日の夕暮、少年は東の外れの橋に立って河を
見下ろしていた。これは山から帰ってきた猟師三人連れの
話で、まず間違いないとされている。欄干に黒猫が座って、
同じように河を見下ろしていた。魚でも狙っているのかと、
猟師たちは笑いながら横を通り過ぎた。
「釣りをするにはそこからじゃ高すぎるぞ」とひとりが声
をかけた。
少年の答えは、誰にも意味がわからなかった。
「うん、でももう間に合わなくなるから」
結局それが、この町の人間が聞いた少年の最後の言葉だ
った。
少年が消えてから、ずいぶん長いあいだ皆は寄ると触る
と、この言葉の謎解きに熱中した。けれども、今まで誰ひ
とり、皆が納得できる解答を出した者はいない。
それにな、解答できたとしても少年は戻らない。きっと
な。
だけど、少年はこの町にいろいろな逸話を残していって
くれたんだ。日が経つごとに、本当にあった話と、誰かが
脚色した話、作り出した話などが入り混じってしまって、
どこまでが本当かわからなくなってしまっているがな。
ああ、またそのうち話してやろう。まだ、いろいろな話
があるから。
----------------------------------------------
終わりです~。
読んでくださった皆さん、ありがとうございました~。
ラストの一行は嘘っぱちです。
いかにも「もう飽きました~」て感じの終わり方でごめんなさい。
いや、飽きたんですけどね
さて~。明日からは通常運転に戻りますか~。
ええと。
大々的に(?)宣言した代物、まだ半分も行ってないですけどぎゃうん!
ある日、この町から消えた。少年がやってきた南の丘へ
歩いていくのを見たと言う者もいる。そうではなくて、北
の山地へ向かったと言う者もいる。それから、天に昇って
いったと言う者もいる。
消える前の日の夕暮、少年は東の外れの橋に立って河を
見下ろしていた。これは山から帰ってきた猟師三人連れの
話で、まず間違いないとされている。欄干に黒猫が座って、
同じように河を見下ろしていた。魚でも狙っているのかと、
猟師たちは笑いながら横を通り過ぎた。
「釣りをするにはそこからじゃ高すぎるぞ」とひとりが声
をかけた。
少年の答えは、誰にも意味がわからなかった。
「うん、でももう間に合わなくなるから」
結局それが、この町の人間が聞いた少年の最後の言葉だ
った。
少年が消えてから、ずいぶん長いあいだ皆は寄ると触る
と、この言葉の謎解きに熱中した。けれども、今まで誰ひ
とり、皆が納得できる解答を出した者はいない。
それにな、解答できたとしても少年は戻らない。きっと
な。
だけど、少年はこの町にいろいろな逸話を残していって
くれたんだ。日が経つごとに、本当にあった話と、誰かが
脚色した話、作り出した話などが入り混じってしまって、
どこまでが本当かわからなくなってしまっているがな。
ああ、またそのうち話してやろう。まだ、いろいろな話
があるから。
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終わりです~。
読んでくださった皆さん、ありがとうございました~。
ラストの一行は嘘っぱちです。
いかにも「もう飽きました~」て感じの終わり方でごめんなさい。
いや、飽きたんですけどね
さて~。明日からは通常運転に戻りますか~。
ええと。
大々的に(?)宣言した代物、まだ半分も行ってないですけどぎゃうん!
いや、飽きちゃったなら仕方ないですけど(笑)
少年は何者だったんでしょうね。りんごの話を読んだときは「キリスト!」と思いました。
ホットドッグとウサギも良かったなあ。
連載、お疲れ様でした。
今書いてる小説の方は、進み具合いかがですか? 今月もあと3日、頑張ってください
(というか読むほうも面倒だ)
構成を変更することにしたんです。
この少年のことを語り続けるこの町の人々と、
それが長い時間の中でどう変化していくかってことを、
過去と未来の時間軸を交代に、徐々に収斂させていく形で。
で、構想だけ立てて、30まで書いて止まってるわけですが。
これは一応長編(長めの中編かな)の第一章みたいなものと思ってもらえれば~。
「キリスト!」と思ってもらえたのは嬉しいです。
宗教の発生と発展をお話風に書けるといいな~と思ってたので。
習作、練習のつもりで書いているので、
またそのうちスランプになったら続きも書くと思います。
期待しないで、首を長~~くして待ってやってくださいね。
あと三日、あと三日のほうは……
な、何とか昨日のサッカーのもやもやから早く立ち直ってがむばりまっす!