ホワイトアウト / Whiteout

2009-10-26 | 映画
今回は、2000年に織田裕二主演で公開された邦画同じタイトルの、吹雪が吹き荒れる南極基地でサスペンス「Whiteout ホワイトアウト





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孤立した極寒の地、南極大陸。米国観測基地アムンゼン・スコットに滞在する米国連邦保安官のキャリー・ステッコ(ケイト・ベッキンセール)は、なにもかもが凍りついたこの世界にウンザリしていた。6ヶ月続く白夜の冬が到来する前に、最後の輸送機に乗って南極を出て、この仕事を辞めるつもりでいた。
だが、準備を整えていた彼女の帰郷を妨げる事件が発生する。米国観測基地とロシア基地の間にある氷床で死体が発見されたのだ。血と氷によって地面に凍りついたその死体の腕と足は奇妙にねじ曲がっていた。
犠牲者は、隕石の破片を調査するチームのメンバーで米国の地質学者のワイスという男。調査によって、沢山の砕けた骨と脚の生々しい傷が雑に縫い合わされていること、死因がアイスピッケルによる深い胸の傷だということがわかる。
そして更なる謎は遺体の発見場所。そこは、トラックも地図も装備も、周りに何もない場所だった。そんなところで彼は一体何をしていたのか?捜査の途中、キャリーはロシア基地にいた国連調査員のロバート・プライス(ガブリエル・マクト)、輸送機パイロットのデルフィ(コロンバス・ショート)と出会う。
さらにもう1人、キャリーとともに基地に滞在していた医師ジョン・フューリー(トム・スケリット)を含めた4人は、事件解決のため、孤立無援の観測基地に取り残される。そこには恐らく犯人も……。
極限状態の中、視界が白一色となる現象=ホワイトアウトが発生。その中では、殺人者の姿すら、吐息が聞こえるほどの距離にならなければ見えない。
やがて明らかになってゆく、秘められたキャリーの過去。彼女は何故、この最果ての地へやってきたのか。問題を抱えた彼女の過去とは。そして、長い間分厚い氷の下で眠り続けて来た秘密が明らかになる。果たしてキャリーは、事件を無事に解決してこの地を脱出することが出来るのか...(Movie Walkerより)

     
     戦う女路線をまっしぐらのケイト

     
     ちょっと崩したジョニー・デップ

     
     渋いお医者さん

     
     墜落したソビエト機には何が乗っていたのか?


邦画の「ホワイトアウト」同様、雪、吹雪、ストームを題材にしたサスペンス。
ちなみに、IMDBサイトでは、日本の作品を「Howaitoauto」と紹介している。これじゃ、英語で「ホウェイテオウト」と発音されてしまう。

原作は、コミックノベルだそうだ。
視覚的にインパクトのある題材を、映像に置き換えるハリウッド得意の技。

主演は、「アンダーワールド」シリーズで、戦う女路線をひたすら突き進むケイト・ベッキンセイル。
自分が観た彼女の出演作品は、ちょっとホロリとさせられるコメディー「もしも昨日が選べたら」と、車が故障して立ち寄ったモーテルで、殺人愛好家達のビデオのモデルにさせられる夫婦の恐怖を描いたスリラー作品「モーテル」。
どちらも、いい奥さん役だった。

後は、ほとんど無名の役者さんばかり、たぶんホワイトアウトの効果の方に予算をとられ、その分配役のコストが下がったのでは?
そんな中でもトム・スケリットはよかった。


     
     何かあると吹雪のシーン

     
     吹雪

     
     吹雪

     
     死体を調べている後ろに犯人が


先ず、製作側は「白く閉ざされた特殊な世界、そこを吹き荒ぶ視界を遮るストーム、その中で次々と巻き起こる謎のサスペンス!!」これが撮りたいと思ったに違いない。
こういう状況設定が前面に出てしまい、ストーリーが弱いという、典型的な作品かな。
基地の中でのサスペンスと謎解きも、主人公キャリーの過去の謎も、どこか弱くてストーリーの説得力もインパクトも弱い。
何かあると、雪の中のアクションで済ませているように思える。
予告編には、結構引き込まれたので、そのギャップの大きさにも、ちょっとガッカリした。
折角、残暑の残る40度のアリゾナで観た極寒の作品なのに。

結局、白のストームとケイト・ベッキンセイルの戦う女だけが、印象に残っただけだった。
それにしても、暗闇で一人で死体を調べるケイトはすごい。


トリビア
この作品は、2002年から計画されていた、最初にキャリー役に名前が挙がったのは、リース・ウィザースプーン。


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