大阪・桜宮高バスケット部、柔道女子日本代表などなど、スポーツをめぐる暴力と指導の問題である。桜宮高の場合は、部員が自殺してしまったために大きな社会問題となっている。
そこに、あの橋下大阪市長がここぞとばかり、政治による教育への介入拡大を目論んでいる、というより、むしろこの事件を利用して自らの存在感をいかにしてアピールするかに腐心しているように見える。
これらの一連の問題をどう考えるかといえば、暴力、体罰は許されないし、暴力、体罰は指導者として失格である。これは綺麗事ではなく、心底からの思いである。
私自身の経験に則して考えてみると、中学時代の野球部は先輩が後輩を「シメる」ということは日常茶飯事で、正座、ケツバットは当たり前で、私自身も上級生の時は加害者でした。
私が最上級生の時、練習試合に負けて帰ってきて、負けたのは後輩のせいとイジメが始まり、それを見つけた監督さん(教師になって1年目の先生)が我々を叱りとばし、さらに監督さんをナメきっていた同級生が反論すると、3人位がビンタをもらいました。
監督さんは我々に、泣きながら「負けたのを下級生の責任にする、そんな卑怯者なのかオマエたちは」と怒りまくりました。
今でも当時の野球部の同級生で集まって飲む時に、その話は必ず出ます。
その後、我々上級生も本当に心を入れかえて練習に打ち込むようになり、最後の夏の大会は多野郡予選で負けましたが、今でも当時の監督さんに感謝をしています。その監督さんも今年で教師を退職します。
もうひとつは富岡高校野球部時代です。
我が野球部は東野監督さんの指導もあり、先輩、後輩間で暴力や「シメる」といったものは全て禁止されていました。3年間一切、暴力等のそういったことはありませんでした。
ただ、監督さんから見逃しの三振すると、バットのグリップでコンと軽く一発というのがあったのと、守りの練習中にあまりにエラーが多いと気合いが入っていないと、たまに、本当にたまに、平手で叩かれることもありました。
ただし、叩かれるのは1発で、監督さんが叩く選手はチームの中心選手だけでした。したがって私は、叩かれたことはありません(笑)。
そして監督さんは常々「富高の選手は叩かなくても口で言えばわかるはずだ」と言い、極力、叩くということをしないと強調していました。
以上、拙い私の経験でありますが、監督=教師から叩かれることがあっても、私の野球部の中で一切の異議や疑問は、卒業後も先輩、後輩からも聞いたことはありません。
しかし、しかしです。教育やスポーツ指導に、暴力やパワハラは必要ないし、間違っていると私は考えます。
私の経験は、たまたま「運」がよかった事例であり、そういった事例を普遍化し、暴力を肯定していくのは悪しき経験主義です。
戦後に営々と続いてきた戦前日本軍隊方式を受け継ぐスポーツ指導における暴力から決別するラストチャンスであり、決別することが自殺をした生徒やその親御さんへの償いとなるはずである。
昨日はあいさつまわり、多胡碑マラソン、再びあいさつまわり、前橋市議選応援。
そこに、あの橋下大阪市長がここぞとばかり、政治による教育への介入拡大を目論んでいる、というより、むしろこの事件を利用して自らの存在感をいかにしてアピールするかに腐心しているように見える。
これらの一連の問題をどう考えるかといえば、暴力、体罰は許されないし、暴力、体罰は指導者として失格である。これは綺麗事ではなく、心底からの思いである。
私自身の経験に則して考えてみると、中学時代の野球部は先輩が後輩を「シメる」ということは日常茶飯事で、正座、ケツバットは当たり前で、私自身も上級生の時は加害者でした。
私が最上級生の時、練習試合に負けて帰ってきて、負けたのは後輩のせいとイジメが始まり、それを見つけた監督さん(教師になって1年目の先生)が我々を叱りとばし、さらに監督さんをナメきっていた同級生が反論すると、3人位がビンタをもらいました。
監督さんは我々に、泣きながら「負けたのを下級生の責任にする、そんな卑怯者なのかオマエたちは」と怒りまくりました。
今でも当時の野球部の同級生で集まって飲む時に、その話は必ず出ます。
その後、我々上級生も本当に心を入れかえて練習に打ち込むようになり、最後の夏の大会は多野郡予選で負けましたが、今でも当時の監督さんに感謝をしています。その監督さんも今年で教師を退職します。
もうひとつは富岡高校野球部時代です。
我が野球部は東野監督さんの指導もあり、先輩、後輩間で暴力や「シメる」といったものは全て禁止されていました。3年間一切、暴力等のそういったことはありませんでした。
ただ、監督さんから見逃しの三振すると、バットのグリップでコンと軽く一発というのがあったのと、守りの練習中にあまりにエラーが多いと気合いが入っていないと、たまに、本当にたまに、平手で叩かれることもありました。
ただし、叩かれるのは1発で、監督さんが叩く選手はチームの中心選手だけでした。したがって私は、叩かれたことはありません(笑)。
そして監督さんは常々「富高の選手は叩かなくても口で言えばわかるはずだ」と言い、極力、叩くということをしないと強調していました。
以上、拙い私の経験でありますが、監督=教師から叩かれることがあっても、私の野球部の中で一切の異議や疑問は、卒業後も先輩、後輩からも聞いたことはありません。
しかし、しかしです。教育やスポーツ指導に、暴力やパワハラは必要ないし、間違っていると私は考えます。
私の経験は、たまたま「運」がよかった事例であり、そういった事例を普遍化し、暴力を肯定していくのは悪しき経験主義です。
戦後に営々と続いてきた戦前日本軍隊方式を受け継ぐスポーツ指導における暴力から決別するラストチャンスであり、決別することが自殺をした生徒やその親御さんへの償いとなるはずである。
昨日はあいさつまわり、多胡碑マラソン、再びあいさつまわり、前橋市議選応援。