男と女の不都合な真実 / The Ugly Truth

2009-09-20 | 映画
今回は、肉体派男優とラブコメ女優が、大人の恋愛を語る「The Ugly Truth 男と女の不都合な真実





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美人で優秀なテレビプロデューサーのアビー(キャサリン・ハイグル)だが、その仕切り屋の性格が災いしてなかなかいい相手に巡り合えずにいた。
そんな折、彼女は番組の視聴率アップのため、下世話な恋愛相談が売りのマイク(ジェラルド・バトラー)と嫌々チームを組まされる。
まるで水と油のような二人は、最初からぶつかり合うが...(シネマ・トゥデイより)

     
     大きな顔、膨らんだ頬、青い目が特徴のジェラルド・バトラー。

     
     最近、ラブコメ路線で人気が出ているキャサリン・ハイグル

     
     相変わらずの目立つ脇役、ジョン・マイケル・ヒギンス

          
     この人も、口だけでなく演技も目立つ脇役の、シェリル・ハインズ


主演は、「300〈スリーハンドレッド〉」で肉体派の役者としての印象が強いが、実は「P.S.アイラヴユー」や「幸せの1ページ」といったラブコメやファンタジー作品にも出演している、顔の大きなジェラルド・バトラー。
彼の次の作品は、「Gamer」と言う、肉体を披露するアクション作に戻っている。
共演は、最近ラブコメ作品で人気の出てきたキャサリン・ハイグル。
彼女の最近の出演作を見ていて驚いた。ハリウッドのダメ男男優の代表セス・ローゲンとの共演で、結構好評だった「KNOCKED UP」と言う作品が、「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」と邦題されていた。配給会社のセンスと頭の中身がうかがわれる、ふざけたタイトルだ。


     
     マイクの指導のおかげでデートまでこぎつけるアビー

     
     仲の悪いこのキャスター2人もマイクにかかると?

     
     最後は口げんかの末の公開告白


大人のラブコメ。
映像的には、割とソフトだが、放送禁止用語のオンパレードと、かなりきわどい場面設定がいくつかあり、「R」指定も納得。

いつまでも理想の男性を追いアビー。高学歴、高収入、容姿端麗、明朗闊達で、しかも自分と気の合う相手が現れるのを待っている。
さながら、ハーバードやスタンフォード大学を出た、読書とクラッシック鑑賞が趣味で、ワインに造詣の深い、性格のいい医者か弁護士といったところか?
ビールが好きなのはダメなんだろうな?

一方のマイクは、極めて現実的な、打算と駆け引きが存在する男女の恋愛を説く謎の恋愛相談カウンセラー。
口が悪くて、お下品だが、聞いている方が思わず、うなずいてしまう、分かりやすい恋愛論を展開する。

その超現実主義のマイクが、超理想主義のアビーに、男の引っ掛け方を伝授する。
そこからは、お決まりの展開で、マイクは今までに付き合ったことのない打算がないアビーに惹かれ、逆にアビーは、本音で恋愛を語るマイクに惹かれていく。
真面目な女が、ワイルドな男に惹かれるという、とても古典的な恋愛パターン。
目新しいものはないが、キャサリン・ハイグルのある意味体を張った演技と、ジェラルド・バトラーの猥褻用語連発のテンポのある、やり取りがよかった。
そして作品中、髪型、ドレス、仕草を変えて、変身していくアビーに、やはり恋愛は騙しあいだと、観客を納得させる。

ジェラルド・バトラーの作品は観たことがなかったが、演技も出来る肉体派俳優だと思った。
さすが下積みの長かったイギリスの俳優だ。


     
     この人の、変化が一番人を騙してる

     
     どう見ても同じ人には見えない

     
     これなんか、全く別人


トリビア
ジェラルド・バトラーは、大学で法律を専攻し、弁護士を目指していた。