前回、といっても出張で来た9月は家族は日本だったので、昨年のGWのことになる。
そのとき、ぼくは「上海に来たのだから中華らしい中華を食べたい」とずっと言っていた。
けれど、結局それはかなわなかった。
「中華らしい中華」が家庭的なものだと、RinNonが毎日食べているものだからいやなのだ。
ぼくが来てるのだから、普段食べていないものが食べられる店に連れて行って、という論理
は、説得力がある。
今回は、ぼくはその対案を用意していた。
北京焼鴨を食べにいこう これならどう
いいよ。いくいく
まあ、そういうことなのだ。それも准海路の全聚徳みたいなところじゃなく近場であることを
見越して、タクシーに乗る時間も短いよってことも計算づくで娄山関路の鴨王を提案。
見事に当たった。やっと中華が食べられる
虹橋路でつかまえたタクシーは、少しだけ延安路にでるとすぐに左折し、少し渋滞
に巻き込まれたもののすぐに、場所に到達した。
日本人、中国人入り乱れてほぼ満席。みんな焼鴨が好きなのだ。
あのジューシーな味わいがいいのだ。
この店の女の子の店員さんは民族衣装なのか古式なのか、おそろいの
帽子と制服で、かわいらしい。
でも近づいてくれると、あまりきれいじゃない(クリーニングにだしたほうがいいかも )
それでも女の子たちはどの子もとてもほがらかで、応対にはきちんと応じてくれる。
それでRinNonにまでほっとした雰囲気が流れているくらいだ。
哈爾濱ビールなんて飲むのはひさしぶりだったので、思わず注文してしまった。
最近ぼくの数倍のSPEEDでオヤジ化しているKYOKOさんは、焼酎か紹興酒をいつも飲む
ので、ビールというと「冷える」とか「飲んだ気がしない」とかいろいろ言っていたけれど
ぼくが酒に弱いのを見越して、ビールでいいと言ってつきあっていた。
そのうち、本命の北京ダックが登場。
おーっ
とカメラを向けたものの、なんでかすぐに包丁人さんは奥に引っ込んでしまった。
ちょっと肩すかしを受けてしまったぼくらだったけれど、結局まだ固いままで焼けていなかった
のかもしれない。こういうのを隠さないでちゃんとやり直すのが中国の天然さなのだ。
ぼくはこういうところは、とてもいいと思う。
ようやくおじさんが出直し…今度はさくさくと切り分けてくれている
その間にもサイドメニューとして頼んだ品が続々と登場。
海老はNonのお気に入りとして注文。
餃子はRinが大好きなので注文。どちらも中華の王道でとても安定したいい味なのだけれど
やはりこの店はこれなのだ、と思う瞬間。
ジューシーな皮の部分を食べると、ああ。ぼくもようやく中華を食べることができたんだ
と少し感慨にふけるほど
薄皮にのせてたべ、直接たべ…贅沢に食べていきながら…このスープも飲むと
なんだか自分が健康になった気分にすらなるから不思議だ。
(あとで薬飲まないと…脂分多いし… )
RinNonもこれなら中華でもいいよって言うわけあって、きょうはたくさん食べている。
初めて中国に来たころは、憶して食べないような雰囲気もあったけれど、こうして旨いものは
どんどん食べるようになってきた。
それでもおそるおそる「オレンジジュースを飲んでもいい?」とか聞くところは
まあご愛嬌だ。渋い顔をするKYOKOさんをしり目に一本だけだよと注文してあげた。
4人ともお腹いっぱいになったそんなご飯はひさしぶりで、ぼくはかなり満足な夜になっている。
少しお客さんがまばらになてきたころ、ぼくはぐるっと店内を見渡しながらトイレに向かう。
中国の古い感じのトイレで用を足して、また座席に戻るそのいっときの店内散歩で
昔ながらのこういう店の佇まいなんてものはいつまで続くんだろうか
みんな日本風だったり韓国風だったり、ともかくこじゃれた無個性な感じの
無機質的美しさの店、にはなってほしくないなと
そんなふうに思ったりした。
食べ終わって、KYOKOさんがいう。
ケーキを買って帰ろう。Chez Shibataまで歩いて行こうよ
暗い道を歩き出すKYOKOさんにRinNonがまとわりつきながらきゃあきゃあはしゃいで
ついていく。ぼくは少し遅れて寒いなあとか思いながら、あとをついて歩いて行った。
★鴨王烤鴨大酒店虹橋店
上海市長寧区娄山関路85号東方国際大厦1楼
+86-21-6278-2351
そのとき、ぼくは「上海に来たのだから中華らしい中華を食べたい」とずっと言っていた。
けれど、結局それはかなわなかった。
「中華らしい中華」が家庭的なものだと、RinNonが毎日食べているものだからいやなのだ。
ぼくが来てるのだから、普段食べていないものが食べられる店に連れて行って、という論理
は、説得力がある。
今回は、ぼくはその対案を用意していた。
北京焼鴨を食べにいこう これならどう
いいよ。いくいく
まあ、そういうことなのだ。それも准海路の全聚徳みたいなところじゃなく近場であることを
見越して、タクシーに乗る時間も短いよってことも計算づくで娄山関路の鴨王を提案。
見事に当たった。やっと中華が食べられる
虹橋路でつかまえたタクシーは、少しだけ延安路にでるとすぐに左折し、少し渋滞
に巻き込まれたもののすぐに、場所に到達した。
日本人、中国人入り乱れてほぼ満席。みんな焼鴨が好きなのだ。
あのジューシーな味わいがいいのだ。
この店の女の子の店員さんは民族衣装なのか古式なのか、おそろいの
帽子と制服で、かわいらしい。
でも近づいてくれると、あまりきれいじゃない(クリーニングにだしたほうがいいかも )
それでも女の子たちはどの子もとてもほがらかで、応対にはきちんと応じてくれる。
それでRinNonにまでほっとした雰囲気が流れているくらいだ。
哈爾濱ビールなんて飲むのはひさしぶりだったので、思わず注文してしまった。
最近ぼくの数倍のSPEEDでオヤジ化しているKYOKOさんは、焼酎か紹興酒をいつも飲む
ので、ビールというと「冷える」とか「飲んだ気がしない」とかいろいろ言っていたけれど
ぼくが酒に弱いのを見越して、ビールでいいと言ってつきあっていた。
そのうち、本命の北京ダックが登場。
おーっ
とカメラを向けたものの、なんでかすぐに包丁人さんは奥に引っ込んでしまった。
ちょっと肩すかしを受けてしまったぼくらだったけれど、結局まだ固いままで焼けていなかった
のかもしれない。こういうのを隠さないでちゃんとやり直すのが中国の天然さなのだ。
ぼくはこういうところは、とてもいいと思う。
ようやくおじさんが出直し…今度はさくさくと切り分けてくれている
その間にもサイドメニューとして頼んだ品が続々と登場。
海老はNonのお気に入りとして注文。
餃子はRinが大好きなので注文。どちらも中華の王道でとても安定したいい味なのだけれど
やはりこの店はこれなのだ、と思う瞬間。
ジューシーな皮の部分を食べると、ああ。ぼくもようやく中華を食べることができたんだ
と少し感慨にふけるほど
薄皮にのせてたべ、直接たべ…贅沢に食べていきながら…このスープも飲むと
なんだか自分が健康になった気分にすらなるから不思議だ。
(あとで薬飲まないと…脂分多いし… )
RinNonもこれなら中華でもいいよって言うわけあって、きょうはたくさん食べている。
初めて中国に来たころは、憶して食べないような雰囲気もあったけれど、こうして旨いものは
どんどん食べるようになってきた。
それでもおそるおそる「オレンジジュースを飲んでもいい?」とか聞くところは
まあご愛嬌だ。渋い顔をするKYOKOさんをしり目に一本だけだよと注文してあげた。
4人ともお腹いっぱいになったそんなご飯はひさしぶりで、ぼくはかなり満足な夜になっている。
少しお客さんがまばらになてきたころ、ぼくはぐるっと店内を見渡しながらトイレに向かう。
中国の古い感じのトイレで用を足して、また座席に戻るそのいっときの店内散歩で
昔ながらのこういう店の佇まいなんてものはいつまで続くんだろうか
みんな日本風だったり韓国風だったり、ともかくこじゃれた無個性な感じの
無機質的美しさの店、にはなってほしくないなと
そんなふうに思ったりした。
食べ終わって、KYOKOさんがいう。
ケーキを買って帰ろう。Chez Shibataまで歩いて行こうよ
暗い道を歩き出すKYOKOさんにRinNonがまとわりつきながらきゃあきゃあはしゃいで
ついていく。ぼくは少し遅れて寒いなあとか思いながら、あとをついて歩いて行った。
★鴨王烤鴨大酒店虹橋店
上海市長寧区娄山関路85号東方国際大厦1楼
+86-21-6278-2351