アメリカン・ハッスル / American Hustle

2014-02-14 | 映画






人気、実力で勢いのある、クリスチャン・ベール、ブラッドレイ・クーパー、エイミー・アダムス、ジェニファー・ローレンス主演。
他にも、ジェレミー・レナー、ロバート・デ・ニーロ、マイケル・ペーニャといった実力派が脇で出演。
どれだけ、オスカーに絡んだ役者を使っているのか。

またそれぞれの役者が、普段と全く違った役に。
バットマンのクリスチャン・ベールが禿げでデブの天才詐欺師、ブラッドリー・クーパーはパンチパーマのすぐ切れるFBI捜査官、ジェニファー・ローレンスが色っぽいけど中年のおばさん、エイミー・アダムスが詐欺師の愛人兼パートナー。
ジェレミー・レナーも面白い髪型の、FBIに騙される運の悪い政治家。
デ・ニーロやマイケル・ペーニャは、それなりに納得できる役柄だけど、なんと後半でちょこっと出てくるだけ。
全てが、型破りの配役と、それに見事に答えた俳優たち。

ストーリーは、FBIが天才詐欺師とグルになって、カジノ誘致を進めていた政治家に収賄罪の罠をかける。
日本の検察のでっち上げ事件が幼稚に見えてくる、FBIの大がかりなでっち上げ事件。
逮捕した詐欺師とその愛人と脅して、政治家に賄賂を受け取る罠にかける。
詐欺師は、渋々大がかりな騙しを仕掛けるが、政治家だけならまだしも、マフィアにもその被害が及ぶので、関係者を逮捕してFBIが引き上げれば、自分と愛人の命が狙われるのは必至。
自分が助かるために、最後にもう一つ大がかりな罠を仕掛ける。
ちょっと複雑だけど、主演者全員の騙し合いと、どんでん返しのストーリーは、流石、オスカー作品を2作つづけたデヴィッド・O・ラッセルの力だな。


トリビア
寝室で、クリスチャン・ベールとジェニファー・ローレンスが喧嘩をするシーンは全て二人の即興。
台本に従って演技をしていたが、イマイチしっくりこなかったので、監督が二人の自由に演技をさせた。
同様に、かなりのシーンで役者にアドリブをさせた。

クリスチャン・ベールは、スケジュール関係で一度詐欺師の役から降りている。その時に、元々FBI捜査官役だったブラッドリー・クーパーを詐欺師に、ジェレミー・レナーをFBIの捜査官にしたが、ベールがスケジュールの調整がついて戻ってくると、監督はクーパーを元のFBI捜査官役に戻し、レナーには新しい役を脚本に書き加えた。


  

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