中世末期(欧州)の衣装の着方がわかる楽しい動画をYoutubeで見つけた。絵画では見慣れた衣装だけど、実際の衣装をどうやって着ていたのか、興味深くも面白かった。
【女性の衣装】
https://www.youtube.com/watch?v=tUsZQobX3Uw
※ご参考:ロヒール・ファン・ウェイデン《女性の肖像》(1460年頃)ワシントン・ナショナル・ギャラリー
ヴェールで見えにくいかもしれないが、エナン帽の下の黒いヘアバンドの中央に丸い輪が見える。
ポルティナーリの奥さんの肖像にも見えるよね。(ボケ写真なので下にMETリンクしました)
ハンス・メムリンク《マリア・ポルティナーリ(Maria Maddalena Baroncelli)の肖像》(1470年頃)メトロポリタン美術館
https://www.metmuseum.org/art/collection/search/437056
【男性の衣装】
https://www.youtube.com/watch?v=IYYWjbA1fnIn
なるほどぉ~!男性は絹の上着の下に大きな肩パッド付胴衣を着ていたのね。
※ご参考:ロヒール・ファン・デル・ウェイデン《エノー年代記》挿絵(1447年)ベルギー王立図書館
ちなみに、中央の黒い帽子と衣装の御方はブルゴーニュ公国のフィリップ・ル・ボン。その隣の少年はシャルル・ル・テメレール。フィリップ様の後ろに控える青い衣装の男が宰相ロラン。大きなポシェットが私的に気にかかるのだわ(笑)。ご臨場の皆さんが金羊毛騎士団員のペンダントを下げているのがわかる。
で、さすが靴フェチLuntaさんは靴の下に履く下駄サンダルにも注目ですね(^_-)-☆
実はこの動画を見て、アルノフィニー夫妻の寝室の床に見えるサンダルが普通にありなんだと了解できたのですよ。
他にも面白い動画があるようですので、少し検索してみます。
しかし、当時の王侯貴族の服装が暑苦しいのはURLでみるように寒冷期・小氷期だったからでしょうね。
衣装はいつの時代の物も楽しいですよね。
ヘアバンドの輪っかと、靴の下にはいたという下駄のようなものがなるほど、と特に面白かったです。