Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

cafe PRESTO 【笑顔の行方】

2011年09月15日 | 大阪chouchou(京橋・北浜・天満)

 環状線で帰宅する場合に、必ず乗り換えの関係で大阪方面側に立ち位置を求めているぼくは
     京橋駅のメインの改札を入ると右側の階段をあがることにして、そのあとくるっと反転することになる。

     どっと京橋駅で降りる人がいたときなどは、それをどうすり抜けるか苦労しながら反転をする

     1,000円の散髪やさんの手前にある、ちょうど小さなレストランがあるあたりに並ぶことになる。
     いつもそこはオムライスだとか、ハンバーグだとか、いつまでも子どもっぽさの抜けないぼくに魅惑の
     メニューを並べてぼくを誘っているような感じなのだけれど、たいていぼくはそこに立つときは
     疲労困憊だったり、もう早く帰りたいなって思っていたり、あるいは単純にお腹いっぱいだとか
     酔っ払ってへろへろだったりするもので、なかなかこの店に入る機会をもてないでいた。

        

     きょうは結局朝から説明会があって、午後は聞くほうの説明会。そのまま夕方は個別の画面説明会
     なんかをやってみたりして、おわってみれば夕方までずっと出張ということになった。

     すべての会議予定を終えて、そのまま事務所に戻る気力はぼくにはなかったし、そもそもメインの
     いかわさんはこちらに呼んでいたので、こちらでやれることが本日のすべてとも言える。

     ということで、ぼくはそのあとの残務処理をすべてOBPですませて帰ることにした。


      

       帰りに、いつも使う地下鉄でOBPからすぐ乗るのではなく、環状線を経由しようと思い立った
       のは、今日こそこのホーム上にある店でごはんを食べてみようと思ったからだった。

   夕方。家路に早めにつこうとする人で並ぶ人の多い時間帯は、この天王寺方面ホームの端っこに
   位置するこのあたりでも同じだった。
   それでもそんなに息切れしそうなほどではない人数の列には並ばずに、ふらっと後ろを通り抜けて
   ドアをあけるのはなんだか、レールに乗らない自分といった感じで面白い感覚にとらわれながら
   中に入ることになる

     入口でハンバーグ定食にしようと思い立っていたので水をもってきてくれた女の子にその旨注文
   する。その子がまたすごく愛想のいい子で、にこにこ笑いながら応対してくれる。
   それは営業用とかそういうsmile に慣れた身にはかなり新鮮で、楽しくなった。

                  

   店内にはカウンターに座る男性が1名、途中から増えて2名になった。
   テーブルにはぼくが待っている間に、夫婦連れがきた。移動の途中なのか、少しせっかちな
   様子のtypical な関西系おじさんと、それをなんだかんだ茶化しながらなだめる奥さん。
   そんな図で、2人とも
、笑顔のきれいな女の子の注文をうけている

   そのうちハンバーグ定食ができあがったのか、ぼくのほうに女の子がやってきて、また笑顔で
   ごはんを置いていった。

   奥の厨房におじさんがひとり。この店を切り盛りしているのだろう。
   味のほうはまずまずだった。


                

   駅のなかの片隅にあるレストラン。なかなかだった。  


    


   食べ終われば、あっという間にホーム。電車を待つ いつもの時間に戻ってしまう。
   振り返ればそこには店があるのだけれど。

   どこでもドアの気分を味わうなら、とてもいいかもしれない。


★cafe PRESTO 京橋駅
  大阪市都島区東野田町3-2-7 JR京橋駅2F環状線外回りホーム
  06-6351-083




【The Pictures】北川景子主演『パラダイス・キス』予告編



   たとえば、こんな夜の店員さんのすてきな笑顔をどんなものかと表現するとしたら
   さだまさしの’パンプキンパイとシナモンティ’だとかそんなものが思い浮かんだりするのだけれど
   やっぱり時代にそぐわないものを感じたりするし  (決して色あせてるとは言わないまでも)
   本日の気分とか場所柄を考えると、思い浮かぶのはなかなか難しい。

   YUI

   最初に聞いたのはCHE.R.RY。なんだか甘酸っぱい曲を帰国直後の春に聴いたぼくは、いったい
   誰なんだという不可思議な感覚と、不思議な場所に’.’をもつtitleに驚いたのだった。

   そこから何年か経ってもちゃんと、この地味に美人な…YUKI(JUDY AND MARY)とすぐに勘違いして
   しまう女の子(そう、YUKIも最近HELLOという同じtitle
の曲を出している  )の音楽はチャートを
   にぎわしている。たとえば40歳をだいぶ越えてきたぼくにとって、等身大だとか感情の移入だとか
   そういうには面映ゆい感じがするのだけれど、季節感とか…ふわふわした感情のすぐ下層にあるような
   ものを刺激するからだろうか。
   いつか聞いている。

   paradise kiss の向井理や北川景子のまわりの世界は、ぼくとはかけ離れた派手な世界の裏側の
   お話だけれど、その主題曲であるこれは、もっともっと内面を唄っていてぼくをくすぐってくれる。

   女の子が好きな男の子を「やさしい悪魔」と表現したりする感覚は、1977年夏にキャンディーズが
   唄って以来、30年を経過しているのにまだ新鮮だ。
   京橋駅のはずれの、少し小さな昔風な喫茶店にいる、笑顔の女の子の店員さんとなにか通じるのなら
   歌詞のせいなのだと思う。

     



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