Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

陣屋(年明けの鍋は)

2010年01月02日 | 上海chouchou(たべる)
 夜。今夜は和食になった。

  正月は鍋を食べる習慣がある。
  2009年は安龍路の龍峰だった。実はそれほどではなく期待はずれだった
  2008年は虹梅路の龍峰だった。期待以上のおいしさとサービスを堪能した。
  2010年、上海で食べる日本の鍋はどうなるのだろう?

   

  泰康路田子坊。KYOKOさんはついに、というか想定どおり来なかった。
  昼間は結局再び3人での行動となっていた。
  突発的に申し訳ないと思ったのか、電話  があり「きょうは陣屋さんに鍋を
  予約しておいた」と電話があった。

  子ども2人はあまり期待していないふうな「ふうん  」という反応だった。
  そりゃあ、これだけ何もかも自分たちの優先順位を貶められていれば
  そうもなるだろう。ぼくは「予約してあるんだからママこなくてもおなかすいたら
  3人で食べようよ」と提案して、ようやく行く気になってくれた。

  アメとユキ   。たしかダンスダンスダンスの中にでてくる親子は
  そんな名前だった。信頼し合っているけど、時折傷つけてしまう天然な母。
  冬の札幌で、ホノルルで。そんな衝突を繰り返す親子は作品の中の
  メタファーなのかと思っていたけれど。

    箱庭的海外生活の賜物なのか、そもそもの帰結なのか。
    ダンスダンスダンス的な親子がそこにいる

                                   
  
   鍋を食べに先に向かうぼくらは、タクシーにのって仙霞路へ。
   1度か2度、いったことがあるけど忘れたっていう、頼りないRinNonをあてに
   しないで(だって10歳なのだ。しかも地図に弱い 

  

  最初は少しずれて、こんなビルの前で店は1Fかな?なんて探していた。
  そんな試行錯誤を2度ほど繰り返して、警備員のおじさんにも2度ほど聞いて
  やっと、目指すべきお店「陣屋」さんに到着した

    

  ぼくらは予約した事実しか知らないので、あとKYOKOさんが来ないことで
  店の人が待機しているのが腑に落ちないでいた。

  オーナーさんらしき人が、「奥さんは今日もお仕事なんですか?」と目を丸く
  して聞いてくれるので

  「いや、いつもこんな感じですよ、さきに始めますからお願いします 
    「いえいえ、せっかくですからお待ちしますよ。その間なにか作っておだしします」

  どうしてそこまで丁寧にしてくれるの?というくらい丁寧な老板。不思議な気分で
  待っていると
  
       
                

  お雑煮が出てきました

      

   そしてまだ老板はカウンターで、板さんとなにかお話しておられます

   お客さんも何組か、家族連れもいるけど静かな店内

                     

   なんとおせちやおでんまでサービスしてくれたのです。
   そんなにしてもらって本当に恐縮です。鍋の前におなかいっぱいになっちゃう
   くらいで、KYOKOさんいったいどれだけのことしたんだろって… 

         

   気になっちゃうくらいでした。すごいごちそう。RinNonもさすがにおとなしく
   喜んで食べてくれている様子です。

  

  おせちを3人でモグモグしているころ、ようやくKYOKOさん到着。
  老板とひさしぶりの会話が盛り上がっています。
  そして鍋の開始。

                 

   やはり鍋は4人くらいでやるもの  肉の取り分が減って野菜が多くなって
   それでもやはりみんなでつつくとおいしい。

     

   老板は2軒めを、KYOKOさんお勤めの会社にお願いする予定もあって
   1軒めで活躍したKYOKOさんにいっぱいお願いしたかったみたい。
   それでも、この陣屋建設の際に「古民家風に」というこだわりでお互い衝突
   したりしながら、いいものに、満足できるものになったという達成感があって
   またKYOKOさんを指名せんばかりでお願いしてくれる老板に感謝です。
  
   RinNonも実は、多忙時に老板のおうちに預けられて子どもたちと遊んで
   もらったりごはんまでいただいたことがあったようで、3人とも逆にお世話に
   なってるんじゃないか、サービスするのはこっちだよ…  と恐縮した次第。

       

  お鍋も結局お肉を追加してあげるとRinNonも含めてみんなホントに満腹に。
  KYOKOさんはこの店には柱一本、梁一本にも思い入れが多いという。
  ここが繁盛しているからこそ、2軒めの話もあるわけでそれがこの店のデザイン
  が一助を担っているというのなら、とてもステキな話だと思う。

              

  きょうはさすがに誰もいないけれど、カウンターもほどよい暗さで調度品も
  すっかり和風を持ち込んでコンセプトを強調している

  KYOKOさんと老板は、想い出話からいまの互いの多忙さについて、それから
  今後の展望にまで想いを語る。RinNonがくたびれないうちに、ということで
  切り上げたけれど、今後まだまだKYOKOさんの仕事はありそうだ。

  これを読んでいる方で、いいお話あればお伝えしてくれるといいけれど
  萬蔵さんにはご迷惑をおかけしているけれど、できは本人の満足度は
  すごく高いそうなので、3号店OPEN時にはその雰囲気をみなさん楽しんで
  みて、コメントいれてください
                                  
  

 満腹になって、気分も満腹でお店をでる。ここは仙霞路、片道でタクシーも
 なんだか少なめに見えるのはなぜだろう。

 少し広めの歩道をあるきながら、今年の鍋は正解なのだと気づいた

          

  家に帰る前にケーキやさんに寄りたいというRinNonの希望がでた

      古北のCablerにいくの?
      もっとおいしい店があるんだよ

  じゃあそこにいきましょうか

★Japanese Dining 陣屋
  上海市仙霞路333號東方維京大厦1F
  +86-21-3252-2377
  http://www.chainavi.jp/shanghai/user.html?sid=5261538( ちゃいなび )


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