Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

水城南路を北へ 【地下鉄にのって③】

2010年04月30日 | 上海chouchou(たべる)

 KYOKOさんは仕事熱心にきょうもでかけていった。

  残ったぼくらは、少しおでかけをすることにした。
  おひるごはんは和食がいいと言うので、新天地のほうまで地下鉄で行って
  「こ熊や」まであるいていこうと決めた。

  RinNonは水城路から地下鉄に乗ったことがないらしい
  それはまずいだろう。
  KYOKOさんは毎日通勤で使っている。ぼくはたまにしか来ないのにもう
  2回乗ってしまった。
  RinNonだってもう日本なら小学校5年生だ。乗っていないって理由にはならない
  のだから。

      

  地下鉄にのて出かけよう。マンションをでて歩くけれど、そうだ。
  マンションのすぐ横の地下街を抜けていこうと考えた。

  入口のあたり、韓国スーパーの手前に万博タクシー。
  ここから万博に行くので予約した人を待っているのだろう。

       あ、万博タクシーだ。あれって予約してなくても乗れるのかなあ
    うーん。よくわかんないけどそうみたいだよ  
  
  RinNonとRVタイプのこぎれいなそのタクシーをみながら地下に入る。
  3人とも今回は万博にいくつもりがないので、まだかやの外な出来事なのだ
 
      

  地下街の水城路側の出口。果物やさんが。
  これは以前は、交番のように交差点のそばの小屋にあった店だ。
  少し店舗がきれいになったってことだ。
  この場所にうつってしばらくたつけれど、どうなんだろう。
  昔、巴里経典に住んでいたころは目の前に見えていたし、ライチだとか
  マンゴーだとかみかんだとか柚子だとか、果物の大好きなRinNonによって
  いろいろ試されてきた。

   

      いまも果物よく買うの?
     そうだねー。マンゴーとかはよく食べるよ。

     よろしい  果物がいっぱい食べられるのは上海だからだよ。


                

  万博だからか、水城路の脇の歩道は石畳風のきれいなまっすぐな通りに
  なっている。雨のときでもべこべこの道でも気にならなかったのに、なんだか
  おしゃまになった女の子とお話するみたいで、ちょっと気恥ずかしかったり
  する  それでも消火栓はやぱり斜めに傾いたままだったり、大雨が
  降ったら、昔みたいに道路が冠水しちゃう状況はこれじゃあ変わらないんだ
  ろうなって思ったら、それはそれでおかしかったりする。

  この道はおもしろい。

     

  延安路の高架下をこえて、地下鉄に向かって歩く。
  4年前はずっと工事しているか、囲いで中が見えないようになっていた建物が
  1Fを店舗にしている。お花やさんだったり、服屋さんだったり。

  それは地下鉄の開通と、その上部の虹橋路がきれいになったことによって
  引き起こされたちょっとした改善点だ。

  おばあちゃんと手をつないで歩く少年は帽子を買ってもらったのだろうか?
  帽子のてっぺんには値札のタグがついたままで、でもそんなの指摘するのが
  申し訳ないくらいうれしそうに、とびはねながら歩いている。
  あるいはタグをつけて歩くのが趣味なのかもしれない。
  上海はなんだってありなのだから。

  RinNonと、どっちなんだろうってお話しながら脇を通り過ぎる。

  マンションの入口では、ママに怒られて大泣きしている子どももいた。
  ひとりっこ政策で甘やかし過保護的な姿しかることのない上海で、その姿は
  新鮮だった。がんばれ男の子  みんなそうやっておっきくなるんだ。

       

  地下鉄に乗ると、Nonが通う日本語補習校のお友達がおかあさんと一緒に
  ホームにいたらしく、声をかけられていた。
  見慣れぬぼくがいて、なんだかお互い「あっ」って感じで会釈を返しただけに
  なった。こんなときにもRinNonはもじもじしなくなった。少し成長したんだろう。
  でもあいさつはしてほしいんだけどな。

  ぼくも中学生のころまであいさつがとっても苦痛だったけれど… 

        

  地下鉄に乗って新天地駅まで。立ってドア際にたつ2人はまあまあ、さまに
  なっていた。その調子でもう少しかっこよくなってね
  Rinは最近引きこもりで、ちょっとぶた  になりつつあるので注意してね

 

   ねえ座ろうよ、と2人が言う。少しすいてきたときに3人並んで座る。

   途中の駅に着いたときに、万博の広告が見えた。

   そう。明日からだねとまたちょっと思い出した。

  



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