かどくら邦良@高崎市議会議員 ブログ

思いをブログに綴ります。

2014.2.23 危機の立憲主義と、この国の行方

2014-02-23 01:56:15 | インポート
立憲主義とは、憲法が権力者を縛るものである。

安倍首相は、衆議院の予算委員会で「最高責任者は私だ。選挙で審判を受けるのは内閣法制局長官ではない。」と立憲主義を否定する発言をした。

憲法9条を中核として戦後積み上げてきた平和主義を否定し、集団的自衛権を認める解釈改憲を最大目標としている安倍首相の思いの発露だと思うが、総理が変わる度に憲法解釈を変更できるのであれば、裁判所も民主主義もいらないことになる。

立憲主義の「いろは」の「い」も理解できない人間を日本の総理にしておくことは、極めて危険である。

現に、安倍総理が事実上任命したNHK会長やNHK経営委員のとんでもない発言を聞いていると、この国がどこにいってしまうのか、本当に不安になる。

安倍総理の靖国神社参拝も、対外的な批判と緊張を拡大させている。そして日米関係に大きなヒビが入ってきている。

安倍総理は、国会での振る舞いや答弁を見ていれば誰でもわかるが、本質的に気が弱い人間。そんな人が反知性をむき出しにして最高権力者として権力を行使することこそ恐ろしいことはない。このままでは戦後日本の社会の土台は崩れてしまう。

もはや、「保守とリベラル」「保守と革新」などという対立軸ではない。

超保守の気の弱いエセバーバリアンとどのように立ち向かっていくのか、思想と行動が問われている。

昨日は、高崎・玉村スマートインター開通式。あいさつまわり。


2014.2.22 降雪被害

2014-02-22 01:54:36 | インポート
高崎市内をはじめ、県内各地で大雪により農家のハウスが潰れている。

群馬県は国に対して激甚災害法の適用をと政府に求めているのだが、適用されてもされなくても、早期の支援が必要だ。

わが会派のリベラル群馬として、本日の本会議で潰れたハウスの農家の方々への支援策について県に求めていく。

農業共済適用の迅速の対応、保険、共済に入っていない潰れたビニールハウスへの対応などについて質す予定だ。

円安によって燃料代が騰がっているハウス農家にとっては、ダブルパンチだ。このままでは3.11原発放射能被害以来の農業廃業者が出てくるかもしれない。

ハウスの潰れ具合は、もの凄い状況。しっかりと対応していく。

昨日は県議会本会議。



2014.2.21 冬季オリンピック

2014-02-21 01:05:47 | インポート
ロシアのソチで開催されている、冬季オリンピックの盛り上がりが今ひとつである。他国の反応はよく分からないが、少なくても日本においては、これまでにない盛り下がりである。

オジサン世代としては、41歳のジャンパー葛西紀明が銀メダルを獲ったことは喜ばしいし、フィギュアで金メダル者も誕生したが、盛り上がりは今イチというか今ニ、今サンである。

原因はなぜなのか? 日本におけるスポーツの多様化、冬季スポーツの人口の低下、日本全体がなんとなく落ち着きがないために、冬季オリンピックに集中しきれない、などなど色々考えたが、これだという理由がスパッと浮かんでこない。

自分に引きつけて考えてみると、テレビで観戦していての感想は、端的に言って「つまらない」ということである。スポーツ好きの私としては、冬季オリンピックに関心を寄せていたのだが、「つまらない」のである。

自分の中で「つまらない」の原因を考えてみるのだが・・・自分が歳を取ったのか、スポーツへの関心が薄れたのか・・・。

もしかしたら、オリンピックというイベントそのものに対する、私はもちろんだが、世の中全体が「飽き」はじめているのだとしたら、2020年の東京オリンピックはどうなってしまうのか。

1964年の東京オリンピックは成長と拡大の象徴だったが、2020年の東京オリンピックは脱成長の象徴となるのだろうか。

過剰が、あらゆる領域で後退する中で、東京オリンピックは日本の曲がり角の象徴となる予感がする。

昨日は県議会。


2014.2.20 八ッ場ダム建設を問い続ける!

2014-02-20 00:58:01 | インポート
雪の影響もあり、たまっている仕事が捌き切れない。行かなければならない所もたくさんある。

来週からは常任委員会の質問づくりも佳境に入る。質問づくりは、現場をどこまで分かっているかが最大のポイント。執行部とのやりとりでは、現場の掌握度で、質問の迫力も大分違ってくる。

来週は長野原町の八ッ場ダム建設現場に行って、現地や地元の皆さんの声を聞いてくるつもりだ。八ッ場関連の質問づくりに活かせたらと考えている。

八ッ場ダムを考える1都5県議会議員の会も、総会をしばらく開いていない。4月には開催して反転攻勢をかけていきたい。

八ッ場ダム建設はバラ色ではない。そのことを、どんなに厳しい政治状況になっても訴え続けていくことは、私たち議員の会の責務だ。

これまた、もうひと踏ん張りだ。

昨日は県議会、陳情処理、お祝い会。


2014.2.19 順子のお母さん

2014-02-19 00:41:48 | インポート
私が大変お世話になっている同級生の順子さんの、お母さんがお亡くなりになった。

順子さんは現実世界でも、バーチャルな世界でも、自らの行動理念である「天動説」に従って、日々パワフルに生きているのだが(笑)、お母さんも「肝っ玉かあさん」の京塚昌子のように、面倒見の良い人だった。

        

私が県議に当選した最初の年だったが、青年部主催の焼サンマパーティーで残ったサンマを順子さんのお母さんに差し上げたところ、その御礼にといって自作の川柳をいただいた。サンマの味のように奥深い川柳で、「お母さん、センスある」と感じた次第である。

古い記憶を辿っていくと、順子さんのお母さんは小学校3年生の時、当時大ブームだった記念切手収集でも世話になった。

吉井の郵便局に、朝3時から並んで「大蔵省」つきの部分を1枚買うために並んだ。それでも大蔵省は、その前から並んでいた先輩諸氏に全部買われてしまったのだが、当時吉井郵便局に勤めていた順子さんのお母さんに窓口で「ハイ、邦ちゃん」と言って1枚取って置いてくれた「大蔵省」つきの切手を売ってもらった。

とにかく、うれしくてうれしくて、本当はイケナイことなのだが、無性にうれしくて。

そんな順子さんのお母さんとサヨナラだ。

順子さんとは、お互いの太った体を見あいながら、どっちが先に死んじゃうのかなと、いつも話しているのだが、その日は日々カウントダウンだ。

「順子のお母さん」へ。私たちは残された1日、1日を大切に生きています。それではまた天国で。

昨日は県議会、陳情処理、新年会。