Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

RIVE GAUCHE 【L'odeur de la papaye verte】

2011年08月16日 | 大阪chouchou(京橋・北浜・天満)

 お盆をすぎ、16日。

  きょうも休みだったのだけれど、この夏休み中にお盆のひまな時期に出勤している友達が
  いて、ごはんをつきあってくれることになった。

  彼女は、淀屋橋に勤務していて営業をしている。
  大学のときにつきあい始めた彼氏と仲良しで、もう半同棲とも言える状況なのだ。

  きょうはごはんを食べながら、その年代の女の子の考え方を教えてもらうことになる。
  
  本日は淀屋橋ということで、RIVE GAUCHE を選択。ひさしぶりの芝川ビルになる。
  


         


  待ち合わせの18時を少し過ぎてしまい、慌てて合流するとその芝川ビルに向かって歩く。
  夏のせいで、まだ明るい時間にビルの前に立つ。

  淀屋橋ということでここも知っているのかと思っていたら、全然このあたり知らないんですと返事が
  帰ってくる。営業って接待とかないの?と不思議そうに聞くぼくに

     おしゃれな店にはいかないですねえ

  まあそうですね…
   
                                  

        ビールと、食べるものをひとしきり注文すると彼女はスマホに変えたのだと自慢しながら
        取り出してきたのはGALAXY だった。
        docomoでしか出していないSAMSUNG
の戦略のせいで大画面に興味があっても
        auユーザのぼくには縁のないものになっていただけに、ぼくも興味深く見させてもらった。
        彼女の会社のメンバーは営業さんもSEさんもこぞって一気にスマホに、しかもさまざまな
        メーカーにしてくれるのでいろいろ見ることができる

        彼女はそのアプリで青く印象的に変化させてくれる撮影でビールを一生懸命撮っていた


             

    最初から3分の1くらいはなぜか仕事の話になった。
    昔から知り合いの営業の責任者のおじさんが’彼女は一番若いけど一番熱心なんですよ’と
    語るとおり、自分の会社の抱える課題を正確に把握しようといろいろ聞いてくれる。

      ’ごはんのときには仕事を語るな’

    上海時代の会社生活で、ぼくが自然に叩きこまれた鉄則(人が安っぽく見えるから)なのだけれど
    聞かれるまま、しょうがないのでコメントを続けることにした 

    このことはいい影響を与えてくれるんでしょうか…

  

    そのあとは彼女の話になった。
    大学生活でのこと、いまの彼氏のこと(ぼくはこのとき彼氏が学校の先生だと知る。そうなんだ…)
    まだ社会人3年目の彼女の考え方ってとても面白い。

    まわりにあるものすべてを受け止めて咀嚼していってるのは、この世代の特権なのだろう。



        

  そのあとはなぜかぼくの話になった。
  上海ではどんな風に過ごすんですか?(これはたいていの人から聞かれる)
  いまはどうやって過ごしているんですか?(これもよく聞かれる)
  
     ぼくの生活は、たいていのその同じ年代の人とは違って変わっているのよ
     その年代の人はもう少し落ち着いて家族と過ごしているのよ

     先日友達に言われたことを思い出した。だからこそ、こういうときの酒の肴には
     ちょうどいいのだろう。

    
                                 

     ベトナム料理は初めてですという彼女に、ある程度説明してあげる。
     でもぼくも、まだ行きたくて行くことができていない国なんだ。そう説明すると、えーそんなに
     きれいな場所なんですか?と問われる。

     ぼくはベトナムに観光協会に表彰制度があったら、きっと最初にもらえるだろうくらい、ちゃんと興味を
     そそるように宣伝をして、そしていつか自分も行きたくなっていることを改めて思い起こす。

  

    きょうもこの店は、ある程度席が埋まった状態で、満席にならない配慮かどうかはわからないけど
    その空き具合がまた優雅さを醸し出している。

    地下の店なのに、この心地よさはこの広さと、まんなかにどんとあるタイル敷きの冷蔵庫からきている
    のだろうか

                              

      時間はそろそろ21時。

          きょうはどこに帰るのかな?
          今夜はまじめにおうちに帰りますよ

      きょうは彼氏は旅行にでかけているそうで、「そこはきちんと線を引いて自分の家に帰るんです」
      そう語る彼女には、彼女なりの基準があるようだ。

      ぼくの基準も周りにはよく不可思議にとらえられるけど、この女の子も少し変わっている
      でも、それは奔放さとかいい加減さとは対極にあるのは明らかで、Generation と表現すべき
      なのかpersona と呼ぶべきなのか、ぼくにはよくわからないけれど、でもそれは好意に類する
      事柄で、ぼくには悪くない印象を与えてくれる。

          もう一軒、少し行ってみたい店があるんだけど…
          いいですよ。あと1時間くらいで電車に乗ればちょうどいい時間なんです。

      こうしてぼくたちは立ち上がって、入口に向かいレジのところで一枚の紙を見つける。
      それはこの店のある芝川ビルの屋上でBeer Garden をしていることと、それが10月28
      まで続いていることを宣伝していた。
      その青い紙をみて、ぼくは去年もここで屋上Beer Garden をしていたことと、友人と行こうと
      約束していたのだけれど熱波でいやだなということと友人の海外出張の関係で夏を逸して
      しまっていたことを思い出した。

          ああ、去年もこれに行くはずだったんだけど、行けなかったんだよ
          そうですか。なんかおしゃれそうですねえ…でも10月だから行けますよ今年は…きっと。
          そうだねえ…

      ぼくは今度このことをその友人に話すだろう。今年は彼女の言う通り、ここの屋上で
      夏を見送っているかもしれない。
      


  


       ドアをあけて、階段の手前にあったのは有名なベトナム人監督(フランス系だったか…)
       トラン・アン・ユンの’青いパパイヤの香り’のポスターがあった。

       ノルウェイの森で一躍有名になったこともあるけれど、彼のフィルムの色が気になって
       いつか見たいと思いながら、まだ果たせずにいる。

       こうしてぼくはベトナムとのニアミスを続けているわけだ。  


★RIVE GAUCHE
   大阪市中央区伏見町3-3-3 芝川ビルB1F
   06-6202-2202
   http://shibakawa-bld.net/story/2007/10/rive_gauche.html


       


月の光 ドビュッシー


 



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2 コメント

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Unknown (ふじお)
2011-09-04 08:08:10
こんにちわ。
いつも楽しく拝見させて頂いております。
私も大阪市在住ですので、飲み会などの場所の参考にさせていただいたりさせてもらっています。

女の子とデート、うらやましい限りです!笑
そんな子どうやってみつけておられるんですか? 下世話でスミマセン・・・。
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ありがとうございます ()
2011-09-04 09:22:08
いつも読んでいただいているとは…ありがとうございます。
参考になっているかどうかは自信ないですが

とくにデートというわけではないですね
会社の仕事関係で飲みにいくことが多いです。
今回もその関係ですねえ…

そんなに素敵な出会いが転がっている…わけではないですよ(笑)

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