キャラクターの宝庫マーベルの中でも、ちょっとイマイチなキャラを集めたアベンジャーズ。
特に「キャプテン・アメリカ」、「マイティ・ソー」は、映画になってもマイナーから抜け出せないキャラ。
それに比べると「アイアンマン」、「ハルク」は、映画やテレビでは、かなり浸透していて、比較的親しみやすいかな。
他にも「ブラック・ウィドウ」と「ホークアイ」という日本では全く無名キャラも登場して、総勢6マーベルキャラ、ってどこかの通貨みたい。
そのかわり、出演者は豪華。
ロバート・ダウニー・Jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、演技の下手なクリス・ヘムズワース、ジェレミー・レナー、スカーレット・ヨハンソン、 思いっきり汚いスラングのMxxxxx Fxxxxxのセリフで有名なサミュエル・L・ジャクソンと、主役を張れる役者が7人。
お金がかかってる。
口の悪い威張った役では、ハリウッド一番のサミュエル・L・ジャクソン
体を張ったアクションを見せてくれたスカーレット・ヨハンソン
まだ単独アイアンマンシリーズは続く気配のロバート・ダウニー・Jr
宇宙人と弓で対決するジェレミー・レナー
この人のハルクはいいね、マーク・ラファロ (過去2作のエリック・バナとエドワード・ノートンよりいいかも)
演技はイマイチでも、勢いで仕事してるようなクリス・ヘムズワース
つい先日「キャプテン・アメリカ」が公開されたばかりのクリス・エバンス
すねた神様
実はこの実直サラリーマンキャラの人物が結構な見せ場をつくる
物語は、神様のロキが、いつも親から贔屓される兄のソーをねたみ、家出して宇宙人と手を組んで地球侵略を図ろうするのを、彼の兄貴とマーベルヒーローたちが阻止する話。
簡単に言うと、ものすごく壮大な兄弟喧嘩。
これだけ個性的なキャラがいるので、最初は何をやっても噛み合わない。
中年チャラ男のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)にイライラして喧嘩を売る、第二次世界大戦でドイツと戦いの最中に冷凍保存されて現代に蘇ったキャプテン・アメリカ。
その2人と、「俺は神様だ」と威張るマイティー・ソーの3人で殴り合いの大喧嘩。
ハルクは、ハルクになった途端知性を失い、ただの無い暴れん坊に。
そんな6人だが、神様の馬鹿な弟と、宇宙からの暴走族を迎え撃つ時に、やっと一つにまとまる。
神様と喧嘩
森を一つ潰してしまうほどの大喧嘩
破壊されたニューヨーク
ムカデみたいな宇宙船を振り払うアイアンマン
ハルクの武器は体当たり
アイアンマンを助けるためにビルを滑り止め代わりに
仲間割れのところで、ちょっと中だるみしたが、それは多分後半に向けての計算された演出だったようだ。
それぞれのキャラの個性を活かしながら、だんだん盛り上げていくストーリーはいかにもハリウッド的。
そして、戦闘シーンやニューヨークの街が破壊される、その映像の迫力は文句なし。
でも、2時間22分はちょっと長いな。
それぞれのキャラを丁寧に描いていたら、こんなに長くなっちゃって、短く編集出来なかったのかな。
ポツポツと、お笑いも入っているけど、僕が受けたのは、いつもテーマが暗いハルクのお茶目な一面。
まさに神をも恐れない振る舞いに、星 /5
また、マーベル恒例のクレジット後のシーンがあるので、お見逃しなく。
アイアンマン アップ
スーツの脱着が自動化された
実は、6人の中でこの人(?)が一番強い
女であろうと容赦なし
トリビア
当初、エドワード・ノートンがハルク役に指名されたが、交渉が上手くいかなかった。
メーキング
面白ビデオ発見