宮城県が「宮城県美術館移転案」を発表。それに対し「現地存続を」と市民団体が要望。
https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201912/20191211_13003.html
私も移転にNO!と言いたい。宮城県美術館の建築的重要性はもちろんだが、辺鄙な宮城野原に文化施設を集約すること自体が疑問だ。県は少子化を踏まえ文化施設の集約による効率化を掲げるが、経済とか効率化と「文化」を同じ俎上で扱わないで欲しい。
今日のニュースでは「宮城県美術移転の中間案」が提示されたようだ。「"美術館の移転”含む中間案提示 老朽化施設の活用検討 パブコメも募集〈宮城〉」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191212-00000008-oxv-l04
県はパブリックコメントを募集すると言っているが、どこにコメントしたら良いのだろう?? 本当に県民の声を聞く気はあるのだろうか??
(宮城県美術館のエントランス)
ちなみに、宮城県のホームページに「宮城県美術館のリニューアルに関する調査」結果報告書が出ていた。なかなかに興味深い内容だった。(私はアンケートを見たことも無いが)
https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/663171.pdf
文化施設で一番利用者が多いのは「メディアテーク」であり、街中にあるからこその利用者の多さだと思う。宮城県美術館も川内に地下鉄が通って便利になったのに。文化施設は街中にあってこそ利用者が増えるはず。わざわざ街中からバスやJRを乗り継いで美術館に行かなくてはならないの??
更に、皆さんが、宮城県美術館の展覧会に不満を持っているのがわかる。学芸員のやる気の問題なのか、予算が無いのか、地味な展覧会が多いのだよね(すみません)。美術好きは結局あきらめて東京に観に行くしかないのが現状だし...。