どこから書こうか迷ったのですが、ポッジョ・ア・カイアーノの続きから行きます。
メディチ家のお屋敷を出ると、もうお昼の時間でした。日本人はお魚好きということで、Fさんご夫妻が調べてくださったのはお魚の美味しいと評判のお店でした。私はアンティパストを魚介類のサラダ、プリモは蟹リゾットにしました。久々の魚介類が美味しかったです♪
魚介類のサラダ
蟹のリゾット(人参でできた蟹の足)
ちなみに、Fさんのアンティパストのムール貝のピリカラトマトソースに目が惹かれ(汗)、一口分けていただいたのですが大変お美味しゅうございました(#^.^#)。お酒が進みそうな一品でしたね(^^;。Fさんの御主人のMさんはイタリア人らしくチーズとハムがお好みのようでした。
ムール貝のトマトソース煮
さて、ポッジョ・ア・カイアーノはプラート県にあります。Fさんご推薦のイタリアでも高名な「Pasticceria Mannori」に連れて行っていただきました。ケーキ類も甘さ控えめで上品な味なのだそうです。シェフのルカ・マンノーリは菓子大会でも連続優勝するほど有名とのことで、日持ちのするものを少しだけ購入しました(^^ゞ
パスティッチェリア・マンノーリ
ところで、ご主人のMさんは小さい頃おばあちゃんっ子だったそうで、イタリアの伝統食が好きとのことでした。ゆえに、素材が大切なのだとか。パルマのマニャーニ・ロッカ美術館の帰りも、地元のチーズであるパルメジャーノを1kgご購入されていました。ということで、今回は絞りたてのトスカーナのオリーブオイルです♪ ! シチリアや南部のものはピッカンテだけれど、トスカーナのものはマイルドで美味しいのだそうです。
車を走らせて小高い丘の頂にある石造りの建物へ。そこはオリーブオイル抽出工場の直売場でした。直売場と言っても、ちいさな作業場の隣の暖炉のある部屋で、パンに垂らして試飲をさせてもらい、気に入ったら購入するというシステムのようでした。工場のおじさんは、やおらガラス瓶を持ち、ステンレス容器の蛇口をひねってオリーブオイルを注ぎ入れます。それを切ったパンに振り注いて、「どうぞ」と。
工場というより作業場?
右のオリーブオイル容器の蛇口から
私も一口頂いたら、なんとフレッシュでマイルドなオリーブの香りと美味しさ!!!そして、後味がフルーティーなのですよ~♪♪ ああ、これはオリーブ絞りたての生ジュースなのだと、初めてわかったのです。黄緑色した天然絞りたてエクストラ・バージンオイルなのです!!
フレッシュでマイルドそしてフルーティ!
試飲(試食)するまでは、荷物になるから私は見学だけにしよう、と思っていたのですが、あまりの香りの素晴らしさに、私も1本買います!と手を挙げてしまいました(笑)。Fさんご夫妻はリットル缶とそれに瓶入りも購入されていました。
購入した1本
ちなみに、工場のおじさんは同じ蛇口から缶とガラス瓶にオイルを注ぎ入れ、え~っとラベルがどこかな?と探して、それを容器&瓶に張り付けて渡してくれました。これって工場というよりも、やはり作業場ですよね(笑)。Mさんによると、多分協同組合方式の工場なのではないか?とのことでした。
ということで、帰りはちょっとホクホク顔になっていた私たちでした(^^ゞ