国立西洋美術館で「コロー展」を観たついでに、久々に「常設展」も観てきた。
現在西美は新館設備工事中ということで本館のみの展示となっていた。そのため、普段は使われていないル・コルビジェ設計(?)の階段を利用することができ、いつもと違った展示空間に展示作品という…なんだか新鮮な体験をさせてもらった。それに、初お目見え作品もあったし!
私の目を惹いたのはアードリアン・イーゼンブラント(Adrien Ysenbrandt)帰属《玉座の聖母子》(16世紀前半)だった!!
イーゼンブラント帰属《玉座の聖母子》(16世紀前半) 35.0×35.1cm
日本にこんな緻密なネーデルランド(フランドル)派作品があるなんて思いもよらなかった。玉座を囲むニッチ壁の見事なまでの彫刻模様の描写や、聖母子の足元の下草(菫?)の細やかさ、幼児の手に持つ紅薔薇、聖母の靴の質感と影!まで・・・聖母の衣装襞の硬さがあるところも含めて、ああ、典型的フランドル風だわ~☆ それに聖母の髪の柔らかさやヴェールの透けた繊細さなど、目が吸い付くように眺め回してしまった(笑)。北方ルネサンス作品として質的にも文句のないところだ。
イーゼンブラント(1510-1551年)はブリュージュでヘラルト・ダーフィットに学んだようだ、ということは、ヤン・ファン・エイク~ロヒール・ファン・デル・ウェイデン~ハンス・メムリンクという系譜に連なるわけで、帰属作品とは言え、その繊細緻密な描写表現はとてつもない目の喜びである。観ながら、まるで海外の美術館にいるような気分になってしまったのだから(^^;;;
で、作品横のプレートには「石塚博氏より寄贈」となっていた。おおっ、確かジョルジュ・ド・ラ・トゥール《聖トマス》も石塚氏のコレクションから西美に入ったはず。きっと古典絵画好きの方なんだろうなぁと思う。まさか、カラヴァッジョ(コピー?)《果物を剥く少年》も所蔵なさってたり??なぁんて勘ぐってしまいそう(^^;;;
現在西美は新館設備工事中ということで本館のみの展示となっていた。そのため、普段は使われていないル・コルビジェ設計(?)の階段を利用することができ、いつもと違った展示空間に展示作品という…なんだか新鮮な体験をさせてもらった。それに、初お目見え作品もあったし!
私の目を惹いたのはアードリアン・イーゼンブラント(Adrien Ysenbrandt)帰属《玉座の聖母子》(16世紀前半)だった!!
イーゼンブラント帰属《玉座の聖母子》(16世紀前半) 35.0×35.1cm
日本にこんな緻密なネーデルランド(フランドル)派作品があるなんて思いもよらなかった。玉座を囲むニッチ壁の見事なまでの彫刻模様の描写や、聖母子の足元の下草(菫?)の細やかさ、幼児の手に持つ紅薔薇、聖母の靴の質感と影!まで・・・聖母の衣装襞の硬さがあるところも含めて、ああ、典型的フランドル風だわ~☆ それに聖母の髪の柔らかさやヴェールの透けた繊細さなど、目が吸い付くように眺め回してしまった(笑)。北方ルネサンス作品として質的にも文句のないところだ。
イーゼンブラント(1510-1551年)はブリュージュでヘラルト・ダーフィットに学んだようだ、ということは、ヤン・ファン・エイク~ロヒール・ファン・デル・ウェイデン~ハンス・メムリンクという系譜に連なるわけで、帰属作品とは言え、その繊細緻密な描写表現はとてつもない目の喜びである。観ながら、まるで海外の美術館にいるような気分になってしまったのだから(^^;;;
で、作品横のプレートには「石塚博氏より寄贈」となっていた。おおっ、確かジョルジュ・ド・ラ・トゥール《聖トマス》も石塚氏のコレクションから西美に入ったはず。きっと古典絵画好きの方なんだろうなぁと思う。まさか、カラヴァッジョ(コピー?)《果物を剥く少年》も所蔵なさってたり??なぁんて勘ぐってしまいそう(^^;;;
西洋美術館、改修はいつ終わるのだろう?
僕はあそこの版画展示室が好きでしてね。
ところでここ名前なしでも投稿できるんですね。
Juneさん、ゴールデンウイークは海外かな?
豚インフルエンザに気をつけて!
明日、岸田劉生なんかのチケットが入りますから、すでに入っているのと合わせて送ります。
東京都美術館では2010/1/16からボルゲーゼ美術館展、
ラファエロ「一角獣を抱く貴婦人」とイタリア美術の至宝やるそうです。
Juneさん興味おありでは?
岸田劉生とかきちんと入りましたのでお送りします。
僕はぐるっとパスもプレゼントでもらったのでなんか気分いいです。
石塚氏についての情報、ありがとうございました。
ダイヤモンドだけでなく、きっと絵画の輝きにも魅せられたのでしょうね。他にどんなコレクションをお持ちなのか興味津々です(^^ゞ
okiさんから頂戴したチケットで、阿修羅像も観て来ましたよ~☆ありがとうございました!
で、西美の改修は長く続きそうですね。あの充実の版画コレクションが観られないのは本当に寂しいです。
それから、GWは仙台に帰省する予定で、豚インフルエンザの心配は無さそうです(笑)。okiさんはどこか出かけられるのですか?やはり美術展三昧でしょうか?
ところで、ボルゲーゼ美術館展が来るとは!さすが、okiさん情報は早いっ。来年も展覧会シーンに期待できそうですね。でも、先日新聞で海外から借出す美術品保険料が高騰しているという記事を読みました。展覧会内容に影響が無いことを祈りたいです。
で、で、okiさんすごいっ!ぐるっとパスなんかいただいちゃったのですか?そんなプレゼント企画もあるんですねぇ(・・;)
岸田劉生展は私も楽しみにしていたので、いつもながらokiさんチケットに感謝・深謝です!