花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

山梨県美術館「バロックの巨匠たち」展を観た。

2017-05-12 23:56:36 | 展覧会

山梨県美術館「バロックの巨匠たち」展を観た。感想は...後でサクッと書きたい。

http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/ 

で、私的に非常に気になった作品は…

ヘンドリック・ヤンスゾーン・テル・ブリュッヘン《茨冠のキリスト》(制作年不詳)(135.5×102cm)ヨハネ・パウロ2世美術館  

旅先の移動のため重い荷物は避けたいと、この展覧会の図録を買わなかったのが悔やまれる。なにしろネットで画像が見つけられない。(図録を買われた方がUPして下さると良いのだけれど(^^;) 

さて、Leonard J. Slatkes と Wayne Franitsによるカタログレゾネ『The paintings of Hendrick ter Brugghen, 1588-1629』John Benjamins Publishing Company (July 2, 2007),の作品リストをチェックしたのだが、該当作品が見当たらない。(高価なのでリストだけをフリック・コレクションでコピーした(^^ゞ)

だが、リストの中にサイズが不明な作品が1点だけある。しかし、制作年は1622年だ。

・Hendrick ter Bugghen “Christ Crowned with Thorns”(1622)unrecorded

(United Kingdom:Formerly C.Newton -Robinson, Esq.Collection)

参考に画像が拾えるものをリンクするが、先行する1620年作品には既にテル・ブリュッヘンの作風が確立されていることがわかるのだ。

・Hendrick ter Bugghen“Christ Crowned with Thorns”(1620)207x240cm

(Copenhagen :Statens Museum for Kunst)

http://www.smk.dk/en/explore-the-art/highlights/hendrick-ter-brugghen-christ-crowned-with-thorns/

・Hendrick ter Bugghen“Mocking of Christ ”(1625)154x117cm

(Pari:Muse'e de L'Assistance Publiqu)

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/c/c3/Christ_aux_outrages.jpg

・Hendrick ter Bugghen “Christ Crowned with Thorns”(1625)109x134 

(Sydney:The James Farfi Collection)

https://www.pubhist.com/w10813 

美術ド素人眼ながら、今回展示されている作品をテル・ブリュッヘン作品と納得するのがどうも難しく、誰か根拠を持ってド素人の私を納得させてくださいませ~(^^;;;



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4 コメント

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画像 (山科)
2017-05-13 06:38:33
たぶんこの絵ですかね。URLにも書きました。

なお、wikiに書いてある年代は推定ですから年代不詳が正しい。

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Brugghen_Crowning_with_Thorns.JPG

テルブリュッヘンはまじめに調べたことないので、なにもわかりません。レンブラントも諦めたし。

先日のコメントで「ブダペスト」といったのは、「ダブリン」の間違いだったようです。

わかりません。
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山科さん (花耀亭)
2017-05-14 00:54:11
画像のご教授、ありがとうございました!!
制作年って確かに推定ですよね。でも、大凡の年代を知りたいと思ってしまうのです(^^;;;
で、《聖ペテロの否認》は同主題で何枚かあるようですね。下記リンクに出ているのはきっとその一部だと思いますが(^^;
http://catalogo.fondazionezeri.unibo.it/ricerca.v2.jsp?fulltextOA=Pensionante%20del%20Saraceni&percorso_ricerca=OA&locale=en&view=list&decorator=layout_resp&apply=true
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聖ペテロの否認 (山科)
2017-05-14 06:54:35
花耀亭 さま

 聖ペテロの否認  ご教示ありがとうございました。ゼーリのところとは、さすがにイタリアに強い花耀亭さまですね。
  これでみると、今回展示されたのは、所在不明とされたカラー写真の分のようです。当方がまったく知らなかったのはヴァチカンのものだけになります。 ダブリンのは東京で遙か昔に観ましたし。どうも、この展覧会は九州佐賀にも来るそうなので、足をのばすかもしれません。またプラハのバベルの塔は実は東京上野の西洋美術館で、展覧されたことがあります。

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山科さん (花耀亭)
2017-05-15 01:17:47
今回の作品がカラー写真のものなのかはわかりませんが、複数描かれているということは、当時でも人気があったと推察されますね。私的には山科さんの佐賀行を期待するところです(^^;
で、実は私もカラヴァッジョ関連展覧会などでこの《聖ペテロの否認》を何度か見ているのですが、所蔵元までは見ておらず、山科さんのおかげで複数あることも知ることができました。ありがとうございます(^^ゞ
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